感情で仕事するやつは切り捨てる

なんとも物騒なタイトルですが、まあみていってください。

ここ最近、リーダーシップに関する書物等々を読み漁っているんですが、チームにとって一番厄介なものは何か?ってことを考えた時、コイツだと思ったんです。

「感情」

人間なら誰しもあるものですが、仕事において、チームプレーにおいてはこれが味方になってくれる時もあれば、敵になってしまう時もあると。どんなにデザインされたチームでも、結局「たった1秒」でひっくり返されるんですよね。残念なことに。

サッカーでも攻めに攻め続けて、得点の予感がする展開でも、カウンター一本で終わってしまう…そんな感じです。いやあ恐ろしい…


どんな業態の、どんなジャンルの仕事でも、チームを形成して仕事するものであれば、チームの出せるMAXパワーは構成する「個の存在」にある程度依存してしまうのは仕方ありません。

リーダーとしては、チームをどう動かして結果を出すかってことが至上命題です。

なのにも関わらず大体の場合は、リーダーはメンバーを選べません。与えられたメンバーで戦うしかない。下手すると、ポッポやピカチュウだけで、カイリューやリザードンに勝てと言われてしまうくらい、無謀な結果を望まれることもあります。

そんな無茶な世界で生きるリーダーたちは、チームをどうオーガナイズしたらいいんでしょうか?

個人的にはまず「感情」による影響を可能な限り排除することから始めないといけないと思っています。つまり、ルールの制定、ディシプリン(規律)を整えるところからですね。

「個」の力はかなり強力なので、どうしてもそこに頼りたくなるのは僕も失敗経験があるのでよくわかります。簡単に結果が出るし、目先のことを改善したいなら「個」の力で解決してしまうのが最も早い。

でもそれって根本的な解決にはなっていなくて。ルールなきチーム、ディシプリンなきチームで「個」を発揮させてしまうと、勘違いや軋轢を生んでしまうんです。

例えばそれまでルール化された組織力を武器に仕事していたとしましょう。さらに結果を求めるには、本来であればそのルールを見直すか、根本的にやり方を変える必要があるんです。が、そこにもっと成果を上げようとすると「強力な個」の存在を投入しがち…ただ、最初は結果が出るんです。

でも残念なことに時間が経つごとに徐々にメッキが剥がれていきます。そのチーム本来のやり方ではないため、一部のメンバーからの反感を買ってしまったり、そうじゃなくても今まで培ってきたものを蔑ろにしてしまうことでルールそのものを瓦解させてしまうんですね。

こうなるとチームとしてはもう、崩壊一歩手前です。「個」の存在の扱いを変えない限り(認識を改めない限り)チームに結果もディシプリンも戻ってきません。


得てしてそういう「個」の存在は、強力なパワーを生み出すために「感情」を利用しています。本人すら気づいていないかもしれませんが感情で仕事しています。

チームがうまくいかない時ってこの「個」の存在が調子に乗っているんです。自分は結果を出してきた、これで成功してきたから間違っていないって。それを全面に押し出すことで今までは押し通せてきたから今回もそうするって。よくいませんか?「前の職場ではこうしてきた」って言っちゃう超絶残念な人。あれですよ、あれ。チーム内でそういう発言しちゃう人って良い意味では本能に忠実なんですが、感情に抗えてないいい証拠です。

まさに「感情のビックバン」ですね。もう誰も、何にも止められないアンタッチャブルな存在になってしまう訳です。

今までうまくいっていた(ように見える)チームが、一瞬で崩壊する瞬間です。感情という強力な武器を誤って使われてしまうがために起こる悲劇。


リーダーとしては、組織としてはこういう存在は消すしかありません。言って改善されるならまだいいと思いますが、ここまで調子づかせてしまったからには、チームを変えるための特効薬として「個」の存在を切る。日本の法律上、簡単にはクビにはできないので、異動なり、なんちゃら処分なり、それなりの対処を進めていかないといけません。


これがタイトルにもあるとおり「感情で仕事するやつは切り捨てる」ということです。

背景としてはリーダーの不勉強であったり、あまりに強すぎる「個」が組織にマッチングしていなかったりと理由はたくさんありますが、まあ要するに合っていないんですね。その場所に。

チームから変な風に飛び抜けてしまった存在は、本人にとっても、チームにとっても何もいいことはありません。場所を変えるしかないですね。

よくチームは生き物と表現されますが、まさにその通りです。たった1人の存在が、チームの生態系を壊し、不調にさせる。

だからこそリーダーにはチーム論を学んでほしいなとも思います。何も知らないままチーム運営するのはあまりに危険すぎる。勉強していても目先に結果に飛びつけば、僕みたいに失敗することもある。

チームを守るには、壊し方をしればいいので、最後に参考までにこちらの書物をご紹介しておきます。


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