パスのタイミングがずれると……



 今日はリーダーからメンバーへのコミュニケーションのお話。

 毎日タスクに追われながらも、メンバーの調子を見ることは忘れません。これは気に入られたいとかではなく純粋にメンバーの状態を把握しておかないと、チームとして最適を出せないからです。

 なので日々声かけをします。基本中の基本かもしれません。これって結構大事で、ちょっとした反応の違いで、その日の機嫌や調子がわかります(そもそも機嫌で仕事するのはよくないですが)。

 チームの規模次第では全員にというわけにはいきませんが、それでもなんとか直接もしくは間接的にメンバーの状態は知るべきです。じゃないとタスクを振る、ちょっとした相談をするときにタイミングを間違えます。

 これ、結構難しいんですよね。

 じっとみんなのことを観察して、タイミングを見計らって話しかけることができれば大きくは外さないんですが、こちらもタスクを進めながらとなると、ほんとに一瞬の隙を狙ってコミュニケーションをとるしかありません(僕はコミュニケーションのことをパスと呼んでいます)。

 ですが、このパスがずれる瞬間があるんです。もちろん100%うまくいくなんて思っていませんが、相手がタスクを前に進めたいときに、そこに立ち止まらせるようなパスを出してしまったら、、、

 相手も困ります。いや、困るだけならまだいいです。ともすれば怒り出すかもしれません。

 個人的には精神的に若ければ若いほど、立ち止まるパスを受けさせたらイライラさせてしまう傾向があると思っています。やっぱり前に進めたがる。これ自体は悪くはないんですが、チームというのは決してひとりで成り立っているわけではないんですね。

 ひとりでどんどんと前に進んでも、そこには誰もいないかもしれない。そこでできることなんてのはたかだか知れています。あくまでチームでの仕事となるので。でもそれがわからない、理解できていないとイライラした態度をとってしまうと思っています。

 気持ちはわかります。やっぱり自分のタイミングで仕事したいですし、パスも受けたくなるものです。それは僕もそう。

 でも自分の意図したタイミングでのパスではなかったとしても、怒るのは違う。相手にも事情があって、考えもあります。普段、考えている人ほど、タイミングには意図があります。
 
 僕は結構、忙しいタイミングで相談を持ちかけてしまうことがあります。半分は狙って、半分は何考えずに。

 みんなの熱量が高いときは、どんなタイミングでも大丈夫です。多少のことは気になりません。でも、なんだか気が乗らない、波があるなーと思ったときのパスは思わぬロストになり、チームとして変な空気になってしまうことがあります。

 できれば毎回完璧を目指したいものですが、それをできる人はいません。なぜなら人の考えなんて100%当てることはできないから。そんなことができたら、その能力で違う仕事を探した方がいい。

 パスを高確率で通すには、それだけパスの出し方について引き出しが必要になります。どんな体制、どんな形でも、決定的な仕事ができるようになるためには、勉強しかない。

 1日にできる勉強量なんてたかだか多くはないかも知れませんが、コツコツとでもやっていきたいと思います。
 
 

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