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コストか?クオリティか?

こんばんわ、だぴてぃです。
臨床検査技師をしたり、ブログを書いていたり、noteクリエイターであったり、臨床検査技師サークル【えむてぃ】の運営をしていたりします。

さて、先ほどこんなツイートをしました。

コストとクオリティ
コスト重視の人もいれば
クオリティ重視の人もいる
どっちも間違っていないけど大事なのは、どうやってニーズに応えるか
そこをちゃんと意識できていないといい仕事とはいえない
そんなことを考えながら今日もいってきます

仕事をしていると必ずといっていいほどぶち当たる問題として「コストか?クオリティか?」という問題です。ご多分にもれず、ぼくの職場でもしょっちゅう論争がおきています。

今日は答えがでないこの論争をちょっと考えてみたいと思います。

ベストはコストをかけずにクオリティ上げる

これが最強です。

でもそんなことは激ムズだということは誰しもが知っています。だからこそどっちかに振れてしまう。

ぼくは臨床検査技師なので、かんたんに検査のことで考えてみます。最強なのは

「検体を見て、数値を出す」

これですね。

こんなことできたらもう機械なんていらないですし、コストはかかっていないですよね。その人の人件費くらい。

できないからこそ、いい機械を使って、正しい方法で測定して、正確な結果をだす。

そう、コストをかけないとクオリティは上がらない。これが世の常というものです。

クオリティあげるにはコストをかけるしかないのか?

だからといってコストをかけてもクオリティがあがるとは限りません。

それは思考停止。先人たちは知恵というものをぼくたちに残してくれています。これを使わない手はない。

大切なのは「クオリティをあげるにはどうしたらいいか?」と考えること。コストをかけるのはクオリティを上げる手段のひとつでしかない。

ここを履き違えている人がいます。どんな業種の人であれ、その分野のことしか考えていないとコストをかけたがります。だってその方がいい仕事ができる確率があがるから。

コストをかけて、今まで自分の手でやってきた手間がなくなるという成果があるなら、その空いた時間を利用して何ができるか?を考えるべきであって、「単純に楽になるから」という理由ではもったいない。

得られる結果が「楽になる」とか「気持ちがいい」など、自分の感性や主観ではコストパフォーマンスは考えられません。というかそれはただの自己満足。

また、今まで出来ていないことをできるようになるならといってコストをかけるべきという人もいますが、これも「できるようになったら何が生まれるのか?」を考えるべきで、ただできたからといって満足するようでは、これまたもったいない。もう一歩進んで考えていくべき。

コストはあくまで手段。ちょっとした工夫でやれることはたくさんあるはず。まずはそこを考えましょう。

ヒントはそこらへんに転がっている

自分一人で考えるには結構限界があったりします。

ぼくの場合だと、凝り固まった考えをしているなと思ったら速攻で「自分より経験がない人」に聞きに行きます

理由はカンタン。斬新なアイデアをくれるから。

経験がバイアス(思い込み)となって、新しい発想を妨げていることも多々あります。なので、経験がない人に相談することで思ってもないヒントが得られることもあります。思ってもない角度から意見をもらうと「ああ!その手があったか!」となったりします。

ここでも「新人のあいつに何がわかる!」とか「うちらの実情をしらないから好き勝手いえるんだ!」と言ってしまう人がいますが、これはもはや論外です。そんなつまらないプライドなんて、どっかにポイってしてしまうべきですね。
いや、もちろん結果を残せるなら話は別ですが、結果を残せるひとって、強烈なカリスマ性がある人か、他の人からインスピレーションを受けて謙虚に考えられる人です。
アイデアを突っぱねている時点で結果を残せる可能性は限りなくゼロです。

自分の思い込みでせっかくクオリティを上げるチャンスを逃すのは、愚の骨頂と叩き込んでおきましょう。

クオリティをあげてどうしたいの

最終的にここがしっかりしていないと意味がないですね。

ただ「クオリティあげるぜ!」って叫んでいるだけでは、ただの意識高い厨になってしまいます。いやですよね、そんな痛い奴になるのは。

クオリティをあげてどうしたいのか?どうあるべきなのか?

これまた検査技師のことで恐縮ですが、ぼくらの業界の「いい仕事」というのは患者さんの体の中のことを早く、正確に、明確に表現することです。

つまり、患者さんの命に直結しているんですね。クオリティというものは、最終ゴールがどんな形なのかをはっきりさせることで見えてくるものだと思います。

クオリティとコスト。いたちごっこみたいな関係性ですが、ずっと切っても切り離せない関係性にあります。
ただ、どっちかがいいみたいな論争は時間の無駄。「最終的にどうしたいのか」「どうあるべきなのか?」を考えて、いかにそこに近づけるのかを考え抜く。

そのひとつの手段としてコストをかけるなら全然OKだと思います。

でも、脳停止でコストをかけるとか、かけないとかというのはナンセンス。いますぐやめてしまいましょう。

今日はそんなコストークオリティ論争についてでした。

ではまた明日!

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現在、臨床検査技師のサークルを運営しています。現役の臨床検査技師で管理職だからこそできることを中心ですが、発信内容はマネジメントに関することや、働き方のマインドに関することがメインです。もちろん検査技師の実態に合わせて発信しています。

また、検査技師同士の交流も大切にしています。こちらはこれから伸びていくと思っているので、どんどんご参加していただければと思っています。


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