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香川1区           映画『国葬の日』公開を前にして フルコースの映画鑑賞記録 掘り出す。fromじごふるラジオby地獄とフルコース radiotalk

映画『国葬の日』公開を前にして過去葬った『香川1区』の下書きそのまま掘り出す。

(こちらは2021年12月28日に記述したものです。)

とにかく美しかったです。
とにかく感動しました。
鑑賞中ずっとずっとポロポロポロポロと涙が溢れてました。
涙が流れるのは脳が感情処理出来なくなった時に出てくるといった類の話を過去に聞いた気がしますがそういった事なのでしょうか。
何よりも、観終わって自分の中で何か変わったのか分かりませんが清いような気持ちや何より何か希望のようなものを感じました。

観終わってなんだか、うどんが食べたくなって丸亀製麺へ行きました。
ポレポレ東中野で観た方は中野駅の近くにありますので是非。
私はそこでうどんを啜りながら、色んなシーンを思い出して涙が急に溢れて今度はもう止まらなくなってボロボロボロボロ泣きながらうどんを啜ってました。
我ながらマンモス西やないかいっとツッコんでみましたが、考えてみたらマンモス西はうどん食った後に矢吹に殴られていたのではと思い返しました。

久しぶりに映画を鑑賞して正直1900円って高いなと観る前思ってました。しかも上映時間2時36分は長いなとも思ってました。しかしながらその2つの懸念は簡単に覆されました。
そしてたまたまだったのですが今回鑑賞した夕方の回は監督登壇もあって私が元予定していた通常上映だった昼の回に比して入りも多く、
元来ゆったり観られた方がいいなと思っている私のスタンスこれは前の2つの懸念と違い崩れる事はないと思っていたのですが、それもが崩れました。それはクライマックスのシーン選挙事務所で開票までの一連の流れ臨場感をシアター内にいた満員の人達と疑似体験出来たように思えたからです。

私が参加してるTwitterというアプリでも微力ながらですがなるべく多くの人が鑑賞する機会になればと思って上記のような事を呟きましたが、それでもなんだかこのnoteでも記したいような気持ちも沸いてきて打ち始めてしまいました。

打ち始めると結局拙い駄文でお恥ずかしい限りでいかにもな事しか打てない上にまとまりがなく何が言いたいのかもよく分からないのに打ちたくなってしまっているのだなと気付いたのですがそれぐらいの感動あっという間だったけど心がずっと騒がしかった観終わった後のこれからへの僅かな渇望。
自分自身で驚きばかりでした。
内容について触れるのは野暮な気がするので是非、映画館でなるべく多くの人に観てほしいに尽きます。
普段こんな事打つなんて嘘くさい奴だと思ってしまう方だし先ず私のような得体の知れないインターネットの声で不審に思われるのかも知れないですがそれでもやっぱり言いたくなってしまったんです。
何か自分の中に芽生えたような或いは思い出したような、私にとって初めてロックンロールを聴いた時のような、そんな気分で溢れています。

私は自業自得だと思いながらもいわゆるイケてる方じゃない生活をしてます。
政治なんて変わらないんじゃないかとか思ったりした時もありました。
自身の生活を悲観して思うことも多々とあります。
別に今すぐに何かが変わるわけではないんですが少しずつ良い方向に向かうこともあるのかも知れないと感じました。そんな映画でした。 

今更ですが少し冷静になるよう心がけてみて、私が映画を観てどうリアクションしたかよりも、仮に少しで興味ある方がいたとしてこの「香川1区」という映画をどう楽しめるかをせめて記した方が良い気がして考えたところ、やはり去年公開されて話題になった
「なぜ君は総理大臣になれないのか」
こちら観てから観るとより一層面白みが増すように思います。

おい、そんなん当たり前やろっと言う声が聞こえて来そうな程はまあ人は見ないでしょうけど、

私自身がひねくれで続きものを平気で2から観たりするたちなんですが、やっぱりこれに関してはクライマックスの娘さんのスピーチの重みもそうですがここに出てくる全ての人やシーンが前作の17年間が乗っかってスパークというか蕾が開くというのかそういった感じもあり絶対これはオススメです。
それでも時間がという方は上映期間中に映画館で観た方が良いので先に「香川1区」を観て下さい。
でもその後「なぜ君は総理大臣になれないのか」を観て下さい。そうすればもう一度きっと「香川1区」を観たくなると思います。
もういよいよ何を言ってるか分からなくなってまいりました。

だのでそれこそせめて、
最後に大島監督が登壇トークでお話しになった内容でなる程と膝ポンだった事を折角なので記しておこうかという次第です。
もはや、いやずっとですが脈略なく。

それはチラシデザインについて、
この映画のチラシ私が知る限り2種類存在します。
恐らくティザーと本チラシなのではという憶測なのですが、この私の中で本チラシと思ってる上写真のチラシ
一体なんだろうと思っていたら、
デザイナーさんの意図として
平井さん、町川さん、小川さんのカラーをモチーフにして投票率の割合からモザイク状に散りばめられたようです。
監督がそれを説明しないと分からないデザインって一旦どうなのと冗談まじりに仰ってはいましたが、ずっと変わったデザインだなと気になっていた私にはまさしく膝ポンでした。

ここからまた大変身勝手な個人的感想になりますが、私には「香川1区」で起こっていたことはこのデザインに象徴されることでもあるなと思えたので尚更興味深く思われたのです。

飛躍してもう一点加えると
それは作品内で監督自身が多分遠くにいた所からわざわざ駆けつけただ一言この映画は小川淳也氏のPR映画ではありません。
ということだけを平井さんに伝えようとしたのがめちゃくちゃにカッコいいシーンだったのですがそれが物語っているように、
監督は今回の登壇トークで自民党の強さの秘訣を知りたかったのはテーマの一つではあったというようには仰ってましたが、それでも決してどちらかの肩入れという訳ではなく序盤の平井さんへのインタビューの姿勢などからも伺えるようにまた改めてタイトルからもやはり香川1区を眺めて見えてきたものであってどの人を支持するもそれぞれ有権者の事情があるのだろういうのを感じたし、それは小川さんが「なぜ君は総理大臣になれないのか」から言っている勝った51%が49%の事も置き去りにしないというのがあるんだろうなと思いました。

むしろ平井氏の演説でPR映画で云々という発言がありましたが、県民の6割が読む紙面はどうなのだろうかというのは誰もが思ったと思います。

こんな私のような教養もあまり感じられないような人間でもとても有意義に思える映画体験でした。どのような感想を抱くも様々だと思いますが多くの方が観て少しでも良い方向に向かえば良いなと思いました。
もしこんな胡散臭い駄文をここまで読んで下さった方がいらっしゃいましたら貴重な時間を心より感謝申し上げます。

そして穢らわしのですが私、こういった事は無縁に近いおバカラジオを配信しており、それの普及の為にこのnoteをしておる要素も大いにございます。
今回の記事に関しては「香川1区」が広まれば良い一念で打ち始めてはいたのですが、
もし興味がある方がいましたら、radio talkというアプリで
じごふるラジオ という番組を配信しております。万一アクセスして頂ければ幸いでございます。

最後にまさしく蛇足を付け足してしまいましたが、
「香川1区」を少しでも多くの方が鑑賞することあがあればと重ねて思い至りました。

フルコース from地獄とフルコース
(2021年12月28日)

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