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価値観の大切さ

こんにちは。

今日は、価値観について
フォーカスしたいと思います。

退職理由で毎回トップに挙げられるのが、人間関係です。

私自身も過去2度退職していますが、どちらも根本的な原因は私と職場、職場の人間関係の不一致でした。

この記事では、職場に限らずに価値観の合わない人と無理に合わせようとするのは、お互いに不幸になりますということを書きたいと思います。

1、お金のために無理に行き続けた仕事

最初の職場は、正直なところ価値観が合わないと感じていました。

会長は、精神論大好きでしたし1年に1回精神を鍛えるような研修プログラムが用意されていました。非常に憂鬱でしたし、他の社員も喜んで研修プログラムに取り組んでいる人はあまりいませんでした。

仕事の現場も常に人不足でパートさん1人でも欠勤が出たときには、出勤しないといけない(もちろん、休日手当は皆無)ので、本当に憂鬱でした。

しかし、自分が休むと現場が回らなくなるという思いと生活していくためには、無理をしてでも行かなくてはいけないという思いから重い足をひきづって仕事をしていました。

上司からも毎日のようにプレッシャーをかけられ続けていましたし、パートさんの人間関係でも悩みは尽きませんでした。

結局は、日々のストレスから体が悲鳴をあげてしましました。最終的には酷い手荒れの症状が出てしまいました。精神的にも病んでしまい、最後は、逃げるように退職を申し出ました。

2、無理して仕事を続ける人がいかに多いか

実際に私が退職を申し出たときには、この会社でやっていけないと他の会社でやっていくことも厳しいぞという退職時のお決まりの脅し文句を言われましたが、自分の意志で退職をしました。

私が以前所属していた会社では会社を辞めたいと思いながらも生活が〜、マネージャー職まで出世したのだから今辞めるのは〜とかそういう思いを感じながらも仕事をしている人が多い印象でした。

これは、私が以前所属していた会社に限らず、世界的にも多い現象のようです。今の会社とは合わないけれども生活のために仕事を辞めるわけには行かないという人が大半ということでしょう。

特に日本は、今の仕事への満足度や会社へのエンゲージメントが諸外国と比較しても低いというデータも出ています。

私自身も社会人になってからの10年間は、会社の恨みや辛みを抱えながらも生活のために仕事をしていましたから気持ちは非常にわかります。退職して転職をするのは、本当に大きなリスクも伴いますし、私自身、1回目の転職先では、価値観が合わずに精神的に参ってしまいました。

3、日本の生産性が低い理由(私の感想)

日本の生産性は諸外国と比較しても低いということは何年も前から言われていることです。

無駄な会議や朝礼が多かったり、メールや電話の定型文を書いたりすることなどが原因として挙げられていますが、個人的にはもっと根本的なところに原因はあると思います(業務上、海外にメールを送信することもありますが、海外にもメールの定型分はあります)。

1番の原因は、価値観の合わない会社で無理に働いていることではないでしょうか。毎日行きたくないと思いながら仕事をしていても生産性が上がるわけないですし、スキル的な面も身につきません。

今後の日本は、アメリカのようなJOB型雇用に変わるのではないかということが言われています。JOB型雇用にもいい面と悪い面両方がありますが、日本の社会がより良い方向に変わっていく一つのきっかけになればいいと思います。

4、今の日本に転職先はある

今の会社には嫌気が差していて、転職がしたい。でも、転職するには何もアピールできる材料がないという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

私自身も同じ悩みを抱えて何年間も惰性に仕事をしていましたから気持ちは本当にわかります。限界と感じたときに思い切って転職に舵を切りました。が、いざ履歴書、職務経歴書を書こうとも何を書けばいいの??資格は一応取得したけど、調理師、第1種衛生管理者くらいで、専門性のある資格ではないし、アピールできることはほぼないと思っていました。

実際に書類選考に通過しても、次の面接試験で不採用通知の連続でした。

それでも、こんな自分を拾ってくれた会社はありました(その会社とも価値観が合わずに1年持たずに退職してしまいましたが)。

もし違う職種にチャレンジしようとしたら、初心者から未経験者のステージまでスキルを上げてくれる仕組みを国や自治体、企業が用意してくれています。

私が通ったのは、IT人材を育てるための職業訓練校でした。職業訓練校は各地方自治体にありますから、そこでチャレンジしてみるのもいいと思います。IT人材は、35歳までと言われており、確かに年齢がそれ以上の人は厳しいことは否めません。しかし、40代でもIT企業に就職している人もいましたから、チャレンジしてみる価値はあると思います。仮にうまく行かなくても経験は無駄にはなりませんし、毎日会社の愚痴を言いながら惰性で仕事をしている人よりはずっと前進しています。

5、結局は価値観が重要

ただし、転職する上で気をつけたいことは内定ばかりを目標にしていては、次も同じ失敗を繰り返す可能性が高いということです。

日本の生産性が低い理由で紹介したように、いくら自分が頑張ろうと思っても会社や一緒に仕事をする人との価値観が合わないと仕事をするのも嫌になってしまいますし、苦痛です。そんなところで働いたら誰だって病みます。

一緒に働く人は、入社してみないとわからないところはあります。しかし、会社の価値観や理念は、入社前に確認することができますね。求職票、会社のHPで確認したり面接で直接確認することもできます。

面倒かもしれませんが、人生の時間の大部分を使う仕事ですから、徹底的に分析することが非常に重要になってくると思います。

私自身、今の会社は完全に未経験で入社して、今の職場の戦力になるまでは半年程度の時間を要しました。しかし、今はヒヤリな出来事もありながらも上司から信頼されてシフトを回しています。

結局、個人差はあれど業務に必要な知識は身についていきますし、作業スピードも自然と上がっていきます。ただし、お互いの価値観だけはどんなに頑張っても埋め合わせできないです。離婚原因の1位は価値観の不一致ですし、退職理由の上に上がるものも突き詰めていけば価値観の不一致になります。

なので、この人は、この会社とは本当に自分と合うのだろうかという直感を信じることが大事だと思います。大体、合わないと感じていれば相手も合わないと思っていますから。

最後に

価値観の合う人と時間を共有することは人生の満足度を決める大事な要素だと感じます。

よく、学校の道徳の授業では、みんなと仲良くしましょうと言われますが、現実的には無理な話だと思います。

多くの人、会社がさまざまな価値観のもとで動いているのが今の社会です。その中でこれだけが正しいということはないです。

よく入社時の面接で「合わない人がいたらどのように対応しますか?」ということが聞かれます。その答えの模範解答は、苦手な人がいることを認めつつ、相手の立場を尊重しつつも目標に向かって毎日仕事しますという内容でしょうか(思いつきで書いたので間違っている可能性も大です😅)。

個人的には、苦手でも相手のことを尊重して好きになるように努力しますというのは、模範解答で示されても答えたくないですね。理由は、無理だから😓。

価値観の合わない人と無理に合わせようとした結果が、うつ病や早期離職を生み出している現実でしょう。

どうしても合わない、生理的に無理だと思ったらとにかくその場から1秒でも早く逃げることが大切になると思います。お金を稼ぐことは重要ですが、それ以上に重要なのはどれだけ自分にとって満足のできる時間を過ごすことができるかだと思います。

お金のために我慢する人生ではなく、自分で満足のできる時間を生み出したいですね。

以上、この記事が少しでも参考になればうれしいです。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


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