変化の時代のコミュニケーション
あんたも日々誰かの成長ってことについて考えていたりするかい?
自分の家庭に子どもがいる場合なら、子どもの成長ってのは実に重要な話になるし、仕事場で一緒に仕事をしてくれているヒトの成長ってのは日常の仕事における最重要事項だったりすると思う。
仕事仲間の場合は年齢やら性別やらとかは関係なくて、変化しまくっている今という世界観では先輩でも後輩でも成長してもらうってのがめちゃくちゃ重要になる。
更には働き方改革の名のもとに、一昔前みたいな体力勝負での仕事ってのができにくい状況になっているから、男女差ってのもどんどこ縮まっていると言うのが実感だ。
※現実ととして中央値ベースで男女の賃金格差があるって事実はまだあるけれど、ここで言う差ってのは仕事で成果を残せるかどうかって意味ね。
今回は、そんな自分の周りにいるヒトに対して成長を促す言葉ってのがどうあるのが良いのかを考えてみる回だ。
ちっとみんなで幸せになる方法を考えてみようぜ。
俺たちの親世代のコミュニケーション
これは俺たちが誰かと仕事をするときにも少なからず残っているコミュニケーション方法かもしれないけれど、親から聞いている仕事の話を思い出してみると、実に多くの「指導」をしていたんだと思うんだ。
この仕事をするためにはこうしていきなさい。
このミスはこのことを考えに入れてなかったことが原因だ。
そもそも仕事はこう進めなさい。
上の世代の成功体験から培われた方法論をいかに効率的に伝えるかってのが組織を強くする源だった。
何故か?
だって大量生産による高度成長期だったんだもんよ。
いかに同じ手段を大量の人員でこなすことが出来るようにするのかってのが、会社という組織にとっての一等でかいミッションだったわけだ。
俺たちの世代に求められるコミュニケーション
じゃあ、今の俺たちに求められているコミュニケーションって何なのかって話だ。
大量生産で同じ技術をいっぱいのヒトでこなすって価値がどんどこ薄れて、変化に柔軟に対応できるヒトってのが求められる状況にある。
で、当然ヒトによって得手不得手があるから、対応できることと対応できないことがまだらになっていく。
とは言え、組織としては成果を残していかなければならないから、今まで以上にお互いの連携を柔軟かつスムーズにしていかなければならない状況だ。
じゃあ、それはどうすればできんだ?
多分だけれどさ。
「感謝」じゃないか?
仕事をこなすために必要なものって大きく分けて3つくらい何じゃないかと思うんだよ。
「経験」と「発想」と「意欲」。
大量生産時代では「経験」が一番ものを言った。「意欲」がその次で「発想」が最後って感じだと思う。
ところが今は変化に対応していかなければ行けないので「発想」が一等賞で「意欲」そして「経験」って感じになると思う。
ところが、「発想」って鍛える方法が明確にならない。
なんなら、育てることって無理なんじゃないかって思ったりもする。
むしろその「発想」を持っているヒトをどうやって見つけるのかって方が価値を生むって感覚ない?
見つけるために必要なもの。
それが「意欲」だよな。
じゃあ、どうやって仲間や家族の「意欲」を湧き起こさせるのか?
それが「感謝」だと思うんだよ。
多分、手順を伝えることが重要だった昔なら、必要なのは「褒める」コミュニケーションだったと思う。
なぜなら、手順を正確に受け継いでいるかのチェックは上の世代にしか出来ないからね。
まあ、普通に「叱る」コミュニケーションも合わせてやっていったと思うけれど、いずれにせよ「経験」を伸ばすためのコミュニケーションだったわけだ。
ところが、今は「意欲」の方が「経験」よりも求められているってのが実態だ。
その中では、「感謝」による協力関係の確認って方が価値がめちゃくちゃデカくなる。
何しろオッサンだろうがワカゾーだろうが、「知っている」ことの種類がめちゃくちゃ違う世界だ。
協力しあわなけりゃ、価値を作り上げることが出来ないもんな。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちは年代と性別を超えて感謝を伝えることが出来ると思うかい?
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