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適当なヒーロー

あんたにとってヒーローってのはどういう存在だい?

たまたま読ませてもらったNOTEさんのnote(ややこしい)にこんなのがあった。

いわゆるフッ軽な御仁である、れおさんの行動力についての感想記事だった。

そして、その行動力が「誰かのため」に向いていることを見て、ご自身の行動の目的も「誰かのため」にすることが心地よいということと読み取ったんだよね。

つまり、NOTEさんにとってヒーローとは「誰かのために動くヒト」なわけだ。なるほどなぁ。

そこでハタと考える。

俺にとってのヒーローってどういうヒトなんだろう?

今回は俺のヒーロー像について考える回だ。

あんたも一緒にヒーローって何かを考えてみないか?


適当にやるヒト

まず、ぱっと思いついたのがこの「適当にやるヒト」って人物像だった。

この適当にやるってのは手を抜くって意味じゃないのよ。

文字通り「適当」。
つまり必要なことをもれなくやるってことね。

たぶん、俺の中のヒーロー像って初代プレステのゲームである高軌道幻想ガンパレードマーチで形作られていると思う。

どんな戦隊ものの番組でも、戦闘アニメでも、ヒロイックファンタジーな小説でもなく、ガンパレなんだよね。

……うお、amazonのプレステゲームそのものだと、めっちゃプレミアついてる。
ゲームアーカイブスでも出来るからそっちから気になったらやってみてくれよ。

で、そのガンパレの中で三人の教師が出てくるんだけれど、そのうちの本田と坂上という教師の言うことがいちいち熱いんだよ。
怒鳴り散らかすのではなく(本田はたまに怒鳴るけど)至極冷静に事実と心構えを伝えてくる。

この二人を見るとつくづく教師ってのは「死んではいけない社会の部品」だってことを思い知らされるんだよね。

その本田が伝えてくれることの一つがこの「適当」の意味だったんだ。

適当にやれと言われて手を抜くやつはピーナツ野郎だってね。

いまだにピーナツ野郎ってのが何かわからんけれど、マズイ奴なのはなんか伝わるじゃんか。

適当にするためには

でね。
この「適当にしているヒト」っていうのが具体的なヒトで思い出そうとするとだよ。

何人かいるわけよ。

そのヒトたちは何をしていたか。

ヒトより少し多く考えてた。
ヒトより少し多く交渉してた。
ヒトより少し多く勉強してた。
ヒトより少し多く仕事をこなしてた。
ヒトより少し多く悔しがって
ヒトより少し多く頑張っていた。

誰よりも少し多く何かをしてるヒトなんだ。

たぶんさ。
こういうヒトのことをヒーローっていうんだと思うんだ。

ヒーローに起きること

でね。
そういうヒーローたちにはどんなことが起きるのか。

周りに集まってくるヒトの目の色が変わってくるんだ。

正確には集まってくるヒトの選別が行われるって感じが近いかもしれない。

ヒーローの周りに集まってくるヒトってさ。
ヒーロー、もしくはヒーローのたまごみたいなヒトなんだよな。

俺の中で明らかに優秀な先輩や後輩ってのが何人かいるんだけれども、そのヒトたちがヒーローのためならと「適当」に動いていたんだよね。

これって何気にすごくないか?

ヒーローは「適当」に動くことで、周りのヒトを「適当」に動かしていく。

つまりヒーローはヒーローを生み出すことが出来るってことだ。

そして、そのヒーローはさらなるヒーローを生み出すわけだ。

そこに目的と言う「物語」が加わったとき、ヒーローたちの力が束ねられる。

「どこかの誰かの未来のために」動き始める。
奇しくもNOTEさんの紹介してくれたれおさんのようにね。

今はれおさんのようではなくても、れおさんのようになりたいという気持ちが新たなヒーローを生み出すってわけだ。

なあ、あんたはどう思う?

あんたの周りにいるヒーローはあんたが「適当」に動くように変えてくれていると思うかい?

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