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今、隣りにある戦争

あんたはロシアの経済成長率が2023年でプラス成長になっているって話を聞いていたりするかい?

ロイターによると2024年でも2%台の成長が予想されているらしい。

あんだけウクライナでドンパチやっていながらも、経済成長できるってのは、どんなからくりなんだろうな。

上のロイターの記事によれば、どうも軍需産業に対するお金の流れが生まれたからってことらしくて、ザックリ言えば戦争で景気が保たれているってことなんだな。

なるほど、戦争に伴う需要が景気を下支えしているってのは歴史的に見ても不自然じゃない気がする。

今回は、世界情勢について考えてみる回だ。

ちっとモニタの向こう側に悲劇を押し込めておけないかも知れない状況を想像しておこうぜ。


日本の周りにある戦争

つい忘れがちになっちまうけれどさ。
日本って結構色んな国の「隣国」なんだよな。

韓国や中国なんてのが真っ先に思い付くけれど、ロシアだってアメリカだって、なんならオーストラリアだって隣国なわけじゃんか。

しかもこのネットでのやり取りが当たり前の状況にある世界においてだ。
ぶちゃけ世界中のどの国でも日本と関係を持っていると言っても過言じゃない。

しかも物理的に隣国であるロシアはいまや戦争真っ最中なわけだし、中国も台湾有事なんてキーワードでめちゃくちゃきな臭い状況になっているわけだ。

日本の状況

そんな現実を眺めながら、俺たちはのほほんと平和を享受している。

自衛隊の防衛力のたまものだ、なんてことを言うヒトはワリカシレアな方なんじゃないかと思う。
たしかに自衛隊の皆さんの頑張りってのは目を見張るものがあると思う。

これだけ制約が多いなかで、日々の訓練を通じて確実に防衛行動が出来るようにしている姿ってのは称賛に値することだと思う。

ただね。
今の日本では「専守防衛」って大前提がある。

つまり、日本は侵略を受けてからじゃないと抵抗できないんだ。

これが何を意味するのか。
誰かの命が奪われ、誰かの故郷が蹂躙されて、戦略的に不利な状況から日本は対応しないといけないってことなんだよな。

アメリカの戦力

そう考えるとさ。
日本が現実的に今の状態でいられるってのはアメリカの軍事力があるからってのがあると思うんだ。

なに?そんなの当たり前だろって?

いや、まあそうなんだけれどさ。
そのアメリカがさ。
いつまでも「ひとかたまり」でいられるって、あんたは思えるかい?

アメリカってさ。

そもそも「合衆国」なんだぜ?
日本みたいに天皇のような国をまとめる物語は無いんだ。

今だって民主党と共和党で別れてあからさまに国内での対立が起きている。

人種による隔絶も普通にある。

いつ、なんどき分裂してもおかしくないってのは想像したくないけれど、現実だと思うんだよな。

その危ういものに頼って現状を維持している日本。
つまりは、そう言うことなんだよな。

台湾有事と北海道有事

仮にね。
アメリカが分断してしまう様ななにかが起きてしまったとする。

そしたら、当たり前だけれど日本に展開されているアメリカの軍事力ってのは本国に戻されるわな。

そう言うタイミングを見計らってだよ。
ロシアは北海道。
中国は尖閣に侵攻し始める。

まあ、そりゃそうだよな。

ウクライナの現実によって、武力による現状変更ってのが「あり得る」という世界観になっちまったんだから。

ちなみに台湾と中国は尖閣諸島の領有権を主張しているので、台湾有事は尖閣諸島有事と同じ意味になる。
台湾は中国のものなんだから、その台湾の持ち物である尖閣諸島も中国のもんだって理屈になるからね。

で、そんな北と南でいっぺんになにかが起きたとき。
日本はどうなってしまうんだろうな。

日本の自衛隊だけで日本を守る。
その難しさってのは疑いようもないと思うんだよ。

でもアメリカが「アメリカ・ファースト」を掲げる大統領が実に優勢な状況になっていることが伝えられている。

アメリカ国内の意見も分断されているってことも伝えられている。

そんな状況でさ、アメリカの武力を大前提として日本を守ることが出来るんだろうか?

そうなるとアメリカという海の向こうの話をさ。
他人事で済ますなんてのは、実は相当ヤバイ話なのかもしれないって思うんだよ。

なあ、あんたはどう思う?

この情報でつながりまくっている現代で、俺たちは平和のために何を発信していけば良いんだろうな?

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