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アメリカでの就職と推薦状✍️(Reference Letters)

さて、前回の記事で、突然失業したことについて書きました。
今日は、再就職のプロセスについて、経験したことをここに記したいと思います。

アメリカで就職する際に重要になるのは、Reference Letterと言われる推薦状です。より良い待遇を目指して就職するときに、このReference Letterが重要になります。
就職、大学受験だけでなく、どこかのスクールで資格を取るときにも2-5通くらいの推薦状を出すように言われます。

私がこちらでAMI国際モンテッソーリ教師資格のコースに入る時も、推薦状を3通用意するよう言われました。当時、小ぢんまりと自宅でビジネスをしていたため、アメリカ国内で推薦状をお願いできる方がいませんでした。「academicのreferenceを一通」と言われたんですが、大学時代の教授とは疎遠でしたので、今も親交がある高校時代の恩師にお願いしました。残り二通は日本在住のアメリカ人のお友達と、若い頃一緒にボランティア活動に励み、その後医者になった日本人のお友達にお願いしました。

これから働く予定のモンテッソーリスクールは、設立して3年目の新しいスクールで、この2年で人気も上がり、規模がどんどん大きくなっています。
今まで0−6歳のクラスだけだったんですが、保護者の方の要望を受け、この8月からLower Elementary(6−9歳クラス)を開くことになったそうです。
オーナーご夫婦が教育と経営に前のめりで関わっていて、採用面接もオーナーが直接行っています。採用までのハードルもなかなか高かったです🏃‍♀️

実際に採用されるまでに、
対面の面接が2回
筆記試験1回
実技試験1回
推薦状5通(2通は管理、監督の立場にある方から)
Background check(犯罪歴、自己破産歴、訴訟歴、などの身辺調査)
が行われました。

今まで推薦状を5通も出せと言われたことがなかったので焦りましたが、
管理職からの2通は、
ー 閉鎖することになったスクールのトップ(ディレクター)
ー 閉鎖することになったスクールのアシスタントディレクター

残り2通は、
ー 以前一緒に働いていたスクールの同僚2人

最後1通は、
実際に採用されたスクールに、以前一緒に働いていた同僚がいるので、彼女に書いてもらいました。

いつまでに推薦状を出せと言われていたわけではありませんが、スピード感は大事かなと思い、連絡が来た次の日の夜までには全員に提出してもらいました💻

今回採用していただいたスクールでは、
フリースタイルの推薦状ではなく、事前に用意した質問に答えてもらうという形式をとっていました。

質問の内容は、
1 「私 Ducky」が仕事上でのパフォーマンスを上げるために必要なことを3つ挙げる

2 「私 Ducky」の素晴らしいところを3つ挙げる

推薦状をお願いしたときに、改めて思いました。
働く先々で、同僚や上司の方達とは常にいい関係を築いておく、そして真摯に真面目に働く。それがとても大事だな、と。その人間力こそが、自分をより良い仕事へ導いてくれるなと思いました。

今回の採用の一番の決め手は、内部からの推薦状があったこと。そして、推薦状に良いことをたくさん書いてくださった、同僚と上司のおかげです。

有難いことに、すでにそのスクールで働いている元同僚が、私を採用するようにオーナーに強く働きかけてくれたんです。
他のスクールからもオファーをもらえそうだと彼女に話したら、「今すぐDuckyを雇わないと他のスクールに取られるぞ!」とオーナーに連絡してくれたようで😆
1週間くらい考えさせて欲しいとか言われていたんですが、2日後に採用の連絡が来ました🎊

スペイン系の方で何事にも黙っていられないタイプなので、以前一緒に働いていた時も、私のことを庇ってくれたり守ってくれたり、お世話になりました。
新しい職場で、また0から人間関係を築いていくのは大変ですが、彼女がいてくれると本当に心強いです。

現実社会は厳しい場所。
大人になって、こうした荒波の中を生き抜くことになるならば🏄、皆さん、子供達にどんな教育を提供していきたいと思いますか🌍
失業を経験して、そんなことも改めて考えました。

(クリエーターYUKIOTAさんのヘッダー画像を使わせていただきました❤️)


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