見出し画像

不動産購入・メンテナンスの費用はどのくらい?

今回は、ドバイで家を購入してから、メンテナンスにかかる費用までを解説します。

この記事は、こんな人におすすめです。
✅ これからドバイで暮らす人
✅ ドバイ不動産の投資を検討している人
✅ 賃貸から持ち家に切り替えたい人


物件購入でかかる費用

結論から言うと、ざっくり物件価格の5~10%くらいを、物件価格以外の費用の目安として、資金を確保しておくことをおすすめします。

  1. EOI(申込時のデポジット)

  2. 契約のための頭金

  3. DLD登録料(登記、権利書)

  4. エージェント仲介料

  5. DEWAのデポジット

  6. サービスチャージ

  7. 抵当権登記費用

  8. 保険料(任意)

  9. その他雑費

① EOI(申込時のデポジット)

ドバイでオフプラン物件をローンチ時に購入する時は、EOI(Expression of Interest)という、購入申し込みの意思表示をします。50,000AEDもしくは物件価格の5%以上が相場です。EOIをすることで、物件のローンチ時に部屋を選ぶことができます。基本的に、ドバイは早いもの勝ちの方式で、日本のような抽選ではありません。デベロッパーによりますが、支払いはクレジットカード、銀行小切手、銀行振込などが一般的です。

仮に物件を購入しなかった場合、このデポジットは返金されます。購入する場合は、頭金に含めることができます。

② 頭金

購入時に、②契約の頭金 と ③DLD登録料 を支払います。
頭金は、物件価格の20%が一般的です。申込書にサインをし、頭金と③DLD登録料を支払います。

③ DLD登録料

DLD(Dubai Land Department)でかかる費用は、登記費用 + Admin fee + 登録手数料 がかかります。

  • 登記費用は、物件価格の4%

  • Admin fee
    - マンションやオフィス:580AED
    - 土地:430AED
    - オフプラン:40AED

  • 登録手数料
    - 物件価格 500,000AED以下:2000AED + 5%VAT
    - 物件価格 500,000AED越え:4000AED + 5%VAT

オフプラン物件の場合、DLD登録料に加えて Opoodという証明書の発行料 5,250AED を払う必要があります。Oqoodはアラビア語で「契約」という意味です。オフプランの場合は、契約証明書としてOqoodを発行します。

④ 仲介エージェント

  • デベロッパーから購入する場合:0%

  • 2次流通物件:物件価格の2%まで

⑤ DEWAのセキュリティデポジット

DEWA(Dubai Electricity and Water Authority)は、水道と電気のインフラを提供している機関です。新しく接続する際に、デポジットを払う必要があります。ガスがある場合は、また別でガス会社との契約になります。

  • マンション:2,300AED

  • ヴィラ:4,000AED

⑥ サービスチャージ

いわゆるメンテナンス費用、管理費や修繕積立金のような役割のお金です。物件の面積に応じて算出されます。DLDがインデックスを発表しており、エリアや建物ごとに面積あたりのサービスチャージが決定されます。

  • 3 ~ 30 AED / sqft が一般的

  • 例) 1200sqftの家で15AEDの場合、1200 * 15AED = 18,000AED /年間

  • ホテルレジデンスでは比較的高め、ブルジュハリファはもっと高い

  • サービスチャージの内訳は下記のようなイメージ

⑦ 抵当権設定費用

もし住宅ローンを使う場合、抵当権の設定を行います。抵当権設定費用は、物件価格の0.25%です。

抵当権の設定は、ドバイでは金融機関のみ設定できます。イスラム金融では、利息(リバ)は禁止されているので、ライセンスのない法人(個人含む)は利息を取ることはできません。

⑧ 保険料

家に対する保険をかけるかどうかは、オーナーの任意とされています。心配な方は、家財保険や火災保険に自分で加入しましょう。


以上が、一般的にドバイで物件を購入する時にかかる費用の項目です。
家探しの際には、取引全体でかかる費用とメンテナンスにかかる費用をしっかり考慮しましょう。


参考文献

登記に関する法律の条文(原文)


ドバイ不動産の歩き方とは?

🐪 ドバイ現地からマーケットを調査&解説!不動産のことならなんでも気軽にお問い合わせください。
LINEで問い合わせできます 👉 友達登録はこちら

📷 Instagramで物件情報を発信中!フォローすると、日本人の知らないドバイ最新情報をゲットできます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?