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2拠点生活のススメ|第164回|慣れてないこと

目だけはずっと良かったのだけれど、最近はめっきり老眼が進んできた。

パソコンは画面が発光してくれるので、まだ何とかなるが、字を書いたり、本を読んだりするときは、老眼鏡が手放せなくなってきた。・・・と言えども、いつもメガネを掛けているわけでも無い。

今朝は少し冷えたので、Tシャツの上にトレーナーを着ようと、頭から被るとメガネを掛けており、引っかかって鼻パッドで鼻を思いっきりこすってしまった。鏡を見ると鼻が少し赤くなっている。痛いやら、情けないやら・・・。

こうした経験を経て、メガネのある暮らしに慣れていくんだろうな。まだまだメガネの経験が浅いと言うことか。

経験が浅いというと、マスクもそう。先日もサービスエリアのトイレで、タンが絡んだので、便器に吐き出したつもりが、マスクを付けたままだった。こういう失敗は、あとあとも不快感を伴うから、気持ちの落ち込みを引きずってしまう。


落ち込むというのとは少し違うのだが、慣れてないなと思うことが他にもある。

万年筆でノートに字を書いているときに、段々と書いている文字の色が薄くなって、書き味もカリカリと音を立て始めることがある。これはインク切れの証拠。さっさとインクの補充をすればいいものを、つい書けなくなるまで使い続けてしまう

万年筆のインクは、継ぎ足せばいいので、書けなくなるまで使わなくても、インクが無駄になるわけでは無い。けれど、まるで歯磨き粉を最後までしぼり出さないともったいないといったように書き続けてしまうのは、まだまだ万年筆にも慣れきってはいないということ。

慣れているつもりでも、それは頭が慣れてきているだけで、カラダに染みついたような慣れでは無いんだろうな。

きっと他にも、分かっているようで、何かのはずみでボロが出ることっていっぱいあるはず。職人の修行がカラダに染みこませていく作業だという理由が良く分かる

これから歳を重ねていく中で、まだまだ慣れないといけない暮らしがいっぱい登場してくるんだろうけど、落ち込むのでは無く、笑い飛ばして楽しめるといいな。

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