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2拠点生活のススメ|第325回|まだまだ未熟者

気が付けば、11月も後半。もう年の瀬か・・・。

同年代から喪中を知らせるハガキもちらほらと届く。どこの家も親の介護や看取りなどといったことが行われていて、自分も同じような境遇なだけに、薄っぺらなハガキの向こう側で、色んな苦労が渦巻いているんだろうなと想像してしまう。

私自身も2年前に母を看取り、父は90才で老人ホーム暮らし。コロナ騒ぎでなかなか逢えないけど、ホームの人の話では元気とのこと、電話で話すと声に力もあり大丈夫そうなのだが口を開けば、「もうアカン長くない」と後ろ向きな発言ばかり

素直に寂しいと言えなくて、心配して欲しいだけなんだろうけど・・・

なるべく優しく諭しているつもりなのだが、気に入らないと、すぐにケンカ口調になり、「もうええわ」と一方的に電話を切られるといったことも起こる。

大変な日々を送ってらっしゃる方からすれば、どうってことない出来事だろうが、それでもそんなことがあると、こちらも何だか気分が滅入る。お互い様かも知れないけれど、ほんと不毛な時間だな・・・。

友人も言ってたけど、90も過ぎた人とまとも言い合ったりしても仕方無いんだろうな。話を素直に、はいはいと聞いて、偉いな〜とか、大変やな〜とか相づちを打っておくのが一番というのは分かるけど、あまりに自分勝手なことばかり言われると、つい言い返したくもなってしまう。

コロナで外出も禁止され、毎日時間を持て余してしまって、テレビを見ても面白くない、興味のあることさえも分からなくなってモンモンとする日々、退屈と戦っていくのも大変なのかもしれないな。

ただ、こちらが忙しいときに電話が掛かってきて、そんな話を延々とされても、うまく諭せる術も持ち合わせていない。

まだまだ、未熟なアラ還です。


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