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2拠点生活のススメ|第357回|消えない罪

気分はすっかりお休みモード。

本来は年末の大掃除などをするのが筋なのだろうが、お昼にだし巻きと具だくさん味噌汁で白ご飯をほおばって、すっかり和んでしまい知らぬ間にソファーでうたた寝。気が付けばすでに昼の3時を回っており、今日はもう何もしなくていいやと、気になっていた映画を見ることにした。

サンドラブロック演じるのは、許されぬ罪を背負って生きる元受刑者ルース。出所後も世間の厳しい目にさらされるルースの表情になんとも言えない疎外感と絶望感が滲み出ていて、その鋭い眼差しを見るだけでルースの背負う重い過去と葛藤がヒリヒリと痛いほど伝わってくる。

いや〜、サンドラブロック恐るべし。

「演じる」とはこういうことを言うんだなと、改めて教わった気がした。

なかなかに辛い映画のはずが、見終わってみると悪い人は誰も出てこない。韓国映画ならば救いようのない話になるところだが、エンディングでは少し光を感じて優しい気持ちにもなった。ラストシーンで見せるサンドラの表情が凄すぎて鳥肌が立った。

どちらかというと暗くて地味な映画と敬遠される人もいるだろうけど、サンドラの演技は必見。おかげでダメダメの1日がピリッと引き締まったかも・・・(笑)。

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