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2拠点生活のススメ|第209回|時代は変わる

オリンピックと言えども、今回に限らず世界的に若者の関心が薄れているらしい。

少しでも若い世代に興味を持ってもらおうと、Xスポーツと呼ばれるスケートボードやサーフィンなどの新競技がオリンピックの舞台にやってきた。

ユニフォームといった概念では無く、ウェアやスニーカーやキャップ、アクセサリー、聴いている音楽など、すべてがすぐにSNSで話題になるスポーツ。

一方で、純粋にもっとも強い人がリスペクトされるクールな世界。

「すげえ」「やばい」など解説のスケートボーダーの喋りも相まって、これまでの競技とは確実にOSが違うと言う感じ。13才の少女が笑顔で金メダルを取り、誰よりも有名なスケーターになりたいとインタビューで言ってのける。

男子のストリートで金メダルを取った堀米選手は、アメリカでは大谷選手ぐらい有名だそうだ。すでに大きな大会で勝つことで、プロとして賞金も相当稼いでいる。すでにロサンゼルスに一軒家を建てたとか・・・。

つくづく時代は変わったんだなと感じる。

サーフィンの五十嵐カノアも同じ、幼い頃からアメリカで世界のサーファーと切磋琢磨している。何のスポーツでも、海外の一流の環境に身を置いて腕を磨くとともに、グローバルな人間としての考え方も身につけながら成長する。

だからこそ、日本人サーファーが世界のTOPランクに入るようになったんだろうな。一昔前では考えられなかったことだ。

いかにも日本的な考え方の中で、教育されてきた私たちとは、違って当たり前。デジタルネイティブでSNSネイティブな彼らは、個人の個性を尊重しながら、多様性を重視し、社会に貢献しようという思いも強い世代だという。

時代は変わってしかるべき。ようやく昭和の呪縛から解かれてきた気がする。

いつまでも昭和の世界を引きずっている大人たちも、変化が必要だな。今回のオリンピックに至る様々な経過を見ていて、つくづくそう思った。

若い人々に任せることができれば、日本の未来は明るい気がするな。

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