2拠点生活のススメ|第101回|レジリエンスって何?

今日、VOOXというアプリで、バイオアーティストの福原志保さんの「発想力の育て方」という話を聞いた。

バイオテクノロジーでアートする彼女。例えば亡くなった人のDNAを樹木のDNAに組み込んで、亡くなった人が木として育っていくプロジェクトだったり、落合陽一さんもそうだけど、科学とアートが結び付くというのは、凄く可能性を感じるし、新鮮な驚きがある。彼女の話は、今の自分にとても響いた。

そんな福原さんのお話の中で「レジリエンス」という聞き慣れない言葉を聞き、妙に気になったので、調べてみた。


レジリエンス(resilience)とは、跳ね返り、弾力、回復力、復元力という意味を持つ言葉。ストレス(stress)と共に、物理学の分野で使われていた言葉だったらしいが、最近は「さまざまな環境・状況に対しても適応し、生き延びる力」「困難に見舞われても、ふたたび立ち上がる力」として使われているらしい。

日本では、東日本大震災以降、頻繁に使われるようになったようだ。

今では、教育、子育て、防災、地域づくり、温暖化対策など、さまざまな分野で使われるほど、重要視されているチカラ。コロナを始めSDG'Sなど、世界がますます不安定になり、不確実性が高まってきている今の時代、個人においても、このレジリエンスを高める必要がありそうだ。

レジリエンスの持つ強さは、いうなれば竹のような「しなやかさ」。強い風に吹かれても、柔軟にしなって風をやり過ごす。一度は風に身を任せるけれども、しなやかなばねのように己のいたところへ立ち戻ってくる──この竹の持つしなやかさ、跳ね返る力こそがレジリエンスのもつ強さ。悲しみや怒りを感じないことではなく、感じたあとでどう立ち戻ってゆくかということこそが大切だという。

自分にそんな強さがあるだろうか、元々落ち込みやすく、立ち直りにくい。2拠点生活の中で自分と向き合うようになって、少しは改善されてきたようにも思うが、実際の所はどうなんだろうな。

レジリエンスを育てる10の方法というものを見つけた。

1.大切な人とのつながりを育む                      2.危機は必ず乗り越えられるものだと知る
3.変化は人生の一部だと受け入れる
4.自身の大切な目標に向かって、少しずつでも歩み続ける
5.自分で決めて、自分で行動を起こす
6.自己発見の機会を探す
7.ポジティブなセルフイメージを育てる
8.ものごとを大局的にみる
9.楽観的でいる
10.自分のことを大切にする

この他にも、「ノートに考えを書く」「瞑想する」などいろんな方法があるとのこと。こうして、書いたモノを読んでいてビックリしたのだが、これらは自分が毎日取り組んでいることにかなり近い。特に「ノートに考えを書く」「瞑想する」は、毎朝欠かさずやっていること。

私は知らぬ間にレジリエンスの向上に取り組んでいるようだ(笑)。

自分なりに、変わろうと取り組んでいることが、正しいと後押しされているようで素直に嬉しくなった。

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