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2拠点生活のススメ|第149回|もどかしい思い

来月のインプラント施術を控え、念のためにアレルギーのパッチテストを受けることになり、紹介状を手に総合病院の皮膚科へ。午前中の診察が終わる時間に予約を入れてもらっていたので、12時頃に病院へとやってきた。

渡された受付番号は40番、電光掲示板を見ると現在の診察者はなんとまだ23番。もう午前の診察受付はとっくに締め切られた時間だというのに、まだそんなに受診者が残っているのか。ある程度は覚悟していたのだが、予約なんてなんの意味も無いという現実を目の当たりにして、目眩いがした。

そもそもこうしたパッチテストを実施してもらえる専門病院の数は少なく、しかも間の悪いことに連休明けということもあり、大混雑している模様。ようやく診察してもらえたのは3時過ぎ、3時間以上もロビーに座っていたことになる。

病院は昔からそういう所なのかも知れないが、こんなに意味の無いシステムが未だに当たり前に通用していることにビックリ。しかもパッチテストの経過観察で、あと3回診察を受けなければならないことを思うと、嫌になってきた。

コロナ禍で密になるなというご時世に、老いも若きも雁首揃えてロビーで延々と時間を潰す様は、ある種異様な光景にも見えました。お年寄りは、ほんと辛そうだったな。

入院するような症状ならいざしらず、皮膚の病気で診察を受けるような場合、仕事を持つ人にとっては、通いたくても、なかなか通えない気もするな。


病院の先生や職員の方も大変な思いで働いてらっしゃるし、お年寄りも朝早くから家を出てきて、文句一つ言わず延々と座って待っている。

今のIT技術を持ってすれば、こんな無駄なことはあっという間に解決できそうなだけに、見ていてとても歯がゆい思いがしました。

世の中のコロナ対応が一筋縄でいかない理由も、きっと同じようなことが全国で起きているんでしょうね。なんとなく身をもって分かった気がします。

日本にもオードリー・タンが居てくれたらな・・・

誰も悪くないんだけど、すごく残念。もどかしい思いで一杯です。

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