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2拠点生活のススメ|第152回|顔なじみっていいな

アレルギーパッチテスト中は風呂に入れないということもあって、シャンプーがてら、久しぶりに近所の散髪屋に髪を切りに行った。

店長さんが顔を覚えてくれていて、いつものようにカットだけでいいですかと声を掛けてくれた。このところ徳島で髪を切るようになって、この店に来るのも1年ぶり。そもそもそんなに通ってもいなかったのに、よく覚えているもんだ。そんなに特徴的な顔なのだろうか(笑)

髪を切ってもらっている最中に、「最近ご無沙汰でしたね、前を良く通られてるのは、お見かけするんですよ」と言われ、ドキッとした。この散髪屋の並びに、通っているジムがあるので確かに良くこの店の前を通る。そうか、ジムに行く姿を知らぬ間に見られてたんだ。

嬉しいけれど、ちょっと後ろめたいような・・・。


最近、徳島の精肉店でも声を掛けられた。「サーフィンされているんですか、いつも帰りに寄って頂いているみたいで、ありがとうございます。」あっ、覚えてくれてるんだ。いつも保冷剤入れてくださいとお願いするので、そう思われたんだな。「徳島にも家があるんで、またちょくちょく寄らせてもらいますね。」と笑顔で店を出た。

自分では見た目がイカついので、人には避けられ気味と思い込んでいたが、案外声を掛けやすいのかな。肉屋さんと顔なじみになるなんて思いもしなかったから、何か嬉しいし、これからは気軽に話しかけることにしようと思った。


いつも行く銭湯のオヤジとは、すでにすっかり顔なじみ。

一度、駐車場が一杯で近所のコインパーキングに車を停めたことがあったのだが、これからは通路にでも車止めて鍵を預けてくれたら、ちゃんと停めとくので遠慮無く言ってと駐車料金を支払ってくれた。

安心して鍵を預けられるのも、信頼関係を築けているからこそ。

天気の話だけでなく、政治の話や景気の話など、日によってちょっぴり深い話になることもある。「あれ髪切ったの、男前上がったね」とか、ちょっとした変化にも気づいて声を掛けてくれる。

単なる、店の人と客では無く、人と人という関係、それが嬉しい。

他にも、古着屋、イタリア料理店、インドレストラン、カフェ、いつもタバコを買うローソンのおばちゃんなど、徳島にも、川西にも、顔なじみがいっぱいいる。

世の中にはチェーン店が増えて、いくら通っても対応はマニュアルどおり。お得なポイントカードより、いつもありがとねって口に出してくれる方がずっと嬉しいのに。

世の中がどんなに進歩しても、馴染みという関係性は残っていってほしいな。

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