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2拠点生活のススメ|第211回|幸せは身近なところに転がっている

夏はシャワーで十分という方もいらっしゃるが、やっぱり私は風呂に浸かりたい派

・・・というわけで、久しぶりに真っ昼間の銭湯へ。

湯船に差し込む日差し、お湯の向こうにユラユラと青いタイルが透けて見え、時節柄一瞬オリンピックプールにいるような気分にもなる。

高い窓から差し込んでくる光が、人々の顔を照らし、お湯にまぶしく反射。その光が壁の富士山をユラユラと照らしている。ああ、これぞ早風呂の真骨頂。ちょっとした罪悪感を感じるところがまた何とも言えずいいものだ。

お客さんのほとんどは、夕方からの混雑を避けた高齢者の方々。銭湯の熱いお湯と戦っているかのように顔をしかめて唸る姿が微笑ましい。

やっぱり、暑いときに熱いお湯につかるのは気持ちいい。

そして何といっても、この季節は水風呂の心地良さが半端ない。この連休も、インプラント施術の後遺症で顔がパンパンに腫れて、ほとんど家から一歩も出ず、流動物だけの食事で縮こまるように過ごしていただけに、ここはまさにパラダイスのよう。汗と共に、心に溜まった垢もスッキリと洗い流してきた。

やっぱり銭湯は、最高。

ここは単に汗を流すだけの場所じゃない。高齢者の方々が、足を引きずってでも、わざわざ銭湯に来る理由が分かる気がする。

本来なら、ここでリセットし、キューッと一杯いきたいところだが・・・療養中の身としては、グッと我慢して家路についた。


幸せは、身近なところに転がっている。 

大切なものは、当たり前すぎて気づかないんだな。

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