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2拠点生活のススメ|第280回|真夜中の消沈

深夜4時、サッカー日本代表がサウジアラビアに負け、最終予選3戦目にしてすでに2敗目を喫してしまった。テレビを消した後の暗い画面に意気消沈した自分の顔が映っていた。

今や日本の代表選手は、世界のクラブで活躍していて、一人一人のポテンシャルはアジアでは飛び抜けていると思うのだが、思うように勝てないのは何故なんだろうか。逆に言うと、世界中に散らばった選手が、試合前にしか集まれないというジレンマが連携という意味で、裏目に出ているのだろうか。

実力としては、申し分ないはずなのに結果が出ない悔しさ。

何かおこがましいけど、見ているこちらまで否定されているような気がしてきて、メンタルをやられてしまいそうだ。先制点を取ると勝てるけれど、先制点を取られると負けてしまう。いろいろやっているとは思うけど、日本選手のメンタル強化をする方策を真剣に探る必要もあるんじゃないだろうか。

こうした敗戦のあとのケアは、特に大切だと思うし、試合後の監督のインタビューの表情が凍り付いていて、凄く心配になった。

スタジアムには、サウジアラビアサポーターがなんと6万人集結。

最初は観客制限での試合と言うことだったけれど、当日を迎えると入場MAXのサポーターがサウジアラビア選手を勇気づけた。こうしたことも選手のメンタルを大きく左右する大事な要素。

だからこそ、次のオーストラリア戦、ホームに暖かく彼らを迎えて、気持ち良く勝てるように応援したいし、それができるような環境をサッカー協会も整えて欲しい。そういうバックアップも含め、選手だけで無くもっと協会にもできることがあるんでは無いだろうか・・・。

真夜中に消沈したのは、何も試合結果だけでは無い

選手一人一人はきっと、私たちの何倍も悔しい気持ちが溢れているはず・・・にもかかわらず、自分の不満を日本代表の敗戦に重ねてバッシングしたり、特定の選手を誹謗中傷してストレス解消のターゲットにするのは、絶対に間違っている。試合直後にツイッターを見て、凄く嫌な気分になった。

リスクを恐れることが最大のリスクの言葉通り、次のオーストラリア戦はこれまでの戦績ややり方に拘らず、開き直って、思いっ切り戦って欲しい。苦しそうな顔をして戦う姿はもう見たくないな。

突き放すのでは無く、一緒に熱く戦って、喜びをともに爆発させたいものだ。

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