DISCOVER Yourself
いよいよ来年に迫った大阪・関西万博。
巷での盛り上がりはイマイチのようですが、1970年に開かれた最初の大阪万博の時は、そりゃあもう日本中が大騒ぎで、6400万人もの人が訪れたそうです。
当時私は小学生、とにかくどのパビリオンも人・人・人でごった返し、子供だった私はとにかく大人の背中ばかりを見ていたような気がします。唯一鮮明に覚えているのは、黒人を初めて目にしたこと。世界にはいろんな国があり、いろんな人種がいるんだと、まだ見ぬ世界への好奇心が大きく膨らんだできごとでもありました。
団体旅行から、個人旅行へ
多くの個人旅行者が押しかけたこの万博によって、日本人の旅行のあり方が大きく変化したと言われています。そんな個人旅行ブームに目をつけた当時の国鉄が万博終了後すぐに始めたのが「ディスカバー・ジャパン」という旅行キャンペーン。
コンセプトは、「日本を発見し、自分自身を再発見する」
1970年は、ちょうど「an-an」や「non-no」といった雑誌が創刊された年でもあり、このキャンペーンは多くの若者たちの心を捉え「an-non族」と呼ばれた人たちが、こぞって旅に出たそうです。ポスターもおしゃれでそそられるのも分かりますね。高度経済成長で失ったさまざまなものに思いを馳せ、日本の美しい自然や文化、歴史、伝統、人々のふれあいを見直そうといった機運とも相まったようです。
「旅をとおして、自分自身を再発見する」これは、NOMAyadoコラムにも何度も書いてきた旅の醍醐味。そういう意味では、カタチは変われど旅が与えてくれる心のお土産的なものは、今も昔もそう変わりないのかもしれません。
むしろコロナの時代を経て、旅だけではなく、学校や職場といった普遍的にも思えた集団活動の呪縛が解けたことで、自分自身を見直すという機運はより強くなっているような気がします。
個人旅行から、ひとり旅へ
Google が2022年9月~10月に実施した生活者の旅行意向に関する調査によると、「ひとり旅」が9.5%から21.6%へと約2.3倍も増加しているそうです。
日常の慌ただしい環境から逃れ、自由に心の赴くままに旅をする。ひとりで旅することで、必然的に見知らぬ人との会話が生まれ、いろんな働き方や考え方に触れる体験をする。それこそが心の栄養になり、何が自分の琴線に触れるのか、好奇心を呼び起こす作業ともいえるものが、本来の自分を再発見する手立てとなる。
だから、忙しい大人たちにこそ一人旅をして欲しいと思うのです
NOMAyadoは、そうした大人の一人旅を満たすお手伝いをしたいとの思いで立ち上げた宿。あえてリゾートの海ではなく、渡船や漁師が行き交う暮らしの海に面した2部屋だけの小さな宿です。ゆったりとしたダブルベッドやナノバブルシャワー、調味料も備えたミニキッチンやあちこちに散りばめられたアート作品・書籍など、肩肘張らずに大人がカジュアルに寛げる空間を目指しています。
鳴門の渦潮や大塚国際美術館からもほど近く、そうした観光も楽しめる立地にありますが、暮らしに根付いたさまざまな鳴門の魅力もご紹介しています。例えば、焼き物の里で水琴窟の音を聴くとか、お刺身ではなく新鮮なお魚のソテーを食べてみるとか、樹齢1000年の楠にパワーを授かるとか、蓮根畑の農道に入り込み背丈ほどのハスに囲まれ涅槃体験(笑)をする、などなど・・・。
一人旅だからこその好奇心を刺激する体験。
子どもの頃に万博で感じた興奮とは違うかもしれませんが、どこかで仕方ないと思って甘んじている世界も、少し変わって見えるかも・・・。
世界の見方が変わる、これは一人旅のもっとも素敵な効用だと思っています。
NOMAyadoは、初めての一人旅という方にこそ訪ねて頂きたい宿です。宿主のイボンヌとざっくばらんにいろんな話をしてみませんか?
もちろん静かに過ごしたいという方は、そっとしておきますのでご安心を(笑)。
お客様が宿を後にされるとき、明らかに来られた時とは表情が異なって見える、そんな経験が宿主イボンヌの何よりの喜びです。
さあ、一人旅に出てみませんか?
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
2024 NOMAyado 体験キャンペーン START!
何もノイズが無いことが、最高の贅沢になる。
そんなNOMAyadoの魅力をもっと多くの皆様に知ってもらいたい・・・
そんな思いを込めて、2024年1月6日〜2月29日の期間、NOMAyadoに泊まるのは初めてというお客様に限り、お得な料金で泊まれるNOMAyado体験キャンペーンを実施しています。この機会に、ぜひNOMAyadoをご体験ください。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?