【留学するまで#3】 海外開発部は"新鮮"の連続
※本ブログがリゾバ生活.comさんに紹介されました!※
社会人4年目、海外開発部への異動。ミッションは海外での新薬開発。
異動して1週間、すぐに中国への出張が入る。慌ててパスポートを引っ張り出して支度を済ませる。
中国は自分がそれまで予想していたような薄汚いイメージとは逆で、建物が大きく文明が発展していて、スマホ文化も根付いた場所だった。
新しい仕事相手
メインでやり取りする相手は中国人。言語は英語。
はじめこそ手こずったものの、意外に簡単な英語でコミュニケーションは取れる。
出張中、一緒にタクシー・飛行機に乗り、彼は様々な話をしてくれた。
日本に観光に行く中国人は裕福な人が多い。生まれた土地で進学できる大学や結婚相手が決まる。バレンタインは男は薔薇を持って彼女に会いに行く。海南島は中国のハワイ。前髪が長い男はイケてない。
シンプルに世界には変わったことが多いなぁと感じた。
いや、違う。何も変わったことではない。これまでの自分の世界が狭すぎただけだ。
見方の変化
何も変わったことなどない。それが当たり前なだけ。
これまで自分の経験と違ったものも、多様性として尊重されるべきと認識していた。
でもいざ強烈に自分と違った世界が目の前に現れると、「変わっている」という感情が芽生えていた。
それが良いか悪いかは別として、自分の世界が「普通」と定義してしまうのは、もったいなくないか?
このままじゃ一生狭い世界で死んでいくんじゃないの?知らないって、損じゃない?つまらなくない?ロマンが無くない?何なら今の会社そのものが全世界になってしまうんじゃない?
もっと、むき出しの多様性を体感したい。
そう思った中国出張からの帰国日、帰宅ラッシュの日本人の群れが、なんだか怖く感じた。
留学って、たぶんロマンの連続だろうな。
つづく
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