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Illustrator使い倒しテク

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もっと速く、もっとラクに、もっと楽しく、Illustratorを使うためのアレコレ。
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#イラレ

だんだんと消えていく矢じり付きの曲線

2012年5月リリースのIllustrator CS6から線にグラデーションを適用できるようになっています。 3つのオプション次の3つのオプションがあります。 線にグラデーションを適用 パスに沿ってグラデーションを適用 パスに交差してグラデーションを適用 3つのオプションは、それぞれ次のように表現されます。 ※「パスに交差してグラデーションを適用」オプションと矢じりの組み合わせがうまくないですね… パスに沿ってグラデーションを適用[パスに沿ってグラデーションを適

『10倍ラクするIllustrator仕事術』(改訂第3版)のレビューをしませんか?

10年ぶりの改定版、『10倍ラクするIllustrator仕事術』(改訂第3版)に取り組んでいます。 9月19日入稿にて絶賛追い込み中です。 『10倍ラクするIllustrator仕事術』(改訂第3版)のベータテスターならぬ、ベータリーダーを募集します。

Illustrator 2024(28.6)アップデート情報

2024年7月にアップデートされたIllustrator 2024「28.6」の新機能や改良ポイントついてまとめました。 アドビの公式ページ [書き出し]コマンドでPDFをサポート悲願!!! [書き出し]コマンドでPDFをサポートするようになりました! 手順は次のとおり。 [ファイル]メニューの[書き出し形式…]を選択 [書き出し]ダイアログボックスの[ファイル形式]で「Adobe PDF(.pdf)」を選択 PDFプリセットを選択(必要に応じて調整) PDF書

先細った矢印の“しっぽ”処理

マスベ サチさんから、矢印のしっぽに関しての質問ツイート(ポスト)がありました。 矢印の設定+線幅プロファイル矢印の設定と線幅プロファイルだけで設定可能です。 角丸にしたり、白フチを付けるのであれば、[アピアランス]パネルで調整します。 「アートブラシ」は?それっぽいアートワークを作成し、アートブラシに登録したものをパスに適用すればOKそうです。 しかしながら、三角部分が“いびつ”になってしまいます。 ダウンロードお試し バリエーション

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Illustratorのテキスト編集を便利にするスクリプト

Illustratorのカンバス上でテキストを編集するのは、次の理由から言って「苦行」です。 遅い 遅いため、ミスが生じやすい 一括編集や連番処理ができない(※〈自動番号〉機能はありますが…) そこで、Illustratorのテキスト編集を便利にするスクリプトを紹介します。 ダイアログボックスでテキスト編集:Edit Texts、MultiEdit Text 連番系:Add Texts、MakeNumbersSequence 正規表現を使うもの Edit Te

新規のレイヤー/アートボード/ドキュメントに移動(Illustrator)

選択しているオブジェクトを引き連れて、新規のレイヤー/アートボード/ドキュメントに移動する操作をサクっとできるようにしておくとはかどります。 新規レイヤーを作って、選択したオブジェクトを移動する 「新規レイヤーを作って、選択したオブジェクトを移動したい」ことってありませんか? 複数のレイヤーに散らばっている場合、[オブジェクト]メニューの[重ね順]→[現在のレイヤーへ]を使えばよいのですが、ついつい[カット]を実行してしまってIllustratorが落ちたります。 そ

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[アピアランスを分割]を前提にグラフィックスタイルスタイルを適用する

アピアランスの適用方法によっては、[アピアランスを分割]を実行後、パスの状態が変わります。 たとえば、次の手順でシルエットを取り出せます。 グループ化したアートワークにグラフィックスタイルを適用 [アピアランスを分割]を実行 ロジック新規に加えた塗りを加工しつつ、末尾に[パスファインダー(追加)]効果を加えることでオリジナルのパスを削除します。 塗りには、次の手順でアピアランスを加えています。 線に対してアピアランスを適用し、輪郭のみを取り出すこともできます。

「Keynoteで設定できるいい感じの枠」風のアピアランス

Mac向けのプレゼンテーション用のアプリ「Keynote」に用意されている枠線のひとつがさりげなくいい感じです。 これをIllustratorのアピアランスで再現してみました。 ロジック次のような手順で設定します。 丸型線端/突出線端 丸型線端よりも突出先端の方が折り返し感が出ます。 エリア内文字には非対応エリア内文字には非対応です。 ダウンロード

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Illustrator 2024(28.1)アップデート情報

2023年12月にIllustrator 2024が「28.1」にアップデートされました。 → 新機能や改良ポイントついてまとめました。 なお、2024年1月3日の時点で、日本語版のリリースノートは公開されていません。リリースされてから3週間。サボりすぎですー!!! 英語版のリリースノートこちら 1. 【新】寸法ツール新しく[寸法ツール]が追加されました(アドビのヘルプ)。 ツールパネルの[寸法ツール]をクリックすると、ウィジェットが表示され、長さ、角度、径の3つのツ

Illustratorでアクティブなアートボード以外を削除するスクリプト

Illustratorドキュメントにたくさんのアートボードがあるとします。 アクティブなアートボード以外を削除したいことがあります。ポチポチ、クリックしていくのは面倒ですし、ついつい消しなくないアートボードを削除してしまったりします。 そこで、ChatGPTに手伝ってもらってスクリプトを作成しました。 スクリプトファイルとして使うときには「.jsx」の拡張子を付けてください。 削除するアートボード上のオブジェクトは残ります。 #target illustrator/

Illustratorで選択しているオブジェクトを引き連れて新規ドキュメントを作成するスクリプト

Illustratorで「一息ついたので、選択しているオブジェクトのみを別のドキュメントにしたい」とき、次の手順を踏みます。 選択しているオブジェクトをコピー 新規ドキュメントを作成 ペースト または、次の方法。 ファイルを閉じて、Finder上でファイルを複製 複製したファイルを開き、不要なオブジェクトを削除 どちらも面倒です。 前者:コピーしたタイミングでIllustratorが落ちやすい 後者:「あれ、残したいの、どれだっけ?」となりがち。というか、閉

Illustrator 2024(28.0)アップデート情報

Adobe MAX 2023のタイミングで各アプリケーションのメジャーアップデートが来ました。Illustratorは「2024(28.0)」になりました。 アドビ公式の新機能情報ページも公開されています。 すべてBeta扱いながら、テキストからベクター生成、Retype、モックアップ…と、今回のIllustratorはWowが詰まっています! サンプルテキストむっちゃニッチなところからですが、サンプルテキストが一新されています。英数字を含むものがあるのは助かりますね。

「線属性のオープンパス化+ブラシ」によるアピアランス

ポールさんのツイートにヒントを得て、「線属性のオープンパス化+ブラシ」によるアピアランスを作成しました。 「0.5秒を積み上げろ」のポールさんが、パス上文字とアートブラシの組み合わせについて楽しく試行錯誤されていました。 なるほどな〜と思いつつ、パスを書くのが面倒だし…と考えていたら、オープンパス化した線属性にブラシを適用すればよい、とひらめきました。 まずはブラシ用のパスを描きます。線幅は1ptにしておきましょう。 [ブラシ]パネルにドラッグ&ドロップすると、[新規

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Illustrator 2023(27.1.1)アップデート

Illustrator 2023のアップデート27.1.1がリリースされました。アップデートのポイントを深掘りします。 前提として、2022年10月リリースのポイントを押さえておきましょう。 「クロスと重なり」のビットマップ化問題の解決「おー!これは!!!」と狂喜する人が多い反面、「クロスと重なり」には次のような問題があり、ガッカリした方が多い機能です。 拡張機能がない。[分割・拡張] → パスファインダーの[合流]を実行するしかない(さらに、多くの不要なパスが残りがち