北京でやたらと高いもの

最初に中国(その時は上海)に来たのは20年以上前だった。
その時は手ぶらで行って、下着からスーツケースまで全部現地調達したが、日本の1/10〜3/10くらいの物価であった。
今の北京は乗り物系(公共交通機関やタクシーなど)と床屋、スーパーの食材等を除いて、大抵のものが日本より高いと感じる。(ユニクロや無印良品などもあるが、なぜ日本より高いのかわからない。)

中でも特に高いと思ったのはトイレットペーパー。
日本のように12ロール300円という売り方ではなく、1つずつ梱包されて売られているのだが、1ロール60円〜という感じ。ちなみに紙質は厚く、日本のトイレットペーパーに慣れている身としてはかなり硬めでしっかりしていると感じる。
どうしてこんなに高いのか調べたいレベルだったので調べてみた。
中国では衛生上の理由で、トイレットペーパーを再生紙で作ることは禁止されているらしい。海外のものは大抵再生紙を使っているので、輸入できないとのこと。
ちなみに有名な話だが、中国語では「手纸shouzhi」という。日本と意味が全く違うので注意。ちなみに手紙は「信xin」となる。
同じくティッシュも高いので、日本でタダで配っているポケットティッシュを持っていくことにしている。

あとドライクリーニングも日本の倍近くだった。これはもう諦めて、スーツも洗濯機で洗っている。
アップルストア(Web)でも、日本のサイトと比較すると2割くらい高い。関税の問題かなと想像するが(面倒で調べていない)このあたりにトランプが切れたのかもしれない。
これも不思議だが、航空券も日本で買うより中国で買った方が高い(日本発の往復より北京発の往復。日本発の片道より北京発の片道の方が高いということ)。上海などは日本との間にLCCが飛んでいて、時期によっては片道1万円を切るようなチケットもあるが北京にはなく、繁忙期には片道数十万の時もある。中国人の友人に聞いたところ、政策上の問題(上海には海外から多くの人を招きたい、北京にはそれほどでもない)があるのではないかと言っていた。

外食は、高いものと安いものの幅がかなり狭い気がする。1食1万円を超えるようなレストランはほとんど見当たらない一方、1食500円以下で食べられる場所もあまりない。きっと上海などではもっと日本に近いのではないかと想像する。
こちらからは以上です。

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