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DAOの可能性

今回はNFTを活用することと密接に関わってくるDAOについて、
言葉の定義〜何なのかまでを整理していく。

DAOとは

・DAO=Decentralized Autonomous Organization
    =分散型自律組織

・簡単に言うと新たなコミュニティ・組織のあり方
・株式会社の仕組みと比較しながら想像してみるとわかりやすい

参考記事:イーサリアム財団 ー Why do we need DAOs?

DAOの歴史

2016年に構築された「The DAO」をもとにして生まれた組織形態。
The DAOはVCファンド的な機能を期待して作られたはじめてのDAOで、
設立当時、約1億5,000万ドルの資金調達に成功。
しかし、「スマートコントラクト」の脆弱性を突かれ、
多額の資金流出が起きた。くわえて、法的にも
「資金提供の見返りとして獲得するトークンが証券にあたる」として、
多くの課題が噴出する事態となった。
上記の失敗を受けて、DAOのセキュリティ・技術・法の整備などが
おこなわれ、そこにWeb3の波が関わることで、現在では数々の新しいDAOが生まれているんですね

DAOの特徴

・究極的に人為的な介入が発生しづらい組織
-Why?)スマートコントラクトが動作しているから
-スマートコントラクト=ブロックチェーン上で契約を自動履行する仕組み
・中央管理者は不在
-組織運営はコミュニティメンバーの総意(投票活動)によって決定
-例)The DAO(投資先をDAOの参加者で決定し利益が上がれば分配)
ガバナンストークンを利用した意思決定
-ガバナンストークン=組織運営の意思決定に活用するために中核機能へのアクセス権などを付与し、誰もが意思決定の中核まで閲覧可能にすることで、透明性を保つことができるトークン
-ガバナントークンの保有量で投票権をもつことができたりする
・組織の所有権をトークンで適切に分配できる
-イメージは株式を想像してみると良いですね。
  株式をガバナンストークンで置き換えているというイメージです。
-基本は、組織への貢献度合いに応じて、ガバナンストークンを分配しているので、創業者とか一部の人への集中を防げる。
・特定の管理者がいなくても事業・プロジェクトを推進できる
-以下のDAOがどんどん設立される環境
-Bit DAO:DeFiやNFTに関するプロジェクトに資金提供をするDAO
-Maker DAO:仮想通過を預け入れることで、
        ステーブルコインであるDAI(ダイ)を発行してもらえるDAO
-Compound:仮想通貨の貸し手と借り手を繋げるサービスを運営するDAO

最後に

今日はDAOについて、ざっと把握をしていったが、
今後DAOという言葉の定義や至る所で、こうしたDAOが出来上がっていき、
いつの間にか世の中の「当たり前に」なっている。
そんな可能性がある組織概念だと感じた。
まだまだ浅い知識なのは重々承知しているが、
今後は、ここに自分達がやりたいことを
掛け算できる可能性を思考していきたいと思う。

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