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【知っておきたい】仏花のルールとマナー

7月13日からは東京のお盆です。ご先祖様への供養にはお花が欠かせませんね。
今回は、一般的に知られている仏花のルールとマナーをご紹介いたします。

まず仏花とは仏壇やお墓にお供えする花のことを指します。
仏壇やお墓の左右両脇に、花を二束一対で活けることが一般的です。

色や本数、向いている花、向いていない花について話していきます。


お通夜・葬儀・初七日・四十九日•それ以降の年季などで
お供えする花の色には特徴があります。一般的ではありますが、覚えておくと安心です。ただし、絶対にそうしなければならないということではありません。

お通夜、葬儀、初七日は、白を基調とした花でまとめることが多いです。
色を入れるとしても、緑色や淡い紫色や水色などの地味目な色味がほとんどです。

お通夜、葬儀、初七日にお供する花の例


四十九日、それ以降の年季は、白を中心に淡いピンクやブルー、黄色などの淡い色でまとめることが多いです。

四十九日、それ以降の年季にお供えする花の例

本数

お花の本数は3本5本7本など奇数が良いとされています。
これは日本の慶事のしきたりから受け継いでる習慣だそうです。
ただお店では、ご予算内で制作することがあり本数が偶数になることもあります。

絶対に奇数でなければならいということはないので、あくまでそういったルールがあるということを頭に入れておくと良いかもしれないですね😌

仏花に適している花

カーネション

花持ちがよく、丈夫なので長く楽しめるお花です。
加えて通年出回っているので、季節を問わず、お供えすることができます。

菊(マム)

カーネーションと同様、丈夫で通年出回っていること、
菊の香りが御香に似ていることや、長寿を願うほど縁起がいい花であるため
お供えのお花として選ばれています。

他にもスターチスやリンドウ、トルコキキョウなどが適していると言われています。

仏花に適さない花

反対に以下の花は仏花には適さないと言われているので、なるべく避けた方が良いでしょう。

棘のある花

ボケやバラ、あざみなど。
怪我や殺生を連想させるためです。

香りの強い花

カサブランカ
理由としてはあまり匂いがきついと不快に思われる方が少なからずいるからです。

他にも『毒があるもの』(彼岸花など)や自立できないということから『ツル状のもの』、
散りやすい花や傷みやすい花も避けるべきとされています。

しかし、最近ではタブーと言われていたことも変わってきています。
トゲをとったバラをいれた仏花を飾る方も多く見られます。

仏花はお亡くなりになった方への慈しみの気持ちを込めてお供えするものです。
故人の好きだったお花、好きな色、季節のお花を心込めて飾ることが何よりのご供養になります。

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