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💐水の量で花持ちが格段にに上がる?お花を長く楽しむ方法をお教えします💐

切花を長持ちさせるには花瓶の水質を良くすることがとても大切です。茎や葉が水に浸かっていると水が汚れ、バクテリアの原因となり、花持ちに大きな影響を与えます。

毎日水を交換してキレイに保つことはもちろん必要ですが、花瓶に入れる水の量も重要なポイントです。

花瓶の水は多すぎても少なすぎても良くありません。水が多いことで茎が腐りやすくなり、また少ないことで水をうまく吸い上げられなくなったりします。

基本的に水揚げ後、しっかりと水を吸い上げた花であれば、大体は花瓶の3割程度の水量があれば十分ですが、種類によって水の適正量が異なります。実際にどのくらいの水を入れるのが良いのか実験も含めて説明したいと思います。

①少なめの水に活けた方が良い花の特徴

・茎が柔らかい
・球根系の花
・茎に細かい産毛がある花

〈例〉
・ガーベラ
・チューリップ
・ひまわり
・コスモス
・カラー
・ダリア
・カーネーション
・アネモネ
・トルコキキョウなど

水の量の目安は、花瓶の1~2割程度です。

②多めの水に活けた方が良い花の特徴

・枝物
・茎が太い
・葉っぱがたくさん付いているもの
・水を吸い上げにくいお花

〈例〉
・紫陽花
・芍薬
・バラ
・桜
・桃の花
・ライラックなど

これらのお花を一輪や一種類だけで飾る場合は、多めの水に活けましょう。目安は、花瓶の7〜8割くらいです。

ただし、数種類の花を一緒に活ける場合は水の量は少なめ、もしくは3割程度で良いでしょう。

③水の量で本当に花持ちが変わる?

水の量が異なるだけで花持ちが本当に変わるのか実験してみました。

少なめの水が良いと言われているカラーと多めが良いと言われているバラで実験を行いました。

2種類とも
・同じ日に入荷した花を使用
・水の量を極端に変える(多めの水量と少なめの水量)
・毎日水換え、切り戻しを行う

という条件で実験しました。

実験①: カラー

1日目

1〜3日目までは特に変化はなく、見た目に違いは見られませんでした。

4日目

4日目で多めの水に活けたカラーは茎が腐り枯れてしまいました。明らかに水が濁って水質が悪くなっているのも分かります。少なめの水に活けたカラーには特に変化はありません。水も透き通り綺麗な状態です。

6日目

6日目でオレンジ色のカラーが傷んで折れてしまいました。黒色のカラーはまだまだ元気です。

9日目

9日目で黒色のカラーも茎が傷んで折れてしまいました。

結果

多めの水のカラーは4日間、少なめの水のカラーは9日間で萎れてしまいました。実験の結果、 カラーは花瓶の水量で花持ちが格段に上がることがわかりました。 少ない水に活けることで、5日間も長持ちしました。

実験②: バラ

1日目

1〜2日目は特に変化はありませんでした。

3日目

3日目で少なめの水に活けたバラは少し水が下がっている印象です。多めの水のバラには変化はありません。

5日目

5日目で少なめの水のバラは萎れてしまいました。多めの水のバラは花が開いてきたものの元気でした。

9日目

9日目でどちらのバラも萎れてしまいました。

結果

少なめの水に活けたバラは5日間、多めの水に活けたバラは9日間で萎れてしまいました。水の量の違いだけで4日間も違いが出ました。

このようにお花によって水の量を調整することで、花持ちが格段に上がります。お花を活ける際にはその花に合った水量で飾ってあげましょう。

また切り花の長持ち剤を使うと、水の中にバクテリアが発生しにくくなり、花持ちが更によくなるので、合わせて使用することをおすすめします。ぜひご自宅でも試してみてください💐