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今後の小説を書くに当たり、根本的な指摘をされる。

 誰か知り合いと酒を飲みたいと思ったので、相手の距離は問わず、とりあえずたくさん連絡を取ってみるなど(挨拶)。

 と、いうわけで、不二川です。

 麦茶がミネラル補充飲料であることに、今さらながら気付いた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今回の記事は、「痛いところを突かれた!」とかいった話です。


日曜日ですので

 さて。まずは、毎週日曜日恒例の、ボイスブログを更新しました。

 お暇な方は、オナシャス。

公募原稿の件

 そんなわけで、ここしばらく、ずーーーーっと、「小説すばる新人賞」へ向けた、公募作の原稿を書いているわけですが、さすがに、ちょっと疲れてきました。

 今のところ、トータルの文字数は、63,584文字で、応募フォーマットで、77ページ目です。

 応募の下限が66ページなので、とりあえずはクリアした……とは言え、少し前の時点で、以降の本文を、プロットの箇条書きにでもしない限り、下回ることはまずない、ということは、分かっていたのですが。

 やあ、しかし、繰り返しになりますが、疲れました。一日当たり、4,000文字~5,000文字を目標に、コツコツ書いているんですけども、息切れ感を覚えております。

 プロット的にも、折り返し地点を過ぎております。仮に、「一日当たり、プロットの一段落を書く」とした場合、残りの工数は、単純計算で、12人日です。

 これがもし、締め切りまで残り一ヶ月を切っている! とかなら、そりゃあ焦るのですが、何度か触れております通り、締め切りは、来年の3月末。

 もちろん、僕自身の「興味の持続時間」のことを考えると、あまりチンタラも出来ないのですが、やはり、焦る必要はない。

 いやまあ、今日、たまたまひどく疲れているのは、前々日にろくに眠れず、さらに、昨日の夜は、600mlのコークハイを、景気よくグビー! したせいで酔っぱらって、今朝は10時半まで寝倒していたからなのですが。

痛い指摘

 ところで、前回は、こんな記事を書かせて頂きました。

 はい。「ココナラ」での、添削サービスの件ですね。この記事の中で、「さらなる出費は承知で、また別の方に、再添削を依頼することにした」と、触れさせて頂きました。

 その出品者さんは、小説教室の講師もされている方。作品の文字数に合わせた見積もりを出す際に、事前に原稿を提出し、軽く読んで頂いてから、承諾が得られて初めて、サービスが購入できるという形式を取っておられました。

 で。僕も、その通りに、問題の作品を前もって提出し、冒頭を読んで頂いた上での、提案を頂いたのですが……非常に痛い指摘を、最初にされました。

 どんな? かと申しますと、

「文章力に問題はないので、素材の問題だ」

 とのこと。

 要するに、ざっくり言えば、「書いているネタが凡庸だから、万年一次通過止まりなのだ」ということですね。

 その出品者さん曰く、「講義の際も、『素材が8割』だと、生徒に教えている」、「料理と同じで、素材がよければ、調理が多少下手でも美味しい」とのこと。

 僕の作品も、「惹きの弱さ」などを指摘され、「最後まで読んでも、この感想が変わることはまれだ」と、ズバシッと言われました。

 全部読まずに、そんなことが分かるのか? とは思いません。色んな方が仰ってますが、文章ってものは、冒頭の20枚程度を読めば、書き手の力量とかが分かるものです。

あえて頼む

 その出品者さんは、「安くはない対価を払ってもらう以上、不幸な出会いを避ける」ために、購入前に、相当細かく、懸念事項を述べてくださいました。

 確かに、そもそものネタの時点で問題があるのならば、「悪いものを振り落とすだけ」の、一次選考は突破できても、「商業的価値」を見る二次選考以降は、戦えないでしょう。

 はっきり言って、悩みました。素材のレベルでダメ出しされたなら、もう、新規で別作品を書くしかないからです。

 しかし、あえて、サービスを購入し、添削を依頼しました。ええ、ここまで冷徹に「現実」を突きつけてくださった、この出品者さんに、惚れたからです。ちなみに、「読みやすいから」という理由で、ちょっと値引きして頂けました。

 講評の納期は、出品者さんのスケジュールの都合で、11日の日曜日だそうです。それはまあ、焦るものでもなし、どうでもいいんですよ。

 しっかり読んで頂いた上での、講評を頂けることにはなったのですが、それはそれで、緊張はするものです。

 それにしても、「やっと分かった」って気分ですよ。ラノベにせよ、一般文芸のエンタメジャンルにせよ、常に新しいものを求めているところへ、凡庸なものを応募しても、戦える道理がない。

 とは言え、「さん、はい!」で、「こいつぁ斬新だ!」というようなネタが浮かべば、だーれも苦労はしねえのですけどね。

 結局の所、インプットの量がものを言うのだなあ、と、思いました。

 嗚呼、ぢっと手を見る。

 んじゃまた。

サポートして頂けると、泣いて喜びます。『打てど響かず』というのが、創作者にとって一番哀しいことでございますので。人助けと思って、よろしくお願いいたします。