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JFL(日本フットボールリーグ)第11節新宿×枚方(2024.6.7)観戦レポ

国立競技場で開催されたJFLの試合。
クリアソン新宿×FCティアモ枚方。

6月7日金曜JFLを社内関係者約10名と観戦してきました。

相手のチームのホームは枚方市。
読み方は「ひらかた」
大阪の方には怒られてしまいますが、「まいかた」などと読まれてしまうことが多い地名。
周囲には寝屋川市や高槻市がある地域です。

クリアソン新宿は新宿区内の企業を中心に多くのスポンサー獲得に成功、また、クラブと同じ名称での企業活動を行い、Jリーグ経験者を獲得しチーム強化。
2年前にJFLへ昇格したチームです。

1階席の多くを埋め、予定になかった2階席の一部も開放するなど集客は大きな成功を収めました。

千駄ヶ谷駅は観戦者がいっぱい
キックオフ30分前に人が続々と
予定になかった2階席が開放される
クリアソン新宿の集客は大成功

⚫︎千駄ヶ谷駅からの入場

試合開始1時間前に社内関係者と現地集合。
国立競技場がはじめてだというメンバーもおり、試合前からお酒飲みながらゆるゆる楽しく過ごしました。

かなりの人数がすでに入場済。
コンコース内の飲食店舗は混雑し、コンコース外のグッズ売り場も盛況でした。

お膳立ては万全。
さあ、試合は?

千駄ヶ谷駅からのアプローチ
東京体育館の奥が国立競技場

⚫︎新宿 は枚方に1-4 と惨敗…

新宿は昨年の国立ホームゲームで逆転勝利していたが、今回は惨敗でした。

相手はリーグ戦2位枚方。
新宿は14位。

前半28分、枚方 森本選手がボールを奪うと新宿GKをかわしてシュート。
さらに40分、枚方が何度も得たコーナーキックの場面で、最後にゴールし追加点。

新宿はスターティングメンバーで出場したDF瀬川選手が負傷し途中交代。
当社担当として推しの選手でもあるので残念。
負傷の状態が心配です。

後半5分、新宿選手によるヘディングがオウンゴールとなってしまい、3点差。
さらに10分には左サイドを崩されてさらなる失点。

実は、この試合前半にPK判定を受けたシーンがありましたが、こちらは相手シュートがバーを直撃し難を逃れた、という状況も。
最悪5失点の可能性もあったので、新宿にとっては本当に内容が良くない試合となってしまいました。

見せ場は、試合終了5分前に見せたダイビングヘッドでの1点のみ。

前節の勝利を次に繋げることはできませんでした。
内容的には枚方の方がベストな試合運びで新宿完敗。

選手入場
JFLの試合ですが多くのマスコミ関係者が
注目を浴びていた試合
ハーフタイムには盆踊りイベントも

⚫︎元日本代表選手が監督やスタッフに

クリアソン新宿は、元日本代表で柏レイソル中心に活躍した北嶋氏を監督に迎え、元サンフレッチェ広島選手でもあった大崎選手や、わたしたちの会社担当としてたびたび訪問いただける元Jリーガーの瀬川選手など力のある選手を有したチーム。

ティアモ枚方は元日本代表でガンバ大阪などJリーグを渡り歩いた大黒氏(ヘッドコーチ)・二川氏(監督)を迎え、こちらも質の高い選手を抱えているチーム。

クリアソン新宿・ティアモ枚方ともに実は豪華メンバーの集まりであり、チーム育成に力が入っている両チームです。

クリアソン新宿の攻めの場面がなかなか得られなかった今節

⚫︎クリアソン新宿はなぜこれだけの来場者を集められたのか

試合が開催された6月7日は「新宿の日」だそうで。
区内に勤務するものとして知っていなければならない日ですが、知りませんでした…笑

クリアソン新宿の主催試合として今年で3回目となる国立競技場での開催。
金曜日のナイトゲーム開催でどのくらい集まるのかと思っていましたが、入場者は16,480人。
J1でもこれくらいの人数を集めるのに苦労しているチームが多い中、この入場者数をJFLの試合で達成したのはもの凄いこと。
JFLの最多入場記録だそうです。

当社はクリアソン新宿のスポンサーをさせていただいています。
この試合はスポンサー無料入場試合ではなく、スポンサーであっても必要人数分の有料入場券を購入しており、お金を払って来場したスポンサー企業関係はかなり多かったと思います。

知り合いの企業の方も社員さんや関係者を大勢連れてきていましたし、集客と収入に関してチーム関係者の努力がうかがえます。

新宿区内の小中学生が招待されていたようで、私の知り合いの親御さんとも試合に会いました。
親御さんは券を購入して一緒に入場するとのこと。
「サッカー観戦はほとんどしないが、子供を連れてこれて国立競技場をはじめて訪れる機会にもなるので来場した」と話していました。
招待者と一緒についてきた親御さんという組み合わせでの有料来場者は多かった様子。

この試合への動員活動は現役選手たちも含めクリアソンスタッフの方々が地道にされてきたのを知っておりましたので勝てなかった、というより大敗したのはかえすがえす残念。
次に観にこようと思う機会を少なからず失ってしまった部分は多いかと。

私が連れ立った社員メンバーのうち、はじめてサッカーの試合を見た人や、社員の子供さんがおりましたが、やはり今日の試合の内容を見ると次の観戦に誘うときにハードルが上がってしまいます。

平日開催のACLゲームに匹敵する集客。
東京新宿にチームがある潜在的なパワーを感じたのは事実。
ただ、地元密着とは違う部分がある地域ではあるので今まで以上にチーム強化をして欲しいと願っています。

勝利が遠いクリアソンですが、次戦は立ち直れるきっかけをつくる試合を期待したいです。

プラスチック製のハリセンツールを来場者へ配布

⚫︎さまざまな意見があるサポーター。クリアソン新宿の未来は?

試合内容について。
ライトサポーターまでもいかず、新宿地区中心に企業関係者、学生などを動員した試合。
サッカーとは無縁な方々が多かったのか、勝ち負けというより仲間とワイワイしにきたという人が多かったと思います。
私の会社関係者も同様。
そういった空気感は良いのですが、一過性のものにならないようにするためにはやはりゲームに勝つことが求められるかと。

内容は枚方が圧倒し、新宿はいいところがあまりなかった。
枚方はプレッシングスタイルが機能し、新宿は対応ができず守勢に回る時間帯が多い印象。

特にポジショニングが問題で、攻めた場面でもボールの出しどころがなく、点に繋がる攻撃ができなかったことは今後の課題だと思われました。

試合終了1-4新宿敗戦
倒れこんでいる選手は枚方が多かった印象

クリアソン新宿の応援について。
個人的に今のクラブ主導型官製応援が好きではないんです。
なぜってJリーグでの応援スタイルが選手を後押しするものだと思うからです。

初見のメンバーも、「サッカーの試合でなぜブラバン応援をしているのか。都市対抗野球のスタイル(彼らも楽器を用いて統率する応援スタイル)のようで驚いた」と感想を漏らしていたように、違和感を感じている人がいるのは事実。

いわゆるバレーボールVリーグとかBリーグのような主催者主導型の応援といわれるものですが、現状を見ると攻守が目まぐるしく変わり、その変化に対応するサッカー応援には無理があるスタイルだと個人的には感じています。

Jリーグのようなサポーター主導の応援を選択せず、クラブ主導の応援スタイルに変化することを決めた新宿。
一方でクラブとしてチャレンジをしている部分ではあるとも思っているので、皆が応援したいと思えるような応援スタイルを確立していってもらえたら。

引き続き、サンフレッチェ広島についでクリアソン新宿も応援していきます。

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