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【人生の停滞感を感じたら】コミュニティを広げるべき理由

「自分の周りの5人の平均」=「自分」

“You are the average of the five People you spend the most time with.”
“あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる”

Jim Rohn

上記は、この言葉はアメリカの起業家であり、若くして一流企業のコンサルタントとしても活動し、31歳で億万長者となったジム・ローン氏が残した言葉です。実際に、話し方、言葉使い、しぐさ、時間感覚、趣味、思考、年収など、あらゆる面で、身近な5人の平均値が自分になるというものです。
実際に、ご自身のことを思い浮かべていかがでしょう?正確に5人の平均ではないかもしれませんが、結構当てはまっているのではないでしょうか。

しかし、これは至極当然です。
例えば大学も、学力、家庭の財力などが似通った人たちが集まりますし、会社でも、同じような憧れ・思いを持って入社し、年収も年功序列で決まっている、且つずっと一緒に仕事をすることになるので、そもそも「似ている人が集まりやすい」のと、「その環境に染まってしまう」というダブルパンチで、「自分の周りの5人の平均」=「自分」になってしまうのです。

もっと具体的な話をすると、身近な人たちが上司がいないところで上司の悪口を言う人たちであれば、自分も自然と悪口を言うようになるし、チャレンジもせずに無理だと決めつける人が周りにいれば、自分もチャレンジしなくなる。逆に超ポジティブな人たちが周りにいれば、自分もポジティブになります。あなたの環境はどうでしょう?また、自分はどういう環境に行きたいでしょうか?

居心地の良さ=停滞

しかし、実際に環境を変えようとしても、なかなか変えられないものです。それは、その環境が自分にとっての「コンフォートゾーン」になってしまっているからです。

コンフォートゾーンを出て人付き合いをしようとすると、話が合わなかったり(内容も、次元も)して居心地が悪くなるので、無理にそういうことをしようとする人はいません。誰にとっても、そのコンフォートゾーンを出るためには大きなエネルギーが必要になるのです。
また、コンフォートゾーンにいることが良いことのように洗脳されているケースもあります。「あの大学はレベルが高すぎて無理だよ」「転職しても活躍できるかわからない」「今の会社以上のところはないよ」という会話が身近でなされていると、勝手に頭が「そうだよな」というネガティブ脳になってしまいます。

ただし、スポーツをやっている方だと良くわかると思いますが、「居心地の良さ」=「停滞」なのです。自分のわかる範囲、思考が及ぶ範囲、能力の範囲で物事をすべて済ませようとしてしまいます。こうなると、その人の成長はありません。

コミュニティを増やす

今所属しているコミュニティにマンネリ化を感じていたり、自己成長が見込めない環境だな、と感じたら、いきなり転職したり、今のコミュニティを離脱することは相当なエネルギーが必要んおで、まずは是非様々なコミュニティに参加することをお勧めします
どんなコミュニティでも良いです。例えば料理教室やジム(レッスンがあるものが良いです)、社会人スポーツサークルなどなど。今では、他の企業の方とビジネスについてディスカッションするようなコミュニティもあり、現業やキャリアに繋がりやすいものも増えています。Linkedinで自分をさらしてみるのもありでしょう。お金に余裕ある人であれば、会員制のジムに行くのもありでしょう。経営者や芸能人等との接点が作れる可能性も出てきます。まずはこれまで自分が出会ってこなかったような人種がいそうなところに顔を出してみる、ということから始めてみてください。
そうすることで、異なる考え方を持った人、職業の人、年収が高い人などにちょこちょこ出会っていき、少しずつ自分に影響を与え始めることになるでしょう。

自分にとっても周りの人にとってもプラスになる

上記を読むと、あなた一人が今のコミュニティを出て、新たなコミュニティに行く、ということが前提となっているような書きぶりですが、決してそうではありません。あなたが変われば、周りの人たちも変わっていく可能性があります。あなたが別コミュニティからえたインスピレーションなどを現在のコミュニティに還元することで、あなたの組織、あなたにもっと近い5人にも影響を与え、「5人の平均が上がる」→「あなたも成長する」→「5人の平均が上がる」という好循環が生まれます。

もし、あなたが変わっているのに、そのエネルギーを感じずに今の環境・周囲の人が変わらければ、そのコミュニティを出る準備をしたほうが良いです。そうでないと、人生は停滞し、その環境にその後も足を引っ張られることになるでしょう。

私の例

私は、社会人になっても大学まで続けていたサッカーを続けていて、今は前職サッカー部や、某商社のサッカー部に入っていますが、それまでには外国人中心のサッカーリーグに所属したり、サッカーでつながったご縁で色んなチームに助っ人として呼ばれることも多々ありました。そこではサッカーの話が中心になりますが、いろんな職業の方がいて、考え方、稼ぎ方、生き方など、あらゆることが参考になりました

更に、自分の思考にブレイクスルーが起きたのは(今はちょっとお休み中ですが)「クロスフィット」というジムに行くようになってからです。

自分と同じサラリーマンも多かったのですが、経営者、弁護士、税理士、医者、お笑い芸人、フリーランスの方々など、普通に生活していると中々出会えない方がいて、またクラスレッスンなので、そのクラスで仲良くなることも多く、ジムの話のみならず、仕事や人生観など様々な話をさせていただきました。そこでの会話がやはりすべて新鮮で、自分の視野の狭さ、思考の硬さなどを痛感し、自然とそういった方々の生き方や考え方を真似するようになり、大なり小なり、自分の転職などの意思決定に影響を与えていたと思います。

上記の通り、新たなコミュニティに顔を出してみることは、人生に新たな刺激や考え方を注入してくれます。それすら腰が重たい、と思う方もいるかもしれませんが、ぜひ騙されたと思って、身近なものからトライしてみてください。

今回もお読みいただきありがとうございました!

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