「あいさつの理由」を考えるスタッフ勉強会
おはようございます!
2月も終盤に入りました。新型コロナウイルスによる肺炎の影響が出ているお店の話も聞いていますが…みなさまのお店はいかがでしょうか?
これだけ長期にわたって報道されていますので、今は大丈夫であっても影響が出てくる可能性も十分に考えられます。
私は「正しい情報源かどうか?」を気にするようクライアントの店長はもちろん、全パート・アルバイトさんに伝えています。
こちらが内閣府の情報です。
ちょっと情報が過ぎる感がありますので、その波に翻弄されないように。
正しい情報源からの情報を第一に受け止めて、情報を追うだけでなく、しっかりと具体的に行動していくことを心がけましょう。
さて今回ですが、現場のスタッフさん向けに行った
「あいさつ理由を考える勉強会」
についてのエピソードをお伝えしていきいと思います。
「元気にあいさつしよう!」では続かない
「元気にあいさつをしよう!」
「ハキハキ・キビキビとあいさつしよう!」
パート・アルバイトさんに店長が挨拶について教育をする際に使うフレーズだと思います。そう教育した直後であれば「元気に」「ハキハキと」挨拶するように変わるかもしれません。
しかし、続かないことが多いです。
その理由について私は…
そもそも「元気」や「ハキハキ」という言葉が曖昧であること
さらに「○○をしよう」と行動を指示するだけでは、スタッフの印象に残りません。では具体的にどうすれば良いでしょうか…?
挨拶を「3つに分解」する
では、私はどんな教育をしたのか?
というと…挨拶の理由を考えてもらう勉強会を開きました。
「テーマ:なぜ、お客様にあいさつするのか?」
―こんな勉強会…あまりないと思います。
(子供の質問みたいな「そもそも感」がありますね…?)
この勉強会で私は、挨拶を3つのアクションに分解して説明しました。
【あいさつ3つのアクション】
(1) 相手の目を見る(睨むわけではなく)
(2) 笑顔を見せる
(3) お辞儀をする
次に、それぞれ「なんのためにするのか?」という理由を伝えました。
【あいさつ3つのアクションの理由】
(1) 相手の目を見る理由→相手の存在を認めるアクションだから
(2) 笑顔を見せる理由→相手を安心させるアクションだから
(3) お辞儀をする理由→相手に感謝の気持ちを伝えるアクションだから
これに「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」とシーンに応じた言葉をつける…こうして挨拶ってできている。
そんな風に挨拶を分解して、それぞれの理由を伝えると、パート・アルバイトさんたちは「たしかに…!」「なるほどっ!」と反応してくれます。
「今まで流れでやっていました」と気づく!
「だから、あいさつって大事なんです」と説明すると、彼ら・彼女らはみな「ウン、ウン」と頷きます。
勉強会が終わって書いてもらった感想を見ると、
「すごく納得しました」
「今まで流れでやっていました」
「理由が分かり、気持ちが入ります」
「初心に戻って仕事をします」
と書かれていました。それぞれに気づきがあったのだと思います。
これで終わりではありません。
その後、お店の営業に入った時に、合間を見て質問します。
「どうして挨拶で笑顔をするんだっけ?」
「お辞儀の理由って覚えてる?」
※もちろん、仕事の邪魔にならない(ウザがられない)ように。
こんな風にして、芽生えた気づきを仕事の中で定着させるのです。
「なぜ○○なのか?」の教育で「考える力」を伸ばす
外食産業の成長期(1970年~2000年ごろ)は、スピード重視の教育が求められました。なぜなら、どのチェーンもいち早く出店をして全国展開を進めなくてはならなかったからです。
何もなかった空白地に出店できれば、そのお店は大繁盛しました。
「先行者利益」ってやつですね。
そういった背景もあって、当時は全てが行動支持レベルの教育でした。
「○○してください」
と理由を説明をすることもなく、その「行動指示書」がマニュアルでした。
(今のマニュアルとはちょっと違うと思います。)
しかし、今や外食産業は成熟期。
飲食店がない空白地なんて、国内にはありません。
新規出店より既存店の収益向上が求められる昨今では、現場の「考える力」を伸ばす教育が求められています。
この力は「なぜ○○なのか?」と理由を伝えることで活性化します。
「なぜ、お客様にあいさつするんだと思う?」
―「子供みたいな質問ですねwww」
なんていわれてしまうかもしれませんが…みなさまのお店でも、こちらを参考にやってみてください。
最後に(お願いも…)
ここまでお付き合いいただきまして、本当にありがとうございましたっ!
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もし誤字・脱字、あるいはもう少し詳しく説明して欲しい箇所などがありましたら、修正・追加執筆させていただきますのですので、お気軽にお申し付けください。
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最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
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