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vol.1 本日のテーマ:「悪酔い」


「悪酔い」の真実

「悪酔い」の真実:知られざるメカニズムと意外な事実

本日のお題は「悪酔い」
私自身、お酒は大好きですが「悪酔い」をした経験はありません。
いや、大学生の時は結構あったかも。
ということで、そんな若かりし頃の経験も思い出しながら描いてみました。

楽しい夜が、朝の地獄に変わる瞬間──それが悪酔いです。

誰しもが一度は経験したことがあるであろう悪酔い。
楽しい飲み会が一転、翌朝には頭痛や吐き気に悩まされる。
なぜこんなにも苦しい思いをしなければならないのか?この記事では、悪酔いのメカニズムを紐解きながら、あまり知られていない面白い事実や豆知識なども紹介しながら、私の描いた作品について解説します。

悪酔いのメカニズム

悪酔いの背後には、アルコールが体内で引き起こす一連の変化があります。アルコールを摂取すると、それは肝臓でアセトアルデヒドという有害な化合物に分解されます。このアセトアルデヒドが体内に蓄積されることで、頭痛や吐き気、めまいなどの悪酔い症状が現れるのです。

さらに、アルコールの分解速度は人によって異なります。
遺伝的に「アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)」が少ない人は、アルコールの代謝が遅く、アセトアルデヒドが体内に長く留まるため、悪酔いしやすくなります。特にアジア人に多いこの体質は、少量のアルコールでも強い反応を引き起こしやすいことが知られています。

悪酔いにまつわる意外な事実

悪酔いのメカニズムが理解できたところで、次はあまり知られていない興味深い事実に目を向けてみましょう。
これらの知識は、普段の飲み会での話のネタにもなるかもしれません。

まずは、「気圧や高度の影響」
例えば、飛行機の中や高地では、気圧が低くなるため、アルコールの影響が地上よりも強く感じられます。
これにより、通常よりも酔いやすく、悪酔いしやすくなるのです。

次に、**「飲み物の温度」**にも注目しましょう。
暖かいアルコール飲料、例えばホットワインやホットウィスキーは、胃腸の血行を良くし、アルコールの吸収を速めるため、酔いが早く回りやすくなります。
これが悪酔いの原因になることもあるのです。

さらに、**「酔いによるタイムスリップ感覚」**も興味深い現象です。悪酔いがひどいと、脳の記憶機能が不安定になり、短い時間が非常に長く感じられたり、逆に長い時間が一瞬に感じられることがあります。
これが、酔いの最中や翌日に「一瞬で夜が終わった」と感じる原因です。

ビジュアルで見る悪酔い

さて、悪酔いを視覚的に捉えるとどのように表現できるでしょうか?
以下にいくつかのイメージを紹介します。
私自身の経験や感覚を基に、どのように悪酔いを描き出せるかを考えました。

まずは、**「悪酔いの最悪な状態」**です。
暗い部屋でソファに倒れ込んでいる人、周囲には空のボトルが散乱し、表情は苦痛に満ちています。
頭痛やめまいを象徴するぼんやりとした光やジグザグのラインが、その辛さを一層際立たせます。

私が悪酔いをテーマに描いたアート作品をは、私自身が経験した悪酔いの辛さや孤独感を、そのままキャンバスにぶつけたものです。
描いている間、過去に何度も味わった頭痛やめまい、そして周囲の楽しさとは裏腹に自分だけが苦しんでいる孤立感が鮮明に蘇ってきました。
私はそのときの混乱した感情を視覚的に表現するために、色彩や筆致にこだわりました。

この絵の中心となる人物の表情には、深い苦悩や絶望感が込められています。
これは、悪酔いで感じた頭の中で渦巻く不快な感覚や、身体が反応しないまま世界から切り離されているような孤独感を描き出そうと試みた結果です。
背景に描かれた無秩序なタッチや色使いは、まさにその内面的な混乱や苦しさを表現しています。

しかし、描き終えてから気づいたのは、絵全体にエネルギーが溢れている一方で、やや焦点が分散しているかもしれないということでした。
背景に詰め込んだディテールが多すぎて、視線がどこに向かうべきかがやや曖昧になってしまったかもしれません。
主題である人物の苦しみをさらに強調するために、背景をもう少し控えめにするか、人物にもっと視線を集める工夫をすべきだったと感じています。

それでも、この絵は私自身の悪酔いの経験を基に描いたものであり、視覚的に強いインパクトを与えられるよう心がけました。
見た人がこの絵を通じて、悪酔いの辛さや孤独感を少しでも感じ取ってもらえたら嬉しいです。

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