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未来は自分で創れる

自分が体験したこと、目で見たもの、耳で聞いたもの、舌で味わったもの、手で感じたもの

これらは他者に伝えるとき、相手が認識できる状態まで落とし込まなくてはならない。
よく使われるのは「言葉・絵」のような、視覚可能な媒体。
これらは自分が捉えた事象の一部を削り、媒体上で表現可能な範囲で相手に伝える有効な手段だと思う。

だけど、ここでもやはり、事象の一部は失われてしまう。

例えば、「梅雨のある日、好きな人に告白して、断られた放課後の教室」

梅雨や放課後のような他者でも分かる言葉を使うことで、伝えられた側は過去体験から梅雨と放課後をトレースして事象を受け取る。ここですでに事象は当人が体験したものとは逸れ、一人歩きを始めてしまう。

伝える手段を増やすことは、表現の自由幅が広がるのね。


未来って誰が作ってるんだろう

未来がどうなっているのか。
これは誰にも分からない。
自分ではどうにもできないもの。
そんな風に考えていないか?

もし地球上の全人類が、未来がどうなっているのか分からないのであれば、
果たして、一体誰が明日を作っているのだろうか。

大統領?政治家?権力者?

なんとなく、資本主義・民主主義のフィールドで権力が大きい人が主導権を握っている
そんな認識に近いのでは。

本当にそうなのか?
僕は、半分正解で半分は不正解だと思う。

ここで未来を定義してみる。

未来 = 権力者の意思決定 + 意志あるエゴイズム

意志あるエゴイズムとは、大人になってからも夢を追い続ける人種のこと。
創りたい未来を想像し、創造し続ける人達のこと。

彼らは決して、他者の課題を解決することが根底にあるわけではない。
根っこは強い「エゴイズム」。
そこから芽が出て、枝葉が伸び、花が咲く過程で、今ある世の中のルールに従って、支えを得ていく。
エゴイズムは、人間の根源的欲求であるため、決して干からびることのないエネルギーの供給源となる。

さて、ともすると、未来を創れるのは誰か。
そう。意志を持った自分自身なのである。
エゴイズムと社会のルール、ベクトルさえ合わせれば自分自身で未来を創っていける。

未来を自分が創るまでのプロセスを分解してみる

未来を創るプロセスは大きく分けて5段階

1. 壮大な夢を語る
2. 理想が明日現実にならないGAPの要因を探す
3. GAPを現時点でぎりぎり実行可能な幅に分解する
4. 自分の過去体験から、どの道を進みたいのか見極める
5. 道を歩むために不足しているスキルを把握し、鍛錬

1. 壮大な夢を語る

夢は大きければ大きいほど良い。
なぜなら、実現から程遠い夢であればあるほど、他全てが手段となりうるからである。
例えば、"らしさに溢れた社会を創りたい"という夢を描いたとする。

らしさに溢れた = 自分のやりたいことをのびのびと全ての人が行えている状態

とすれば、その手段はキャリアカウンセラーかも知れないし、学校の教師かも知れない。
政治家になって、法制度の改正を通じてそんな社会を創ることも可能である。

大きな夢を描くためには、次のような問いを自分に投げかけてみよう。
「もしも、明日から全てのことを自分で決められるのなら、どんな世界を創っていきたいか?」

問いの答えがなかなかでないのであれば、自分自身の内側に秘められた思いに耳を傾けてみる。
どんなことにワクワクしているのか
どんなことにイライラしているのか

問いの答えは、必ず自分の内に在る。

2. 理想が明日現実にならないGAPの要因を探す

夢を描いたら、その夢が明日現実にならない理由を探してみよう。

ブレスト的に、思いついたもの全て書き出してみるといい。
資本主義のせい?集団同調圧力のせい?
近所のスーパーが22時に閉まってしまうせい?

すると、原因のロジックツリーができて、根幹の課題が浮かび上がってくるのでは?

理想が現実にならないのは、全て当人の力不足。

3. GAPを現時点でぎりぎり実行可能な幅に分解する

理想と現実のGAP分解は2. で少ししたが、更にGAPを分解していこう
資本主義を変えることがGAPなのだとすれば
資本主義の代替手段を考えて浸透させればいい。

浸透させるほど、影響力もアイディアもないなら、アイディアを持っている人を探して聞けばいい。

影響力がないなら、影響力をつければいい。
影響力をつけるためには、インスタグラムでまずはフォロワーを10000人獲得すればいい。
10000人獲得するためには...

と、ここまで来れば、明日からなんとなく実行できそう?

4. 自分の過去体験から、どの道を進みたいのか見極める

さてここまでくれば、フェイスブックの友達を増やすのか、インスタフォロアーを増やすのか、はたまた政治家になるのかは本人の過去体験から最も得意な道を選んでみよう。

道に正解はない。だからこそ、最も成功する確率が高い道を、自分の得意分野と照らし合わせて選ぶこと
が勝敗に影響を及ぼす。

5. 道を歩むために不足しているスキルを把握し、鍛錬

進む道を決めたら、最後はその道を歩くために必要なスキル・知識を並べてみよう。
その中から、今の自分に足らないものを抽出し、不足分をどう補っていくのか行動に落とし込む。

あとは、その行動が継続できる環境に身を置き、夢を見据えて取り組むだけである。
注意すべきは、意志の力を信じないことだ。意志力は有限である。
だからこそ、意志力とは別の力(強制力など)が働く状態を自ら作っておこう。

気づくと、明日から取る行動と未来がつながっているのではないか?
そう思えれば、未来はすでに自分で動かせるものとなる。

まとめ

いかがだったろうか。全て主観的であり、「本当にそうなのかなあ?」と疑問に思う箇所ももちろんあると思う。
疑問に思ったなら、その箇所だけ自分で再構築し直してみよう。
出来ない理由はたくさん出てくるはず。そして、誰にでも出せる。
出来る可能性を見いだせるのは、強い思いを持って、もがいた自分だけだ。

出来ない理由を探し出すよりも、出来るようにするために乗り越えるべき課題に目を向けて、世界を前に進めたい。

参考書籍


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