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『メイちゃんの執事』の主題歌は?番組と繋がりの強い主題歌を検索データから出してみた

こんにちは、データアナリストの小川知紘です。

ある曲が流れた時、その曲が主題歌の番組が浮かんだ経験はありませんか?
曲を伝える時にも「ほら、あのドラマの曲!」と言ったり、曲を聞いて「この曲何のドラマだっけ?」の脳トレが勝手に始まったりと、私の場合はドラマと曲を自然とセットで考えることが多くあります。

では、「○○ 主題歌」と検索されるのはどういう時でしょうか?
恐らく、
・観た作品の主題歌を/知っている曲が主題歌の作品を ”探したい”
・この作品の主題歌を/この主題歌の作品を ”思い出したい”
のように、「探したい」「思い出したい」時に検索することが多いのではないでしょうか。

そこで今回は、検索データから「探したい」や「思い出したい」と思われている曲・作品を調べてみたいと思います。

主題歌検索ランキング

こちらは2022年4月に、「主題歌」と一緒に検索した人数の多かったキーワードランキングです。

検索人数の多さで見ると、現在やっている作品や前作のドラマ、再放送等でテレビに出た作品が上位に来ており、「最近観た人が主題歌を探したい」ために検索した作品が多く現れているように見て取れます。

では切り口を変えるとどうなるでしょうか。

性別・年代に特徴的な主題歌検索ランキング

今度は性別×年代に分け、ボリュームの多い中でも特徴的なキーワードを見てみます。

性別×年代に特徴的なキーワードにすることで、広く検索されているものは特徴的でなくなるため、先ほどとはまた違った結果が見えてくるのではないでしょうか。
こちらがその結果です。

やはり先ほどの結果とはガラッと変わりました。
例えばドラマでは、20代女性には3月のアカデミー賞で出演者の鈴木亮平さんと吉川愛さんの2ショットが話題にもなった「メイちゃんの執事」、30代男性には出演者の崎本大海さんが結婚を発表された「キッズウォー」、40代女性には1992年に石田ひかりさん主演で放送され、現在今田美桜さん主演で再ドラマ化されている『悪女』の当時の主題歌など、
性別×年代特有の「探したい」「思い出したい」が出ているように思います。

皆さんの性別・年代での結果はいかがでしょうか。分かるな、懐かしいなと感じていただけたら嬉しいです!

(ちなみに記事タイトルの『メイちゃんの執事』の主題歌は、ROCK'A'TRENCH『My SunShine』になります。私も久しぶりに聴きましたが自然と歌えて、思い出の曲のすごさを思い知りました。)

2022年春ドラマの主題歌検索と視聴率

最後に余談ですが、最初の結果(主題歌検索ランキング)を見た時に、
主題歌の検索が多い=観ている人が多い ということなのか、もしくはドラマと主題歌がセットになったものほど検索される など別の関係があるのか疑問に思ったため、
試しに今期の民放ドラマ(21-23時に放送開始、シリーズ作品以外)の視聴率と主題歌検索人数のランキングを比較してみました。

※検索人数を集計する時、「じぞ恋」は『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』に含むなど影響が大きい表記揺れは対応しています
※平均世帯視聴率:https://ciatr.jp/topics/311573「関東地区(ビデオリサーチ調べを基準)」より(2022/5/12)

今回の結果では、マイファミリーは視聴率も検索も多かったものの、その他では平均視聴率が高ければ主題歌を含む検索が多いとは言えない結果になりました。

ただし今回の結果だけでは判断が難しく、このような考え得る要因を1つずつ検討していく必要がありそうです。
・見逃しや別デバイス視聴など、日本全体での総合的な視聴率にすると関係している
・主題歌のアーティストや曲名が分かっており、直接検索されている
・観た以外に主題歌検索をする理由がある など

結果として、もし「どういう作品でどういう曲だった時に印象に残りやすい」といった新しい特徴が見えてくると、主題歌を今後決めていく上でも面白い発見になるのではないでしょうか。

おわりに

今回の切り口の他にも
・何かきっかけがあり検索されることが多いため、期間をずらして比較する
・主題歌を知りたいニーズが特に強い作品を出すため、主題歌の検索が作品名自体の検索と比べて多い作品を出す
など、「主題歌」という1テーマだけでも切り口はたくさん考えられそうです。
観たい観点に合わせて色々な切り口を試すことで、また違った結果が見えてくる楽しさを少しでも感じていただけたら嬉しいです!

興味をお持ちいただけた方は、ぜひ一度DS.INSIGHTをお試しください。

筆者プロフィール
小川 知紘(おがわ ともひろ)
2018年よりヤフー・データソリューションの立ち上げに従事。
現在はDS.ANALYSIS(オーダーメイドの課題解決サービス)にて、クライアントに対する分析企画・アナリスト業務を担当。
副業として、幼児教室の先生 と 事業会社でのデータ分析 を行う。
データ分析が身近に感じられるネタでnoteを投稿中。

twitterもやっています。ご連絡はこちらまで→@tomohogawa
他note記事→アナリストの分析日誌

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