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【退職エントリ】働き方を考えてみる

こんにちは。
株式会社ダイレクトソーシング(以下、ダイレクトソーシング社)の小野寺です。

2023年9月末をもって退職することになったので、これまでの振り返りも兼ねて退職エントリなるものを書いてみることにしました。
人材業界に興味がある方、ベンチャー企業への転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。


なぜ今退職するのか

ダイレクトソーシング社に入社して3年と少しが経ちました。
燃え尽きとまではいきませんが、今この場所・状況でできることはやり切ったと感じました。

ダイレクトソーシング社ではダイレクトリクルーティングを中心とした採用支援を行なっています。
今でこそ私もダイレクトリクルーティングのノウハウを提供する立場となりましたが、入社当初は人材業界未経験、右も左もわからないところからのスタートでした。会社の規模も入社当時は20~30名程度だったと記憶しています。
約3年が経ち、気がつけば社員数は80名を超え、いよいよ100名規模が視野に入るまでに拡大し、私自身、幸運にもチームを任せてもらうことができました。
業務面、組織面どちらにおいてもひとつ壁を乗り越えることができたと感じています。

同時に、この先この会社で価値発揮をしていくにはどうしたらいいのかを考えるようになり、このタイミングで、環境をガラッと変えた方が楽しいかもしれないと思ったのが退職を検討する大きな要因になりました。

ダイレクトソーシング社である程度の経験を積み、ここからが本番という感じですね。

そもそもなぜ入社したのか

ダイレクトソーシング社には平たく言うと「学ぶため」に入りました。

少し遡って話をすると、元々私は航空業界で製品の試験担当エンジニアとして働いていました。今とは180度異なると言っても過言ではないキャリアです。
新卒で上場企業に入り、比較的順調な滑り出しです。
ところが、途中でつまらなくなりました。

ある程度業務を覚え、後輩を引っ張っていく立場となり、ある時ふと思いました。
「この会社にこのままいたら10年後も同じことやってるな」
贅沢な悩みかもしれません。
ただ、もっと自分ができることがあるのではないか、そのためには今の環境ではだめだ、と思い転職活動を始めました。

当時の転職活動の軸は3つありました。
 ・働き方の自由度が高いこと
 ・幅広い業界や技術に関われること
 ・事業内容が新しいこと

初職は良くも悪くもとても狭くてレガシーな業界でした。なので、自分の視野が広がるような経験ができること、これからの時流の変化に関われることを必須条件にしていました。
とても雑に言えば、自由!面白い!かっこいい!です。

そういった経緯もあり、幅広いクライアントに関われること、ダイレクトリクルーティングを基軸とした採用市場の変革を目指すダイレクトソーシング社は私の求めていた方向性とマッチしていました。

最終的には他社と比較した上で入社を決めましたが、決定打となるポイントはいくつかありました。

・STAND ALONE COMPLEX SOCIETY

攻殻機動隊ダイレクトソーシング社のVISIONです。

(参照:https://directsourcing.super.site/)
ちなみに私はGHOST IN THE SHELLがとても好きです。

「企業は目的を同じくする仲間の集まり」で、個人の能力・意思を持ち寄って、いい意味で会社や同僚を「利用」し、新しいイノベーションを生み出していくという考えがとても気に入りました。

それぞれの個性や多様性を認め、それぞれの得意を120%発揮できるような環境が世の中に増えていけばそれはこれからの企業や国の成長にも繋がります。

あくまで私なりのVISIONの解釈ですが、そんな社会が実現したらいいなと割と本気で思いました。

※余談ですが、方向性さえ揃えることができればVMVの解釈は人それぞれあっていいと思っています。むしろそれぞれの解釈をぶつけて議論して最後に握手できるような会社だととても素敵。

・個性的なメンバー≒ダイバーシティ

最終面接に行ったらハーゲンダッツをもらいました。美味しかったです。

面接ではメンバー、役員とそれぞれ話しました。どちらも見定めるというよりは(もちろんそれも大事ですが)、本当にこの人たちは私に興味を持ってくれているんだなというのが、面接を通して伝わってきました。そして個性が強かった。

本音で喋っても向き合ってくれそう、なによりこの人たちと働いたら面白そうだな、というのが最後の決め手でした。

幸いオファーをもらうことができ、コロナ禍最初の緊急事態宣言が出た2020年5月の混乱の中、ダイレクトソーシング社にジョインすることになりました。

入社当時の旧オフィス(お台場)

ダイレクトソーシング社で何をしていたのか

私はカスタマーサクセス部での採用だったので、主な業務はクライアントへのヒアリング、採用ペルソナ設計からスカウト文設計、候補者へのスカウト業務などダイレクトリクルーティングに関わる上流から下流までを担当していました。
クライアントは元々のバックグラウンドである日系大手メーカーを始め、数十人規模のテックベンチャー、外資大手コンサルなど、当初望んでいた通り幅広い業界に関わることができました。

全くの未経験からのスタートだった割には、それなりにできるようになったとは思います。

スムーズにキャッチアップをしていけたのは、社内の体制とカルチャーのおかげでした。
入社当初からほぼフルリモートでの勤務でしたが、社内でのコミュニケーションには特に困りませんでした。困ったらSlackですぐ連絡が取れ、オープンクエスチョンでも誰かがレスポンスしてくれます。メンバーの特徴として「Maniac」という言葉が使われるのですが、周囲に興味を持ち、どんどん深掘りしたくなるような人が多いため、興味さえ持てばとことん理解を深められる環境がありました。

やがて会社の規模も大きくなってきたところで、入社以来ずっとお世話になっていた先輩が現場を離れ、私がチームを任されることになりました。
それまではいちプレイヤーとしてやってきていたところを、自分でプロジェクトを主導し、加えてメンバーの成長や働きやすさ、チームとしての成功を担っていくようになったことで、業界知見だけでなく組織・ビジネスの面でも視野を広げることができました。
最終的には2チームのリーダーを経て、自分としても大きく成長できた気がしています。

これから何をやりたいのか

しばらくはゆっくりしようかなと思っています。

冒頭にも書いた通り、3年強の中で経験したかったことの大部分は経験することができました。まだまだ未熟な部分も多分にありますが、言い換えると自分にできること・できないことの解像度はこの3年間でかなり上がりました。

また、「個人がどうやって能力を活かしていくか」を突き詰めていく中で、企業に就職するとか、週5日働くとか、そういった所謂「当たり前」も含めてどうやったら自分は活躍できて、周囲に貢献していけるのかをまっさらな状態から見直したいとも思いました。

その上でこれからどうするか、具体的にどんなアクションをとっていくか決めたいと思っています。

幸い私は健康で元気です。楽観的かもしれませんがなんとかなると思っています。

ダイレクトソーシング社はどんな会社だったか?

トータルで見ていい会社でした。大好きです。

既に書いた部分ですが、組織としての考え方や、一緒に働きたいと思えるメンバーが多かったことは私にとってとても良い環境でした。

それに加えて大事な点として、働き方の自由度が抜群に高いです。
詳しくはこちらを見ていただきたいのですが、勤務時間の調整がしやすく、例えば午前働いたのちに中抜けして私用を済ませ、再度夕方から勤務するといった働き方も可能です。

(参照:https://directsourcing.super.site/)

一方で時にはもやもやすることもたくさんありました。
組織の成長フェーズなので仕方のないことではありますが、特に自由度の高い会社である分、制度設計や管理体制など、整えきれていない部分が多く存在します。

例えば評価制度については役員陣と話す機会もありましたが、どうやって会社の良いところである自由度の高さとルールを両立していくのか、企業としてどういう仕組みを作っていくのか、答えの明確ではない難しい課題が山積みになっていると個人的には感じています。

とはいえ、そういった要素を考慮しても、私はダイレクトソーシング社に入社して本当に良かったと思っています。同僚にも恵まれました。

ここ数年でダイレクトリクルーティング市場は大きく変化しています。コロナ禍で世の中の価値観も変わりました。
その変化の波にどうやって乗っていくか、これからは外部の人間として、ダイレクトソーシング社の成長を楽しみにしています。

本当に3年間たくさんお世話になりました!

卒業旅行に行ってきました!

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