映画感想⑤『スパイダーウィックの謎』

こんチワワ。毎日投稿5日目です。5!!!!
ゴ!!!!!!ご!!!!!!!!
ゴゴゴーゴ・ゴーゴゴ(は?何?何?何?何?何?何?)

皆さん、小さい頃に読んだ本って覚えてますか?私は小学生の頃、初めて“図書館”という便利な存在を知り、馬鹿の一つ覚えのように通いつめていました。そこで当時狂おしいほどにハマった児童書があります。

それが『スパイダーウィック家の謎』

ジャンルはファンタジーで、その中でも“妖精”に焦点を当てた物語でした。両親の離婚によって、おばさんの家に越してきたジャレッド、サイモン、マロリーの三兄弟(ジャレッドとサイモンは双子で、演者のフレディ・ハイモアくんは1人で2役演じてたらしい。すげ!!!!)はある日自分たちの大大おじさんにあたるアーサー・スパイダーウィックが書いた『妖精図鑑』を見つけます。しかし、その図鑑は悪者のゴブリンたちに狙われていて……という王道ストーリーが展開していきます。

物心ついた時から、妖怪や妖精などの架空の生物が大好きで、私は直ぐにこの本の虜になりました。
当時、確か本に付録で妖精カードが付属していて死ぬほど欲しかった覚えがあります。

ちなみに、当時小学生の間で流行っていたファンタジー児童書と言えば『ハリー・ポッター』と『ダレン・シャン』。周りの話についていけませんでした。
誰一人として『スパイダーウィック家の謎』は知りませんでした。かなし。

しかし、『ハリー・ポッター』も『ダレン・シャン』も映像化されているように、『スパイダーウィック家の謎』も映画になっています。(映画版のタイトルは『スパイダーウィックの謎』)
地元にTSUTAYAができた時(中学2年とかだった)にウキウキで借りに行った覚えがあります。

Netflixを物色していると、丁度発見したのでノスタルジーに浸るか〜という思いで鑑賞しました。



久しぶりに見たけど、やっぱ良いな〜〜〜〜。

正直な話、映画の展開や演出自体は在り来りだし、超普通の王道ファンタジーなのであまりパッとした特徴はないんです。
だけど、これ、自分が初めてハマったストーリー小説だった気がするんですよね。
そこが肝です。

自分の中で凄く思い入れのある原作だからこそ、映像でキャラクターが、物語が、動いているのを見れた時の感動は凄まじかったです。
制作に関わった全ての方にお礼を言いたい。

この映画を今見ると、自分が当時架空の魔法世界に憧れてたこと、もしかしたら壁の裏に妖精がいるかもと実家の壁をコンコン叩いて回ったあの日、将来はアーサーと同じように妖精博士になると意気込んでいた自分……そういう昔の純粋な気持ちを思い出すんです。

なんか良くないですか?今の自分を形成してる映画や本があるって、最高じゃないですか?

すげぇカッコイイ。
物語と共に生きてるって感じで。


自分語りをしてしまったので、この辺で映画の感想を。
先程はパッとした特徴は無いと書いたんですけど、私はそれが逆に良い映画だなと思います。
特徴はないんですけど、それなりにしっかりしたストーリーはあってテンポよく進んでいくので映画初心者でもすごく分かりやすいし見やすいんですよね。
登場人物皆、妖精という存在を受け入れるのが早くて変なグダグダがない。
あまり根詰めない映画です。

なので、ファンタジーって専門用語とか世界感ゴリゴリに設定されてて苦手なんだよねって人でも気軽に見れると思います。
子供やファミリーでも楽しめそう。


いいなぁ、久しぶりに映画見たら原作欲しくなったなぁ……。近いうちに全巻買おうかなぁ。
当時は本を買うことが禁止されていたので。
現代で過去の自分にマウント取ってやろうと思います。

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