狂っていた時代(自己紹介pt2)
自己紹介パート2として、振り返ってみてもかなりの狂い様だったなと思う過去のマイ・スタジオ・ルームの紹介をしてみる。
いかがでしょうか。いやまぁ、もっと凄い人居るのはわかってますが、けっこうキテると思いませんか?どんなシステムだったか紹介します。
・シンセサイザー
Roland SH-101 , JUNO-106 , TB-303 , SYSTEM-100(101+102) , SH-32
Clavia NordRack 2
KORG microKORG XL
Emu Ultra Proteus
YAMAHA TX81Z
・ドラムマシン
Roland TR-606 ,TR-707 , R-8 mk2
・グルーヴギア的なもの
YAMAHA RS7000
Roland MC-202
Elektron MACHINEDRUM SPS-1 , MONOMACHINE SFX-60
・エフェクター
EVENTIDE DSP4000
SONY DPS-V77 , DPS-F7 , MU-R201
Roland SPACE ECHO RE-150
BOSS SE-70 , VF-1
AKG BX-15(スプリングリバーブ)
FOSTEX MODEL 3180
・その他
Computer : Mac mini
Audio I/O : Universal Audio Apollo twin , MOTU 828 mkII
Speaker : YAMAHA HS50M
Mixer : Mackie. Onyx 1640i
MIDI-DYN SYNCBOX : Roland SBX-10
ちらっと写ってるギター : Fender Musicmaster (1963年製!!)
・・・・機材的にはこんな感じです。
これ、2014年撮影っぽいのですが、たぶん2013年末とかだった気が。
それからも足していて、Roland TR-8、SYSTEM-1、KORG MS-20miniが主に追加された機材です。
機材的にもTB-303、SYSTEM-100、DSP4000など結構なものが入ってましたが、配線は全部Beldenのケーブルで統一し、パッチベイでどこからどこへでも繋がるようにしていました。床にケーブルを這わさない配線もポイント。ただ、バラすのがめちゃクソ面倒くさかったけど・・・。
いちばん凄かったのが、MIDIのノート信号と同期信号を分けていて、AKAIのMIDIパッチベイ計3台で役割の違う機材に送ってMacから発音・同期ができるようにセッティングしていました。基本シーケンサー付きの機材は難解すぎるMC-202以外は内蔵シーケンサーで音出させるやり方でした。
オーディオマニア的ではなかったので、電源はTEACまたはFURMANの電源使う程度で適当でした。
モニタースピーカーもYAMAHAのHS50M。けっこうビクビクしながら音出していたというか、、、ほとんどRolandのRH-300でマスタリングまでやっていたのでモニタリングは悪い意味で適当です。HS50Mはちゃんとセッティングすれば定位とか分かりやすいけど、エレクトロニック・ミュージックに必要な重低音(100Hzくらいから下)はよくわかんなかったのが致命的です。
Mackie.のOnyxミキサーはめちゃくちゃ良かった。4系統のAUX SENDが使えてDUB的なミックスやりたい放題。ほぼRolandのSPECE ECHO、FOSTEXのスプリングリバーブ、BOSS SE-70は固定して使っていました。
I/Oはmotu 828 mkIIを今でも使っているが、この頃はUADプラグインも使えるということで、Universal Audio Apollo twinを導入していた。(今写真みるともう一台motu持ってたんだ、、、忘れてた。笑)
DAWはPropellerhead Reason。2001年からずっと使っているソフトウェアだけど、オーディオが録れるようになって、MIDIも外部に吐けるようになっていた。MS-20miniやSYSTEM-1、CV/GATE変換するArturiaのBeatstepなんかサクッとReasonから選んで鳴らせて、外部グルーヴボックス的なシーケンサーとの同期も相性良かった。Reasonはちょくちょく変なシンセやエフェクターを持っていたり、かんたんに使えるサンプラーがあるので、ハードウェアにオーバーダブするのにも丁度良かった。この頃はReasonで曲を作って録って、仕上げはLogic Studioでやっていた。今じゃReasonはVST使えるのでやろうと思えば仕上げまでできると思うけど。
2020年現在、シンセサイザーや音源なんてハードでもソフトでも、アナログでもデジタルでも何使っても良いが、空間系のエフェクターはハードウェアが相変わらず素敵だと思うです。IRは質感含めて結構良い感じになるけど、特にDUB的な空間付け(よくあるスネアにリバーブどーん!て感じ)は、ハードウェアのリバーブとミキサーのあわせ技が一番の近道という持論は今も変わらないです。
最近もElektron2台をTAPCOのミキサーにつないで、AUX SENDからBOSS SE-70に送って遊んでたけど、やっぱいい感じのアンビエンスが得られる。SONY MU-R201もそうだけど、デジタルリバーブでも、プラグインよりグッとくる。なぜだか説明はつかないけど・・・。
シンセサイザーやドラムマシンについては、ひとつひとつ思い出話的に別途詳しく書いていこうと思いますが、一番使ったのはRoland MC-202とJUNO-106でした。どちらも決して太い音とかではないんだけど、「良い鳴き方」していましたね・・・。SYSTEM-100も色んな意味で凄いシンセだったが、こちらはRolandがプラグインで結構いい感じに再現してしまっているので良いとして、MC-202は売らなきゃ良かったと後悔・・・。あのメローな鳴きは他で出せたことはないけど、最近のモノシンセ(ArturiaとかBEHRINGER)が良さげな感じなので、後悔が払拭されることを期待したい(そのうち何か買う予定)。
こんな感じで狂気の時代に1枚作品作ったあとに、結婚→子供できる→引っ越しなんやらで、音楽作りと楽器イジりも一段落、売っちゃえ!で半分故障状態だったElektron2台除いてほとんどのシンセは売ってしまった。エフェクターはいつか買い直すハメになるだろうと思って、取っておいた。僕の世代(1984年生まれ)は、いわゆるビンテージシンセは高値で取引な時代に突入していたし、DAW界隈は過渡期だったし、ちょっと不遇な世代かもしれない。今の時代は安くて良さげなシンセいっぱいあって、正直羨ましいです。monologueとかcraveとか、なんだよ、、、て感じです。
今日はこんなところで。なんか掘り下げて書いて欲しい機材の話とかあればコメントなどいただければ書きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?