『体質改善ダイエット』生活習慣必須10項目

ヒトは“口にしたもの”のみでできています。

ヒトは食べたものでカラダが作られます。当たり前のようで、改めてそれを知った時はすごく感動しました!

『動的平衡』 福岡伸一 

何を食べ、どんな動作をし、どれだけのゴミを排泄したかのその結果が今のカラダそのものです。日常生活=生活習慣によってカラダが作られています。体質を改善する上での必須項目をまとめました。


1 食事

最も重要項目です。
ヒトは食事(食べモノ)でできています。だから、どんなものを口にするかによってその人の体調が変わります。世の中にはいろんな食事療法がありますが、手間が増えたり、エンゲル係数が増えてしまうものになると長くは続きません。また好きなものをガマンすることはストレスの要因となるので長く続きませんし、リバウンドにもつながります。

Point1:ガマンしない!!

カラダの細胞が生まれ変わり新しく作り変えるには3か月~6か月(期間は各臓器によって違う)かかります。ですから食事の改善は、長く続ければ続けられるほどカラダにとって良いのです。

“単なる減量”なら一時的でに食べる量を減らせばよいのですが、体質改善には時間がかかります。気長に続けられるものでないといけません。食べる量、食べたいものをガマンすればストレスが増えます。ストレスが増えると、代謝が落ちます。

だから痩せ体質には程遠くなってしまいます。「食べたいものを好きなように、しかも罪悪感を感じずに食べる!」これがダイエットにもアンチエイジングにも共通する食事のあり方なのです。

Point2:カラダにとって、“ゴミ”となるものをなるべく入れない!

ダイエット=脂質と糖質を入れなきゃいい!!と思っていませんか?脂肪は細胞をプルプルにするのに絶対必要だし、脳の唯一の栄養なので必須栄養。カラダにとって本当にゴミとなるものは、消化に時間がかかるもの。

もちろん、脂分の多いお肉や生クリームたっぷりのケーキもそうですが、一番は「科学的に作られたもの」。保存料や化学調味料、合成甘味料、サプリメントを錠剤の形状にするためのものなど、実は多くのものを口にしていると思います。

これがホントの「おデブのもと」なのです。今やこれをまったく口にしない生活は困難だと思いますが、「極力入れないようにする」だけでも体質は変わります。

Point3:タイミングでコントロールする!

いつ何を食べるによって、栄養価の高いものは吸収を良くし、太る要因となるものは吸収を悪くしたり、カロリーを摂取量でコントロールするのではなく、タイミングでコントロールすることでもダイエットができます。

また、食べる順番によってもカロリー摂取量はかなり変わってきます。カラダはおなかがすいているとき入れた食べ物を非常に吸収します。それは、原始時代に、次いつ飢餓になるかわからないため、食料が口に入ってくるととにかく吸収するようにカラダの仕組みがそうなったそうです。

例えばこってりお肉量理を食べる場合は、まずおみそ汁などから入れること。そして生野菜、煮物、など繊維質などを先に入れておいて、それからこってりお肉を食べれば、お肉の脂肪吸収は少なくて済みます。

ダイエット、内臓脂肪、便秘、肌荒れ、セルライト、疲労感、むくみの解消はもちろん、生活習慣病を回避することも可能です!!

2 飲み物

カラダの60%は水分です。だから何をどのように摂るか、とても重要です。

Point1:こまめに水分補給を!

食間にまめに水分補給することで、その後に食べるものの吸収を遅らせてくれます。

Point2:食後より食前にしっかりと!

食事中や食後に飲み物を取ると胃液が薄まり、消化が遅くなります。食前にしっかり水分を取っておきましょう。

Point3:腎臓に負担の少ない飲み物に!

ダイエット中はつい、ダイエット飲料などに目が行きがちですが、清涼飲料水は基本的に保存料や化学調味料、合成甘味料が多いもの。それらを取り入れると、“ゴミ”は増えてしまいます。

ゴミが増えると腎臓はその処理に追われます。脂肪燃焼に使われるエネルギーが、それらの処理にまわってしまいます。ですから、処理の少ないお水やお茶にすると良いです。

お茶:急須で入れたお茶は良いのですが、ペットボトルのお茶は保存料がたくさん入っています。

コーヒー:缶コーヒーはもちろん保存料入ってます。またコーヒー用ミルクは化学的に作られているので「おデブのもと」。飲むなら、ドリップコーヒーに砂糖と牛乳を入れて飲むとよいでしょう。

無理してハーブティーとか飲まなくっても大丈夫です。好きなものを無理なく飲みましょう。

3 睡眠時間

痩せたいなら良い睡眠を心掛けましょう。寝ないとエネルギーが充電されず、疲れやすくなり、結果余分なエネルギーをカラダが要求してきます。

寝不足こそが「おデブのもと」です!ゴールデンタイム10時~2時はなるべく寝るようにしましょう。日はまたがないのは必須です。

4 酒量

ダイエット=禁酒は常識なのですが、こちらもガマンすることより、ダイエットの手助けしてくれるものを飲むように、そして太る飲み方はやめましょう!

裏の成分表示に着目してください。合成甘味料など使われていないものを選びましょう。
基本的に安く買えるものは、化学的にその味にしているだけです。

ビール、サワー:ちゃんとしたビールを飲みましょう。発泡酒、第三のビール、ノンアルコール、サワーなどは清涼飲料水を飲んでいるのと一緒。これらはカラダの“ゴミ”となるものを増やすだけです。

「安い発泡酒を3本飲むなら、おいしいビールを1本にする」そうすれば、自然に量も抑えられます。

特にダイエット中は必須ですが!またお風呂後のキンキンに冷えたビールはたまらない♪でも、汗をたっぷりかいた後に飲むものはカラダに一気に吸収されてしまします。お風呂後たった1杯で良いので、お茶かお水を飲むようにしてください。

本来お酒は適量ならとてもカラダに良いものです。「おいしいものを少しだけ」を心掛けましょう。

5 薬・サプリメントの摂取

お酒や飲み物と一緒で、薬やサプリメントにも化学的なものがたくさん入っているので、腎臓にだけでなく肝臓、胃腸など様々な臓器に負担がかかります。すると、脂肪燃焼どころではなくなります。

医師から処方されているのは別として、自身で飲む場合は、(頭痛薬、胃腸薬、風邪薬、便秘薬、鎮痛剤等)飲みすぎないように、また他に代用できないかを考えましょう。

6 煙草量 

ダイエット=禁煙も常識!ですが、無理にやめると口寂しくなりつい食べ物に走ってしまいがちです。

また、無理に禁煙をしてストレスで肺に穴が開いてしまった方もいます。そのくらい、ガマンはカラダにストレスを与えます。健康のためにとやめてもこれでは意味がありません。やめた方がいいに越したことはないのですが、無理やりやめる必要はありません。

喫煙で最も良くない吸い方は、「習慣化」です。目覚めの一服、食後の一服、休憩で一服、とどうしても吸いたいわけではないのについ習慣で吸ってしまう。このパターンが多いようです。「吸いたいときに吸う」にとどめると、意外に本数が減らせるかもしれません。

ダイエットに厳禁なのは、目覚め、空腹時、寝る前です。これだけは守ってください。

7 入浴時間

ダイエットに入浴は必須です。また美肌にも入浴は必須です。「毎日半身浴を20分」となるとハードルが上がってしまうので、「5分でいいから毎日入る」「汗がじわっと出てくるまで入る」など自分なりのルーるを作って実践するとよいでしょう。

効果①:血行促進 

血流を良くすることは冷えの解消にもなります。脂肪の付きやすい場所は、冷えているところ。脂肪は断熱材の役割を担っています。だから、カラダに常日頃「冷えてないです。血行がいいから脂肪は間に合ってますっ!!」と示さなくてはいけません。これが脂肪を付かないカラダにする秘訣です。

また、くすみ、クマは血行不良のサインです。どんな美容液を塗るよりも、効果的。また上記はスチーマーのような効果があるので、うるおいにも欠かせません。

効果②:発汗 

最近ではどこに行っても空調が整っており、汗がどんどん出にくくなっています。汗が出にくくなると、汗の出る機能が衰え、さらに汗が出にくくなります。常日頃汗腺を鍛えておく必要がります。

効果③:自律神経を整える 

入浴することで胃腸の働きが良くなります。胃腸が元気なことは、ダイエットでは必須。消化して排泄機能が活発になることで、より早くカラダの中をキレイにすることができます。

入浴によってリラックスモードに切り替えることで良い睡眠も促し、若返りホルモンも分泌されやすくなり、お肌もより若々しくなります。

8 運動量

「痩せたいなら毎日ジョギングを2時間してください」と言われても絶対にできないですよね?痩せるためには運動が必要。でも時間のかかるものならできないし、運動が嫌いな場合はつらいだけ。運動はしなくても大丈夫。

でも、エレベーターを階段に。行ける範囲なら車でなく自転車で。座るときは寄りかからないで、足も組まないで。膝をくっつけて座りましょう。立ち方、座り方、歩き方、姿勢、毎日の何気ない心がけで、「1日0分運動」で筋肉はフル稼働できます。

9 便通

排便はカラダにとって一番のデトックスです。便秘に慣れてしまうと、1日2日でなくても当たり前になってしまいますが、食事の回数出るのが理想です。

カラダに便が溜まっていると、栄養吸収が悪くなるため必要以上に栄養を欲してしまいます。カラダに毒を溜めこんだままダイエットに挑戦してもうまくいきません。まず、カラダの中の毒素を排泄し、腸の働きを良くして毒素が溜まらないカラダ作りをするべきです。

10 排尿

排尿もデットクスの一つ。ゴミは少しでも減らすべき。1日5,6回は行っていただきたいです。なかなか行かない方は、時間を決め、その時間に必ず行くようにすると、自然に出るようになります。

ガマンをしていると、排尿をつかさどる筋肉がバカになってしまい、「トイレに行きたい」と感じなくなります。トイレも習慣化することで、出やすくしていくことが必要です。


** 食欲が止められないのは、何も意思が弱いのではなく、カラダが欲していてその“要求”にこたえようとしているだけです。カロリーを欲しているのはカロリーを必要とカラダが感じているからです。
まずはその“要求”を『ガマン』することを考えるより、“要求”が出ないカラダ作りが必要です。それには、生活習慣をカラダのバランスを整えるように改善していかなくてはいけません。**

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