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社会人から医者になった方法

はじめまして、臨床医の森下(仮)です。
平凡な社会人から平凡な医師になった方法についてお話します。

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花粉症の時期は筋トレをして鼻閉を解除しています。
鼻は通るし筋肉もつくし一石二鳥です。

今回はそんな一石二鳥を意識した内容です。

将来AIに仕事がとられるかもしれない!
と世間を賑わせた論文を覚えているでしょうか。

オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授が手掛けた
「The Future of Employment: How Susceptible are jobs to computerization? (2013)」という論文です。

オズボーン教授はその論文から7年後に「THE FUTURE OF SKILLS EMPLOYMENT IN 2030」というレポートを発表し、2030年の社会を生きるうえで必要なスキルを発表しました。

今回はそのレポートを少しだけ紹介して

じゃあどうしたら良いんだ!

ということについて考えます。

1.必要とされるスキル

2017年に発表されたこのレポートでは、2030年に働くうえで必要とされるスキルのランキングが掲載されています。

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その1位は戦略的学習能力(Learning Strategies)、そして10位はアクティブラーニング(Active Learning)でした。この2つは、レポート内でも重要視されておりレポート内で以下のように触れられています。

Learning Strategies and Active Learning – 
the ability of students to set goals, ask relevant questions, get feedback
as they learn and apply that knowledge meaningfully in a variety of contexts – also feature prominently.
 戦略的学習力とアクティブラーニングは、学生が自身でゴールを設定し、質問を行い、フィードバックを得て知識をさまざまな場面で役立てるために有意義なものである。

目まぐるしく変化する社会に対応できる能力、とも言えるかもしれません。

重要なことは

自分で目標を設定すること
自分で目標までの戦略をたてること

社会があまりにも早く変化するので、場当たり的に勉強したり、興味本位で資格をとったりしていると、本当に必要なことに費やす時間が無くなってきました。

今もこれからも目標の設定とそれを戦略的に達成する計画が必要ということです。

2.戦略的に目標を達成する

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たとえば「給料を上げたいな」と思ってその方法を考えた結果、出世が必要という結論に至ったとします。
出世のために必要な事柄を調べてその目標を設定してクリアする、
上図のように多くの方が自然と行っていることと思います。

敢えて文章に表すと下のような感じでしょうか。

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まず出世に必要なことを要素別に分解する。

自分の努力で何とかなりそうなもの、自分の努力ではなんともならないもの、をそれぞれ区別する。

自分の努力でなんとかなるものを大要素として挙げる。
(例では、大要素A → 簿記2級合格)

つぎにその大要素Aを得るための小要素を設定する。
(例では、少要素aとして勉強をあげています)
少要素は細かく具体的に設定されたもので、日単位あるいは週単位で達成が可能なものを設定する。

モチベーションをもって少要素を達成していく。
ーーーーーーー
ここまでは比較的簡単に決めることができると思います。

少要素を達成するために必要なスキルやモチベーションについては今後記事に挙げる予定です。

3.社会人から医者になった方法

この記事でお話したいことはここからです。

項目2でみたように少要素の達成は大要素の達成につながり、いずれ目標を達成することにつながります。

しかし、各少要素、大要素は特定の目標にしかつながらないのでしょうか。
言い換えると各要素を他に活かす方法はないのでしょうか。

その方法はあります。

実際に私が使用している方法をご紹介します。
医学部への編入ができたのもこの方法のおかげと思っています。
私は勝手にニューラルマップと呼んでいます。

イメージは下図です。

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大きい紙を用意する。(私はA3を使っています)
1・目標とその理由を箇条書きする
 ーどこでもいいです
 ー恥ずかしがらずに本能の赴くままに理由を書きます
2・目標達成のために必要な大要素を書く
 ー自分の努力で可能なことと不可能なことを分けて記載します。 
3・大要素に必要な少要素を書く
 ー達成可能なもので、押しつぶされない程度のストレスで設定します
4・心の赴くままにカラーペンでつなげる
 ー新たな目標や要素が出現したらどんどん加筆修正する
 ー大と小はつなぐことができますが、目標は大としかつなげません。
5・見つめる
 ー本当にコレ必要か?と思えばどんどん削除する
 ー経験上、最初は張り切りすぎます。絶対出来るレベルか確認
6・月に1度くらい見直す
 ー自分が頑張っているところをチェックします
 ーシールでもチェックマークでもOK

※各少要素の達成には、読書術、モチベーション、批判的思考などのスキルを活用します。

医学部学士編入を目指す受験生を応援していた頃にも活用しました。
合格に必要な学力をお伝えして、それに至る方法を一緒に考えてマップを作成して一つ一つクリアしました。
試験合格にも十分に使えるのですが、ライフイベントにも使用できます。

RPGゲームが好きな方なら経験値を貯めてレベルアップする感覚、といえば通じるでしょうか。

自分で作って自分に使ってみて、他の人にも使ってみたらなんか良い感じ!

と思えた方法だったので紹介しました。
科学的に検証したわけではないため、ふわっとした回答になるかもしれませんが、ご不明な点があれば質問ください。

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