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若手社員がGWに読んでおきたい本をご紹介(後編)

前回に引き続きちょいメシメンバーが選ぶ、若手社員がGWに読んでおきたい本をご紹介したいと思います。

前半の様子はコチラへ。


キシ:このへんで少し実用的な本も紹介したいなぁ。是非、若いうちから課題探求→問題解決のアプローチは抑えておいてほしいので、齋藤 嘉則の新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術をおすすめする。読みやすくて実践的な記載が多いよ。

森下(仮):なるほどー。確かに最近はSTEM教育といって、小学生のときから課題探求を教え込むらしいからね。課題探求や問題解決ってのは重要視されているね。

キシ:そうそう。癖付けが必要なの。こういうのって新入社員研修で学ぶこともあるんだけど、ほんとんどの人が活かせてない。50代になってもできない人ばかりなんだよね。

森下(仮):学生に「自分は周りに影響を与えられるか?」という質問をしたときに、世界の中でも日本はかなり低い値だったらしい。課題感を見つける能力の低さ、問題解決の自信のなさみたいなのが現れているように思う。ま、平和ってのもあるかもだけどね。

キシ:いきなり大きな事は難しいよね。だから50cm革命という、身の回りから変えていこうとする気持ちが非常に重要だけど、これも訓練しないと定着しないんだよね。このスキルは武器になるから必ず身につけてほしい。


森下(仮):自分からの最後一冊は少し趣味というかマインド面の話をしたいんだけど、小池龍之介の平常心のレッスンをおすすめしたい。

キシ:それはまた随分と色が変わったね(笑)

森下(仮):やっぱり若手社員のときって経験が浅いから焦ったり迷ったり色々するじゃない?そのときにこの本の存在があると良いと思ったんだよ。少し好き嫌いが出るかもしれないけど、仏教系の思想なのでメンタリングにも使えると思うよ。

キシ:なるほどねぇ。確かに。若手社員は孤独にもなりやすいから、この本をメンターに添えると良いのかも。読んでみたいと思ったよ。

森下(仮):社会人は時間を作るのが難しいこともあるから、GWでかつあまり外に出られない今こそこういう本をじっくり読んでみてほしいなぁ。

キシ:あー、それすごいわかるわー。時間のとり方大事。


森下(仮):んじゃキシの最後の一冊は?

キシ:オレも少し趣味的なものになるけど、ケリー・パターソンのダイアローグスマートをおすすめしたい。先に謝っとくけど絶版です。

森下(仮):絶版してるんかい(笑)

キシ:自分もかなり不思議な手に入れ方した本なのだけど、まぁ今でも買えないことはないので許して。この本は正直人生で一番ショックを受けた本とも言えるコミュニケーション本なんだ。

森下(仮):コミュニケーション本か。若干怪しいな。コミュニケーション本ってなんかフワフワしてたり、最終的に「うまくやろう」みたいな落ち着き方するよね。コミュニケーションって定義が曖昧でスキル化難しいんだよね。

キシ:わかる。でも、この本に書かれてるのは「うまくやるため」のコミュニケーションじゃなくて、「物事を解決するため」のコミュニケーションなんだよね。しかもびっくりするくらい理論的で、読めば読むほど自分の中で言語化できていないことが言語化されてる。ちょっと焦るくらいに。

森下(仮):へぇ。そうなんだ。自分でコミュニケーション上手を豪語するキシが言うならそうなんだろうね。

キシ:でも、気をつけたいのが、この本、コミュニケーションを真面目に考えたことがない人が読んでも、なんにも響かないの。何人にも読んでもらったけど、コミュニケーションを軽視してたり諦めてる人には、全然響かない。なので、本気でスキルにしてやろうって思う人はぜひ読んでほしい。

森下(仮):コミュニケーションって最後の砦として生きてくるからね。一度はしっかり考える機会を設けても良いかもね。医者をやっていても、「伝達」だけで満足してる人は失敗に結びつきやすいとか、コミュニケーションってのは侮れないと思わされることが多々ある。


ということで計6冊の書籍を紹介させてもらいました。有名な本ばかりだったかもしれませんが、ビジネス書も数多く読めば良いというわけではありませんし、ちょいメシプロジェクトに共感いただいた方であれば、ぜひ読んでいただきたいなと思います。

もしよかったら感想とかいただけたら嬉しいです。



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