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juno moneta
2018年5月5日 15:48
研修医として外科を回っていた時、膵臓癌の60代男性の患者さんがいました。転移もしており、痛みを伴う末期的な状態でした。ご家族が面会にみえる事は少なく、外出もされず、大部屋の湿気のこもるカーテンの中、痛みに耐えていらっしゃいました。いつも機嫌が悪く、病棟の患者さんに当たり散らすので、ナースコールが鳴ると、スタッフの顔が強ばる程になっていました。ある休日、何度目かの手術後