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トラウマと私【おまけ】リソース紹介

本編をお読みいただきありがとうございました。
このプロセスの中でわたしが出会い、助けてくれたリソースをいくつか、紹介します。
インスタのメッセージでもよく同様のご質問をいただき、その度にお伝えしていることですが、「合う、合わない」「向き、不向き」があるので、
一概に鵜呑みにせず、ご自身でリサーチして、体験して、「なんか違うな」と思ったら、どうぞその感覚を大切にしてください。

また、私はここで紹介するいずれのリソースまたはツールの専門家ではないので、説明には個人的な解釈が含まれていることが多分にあります。その点はご了承ください。

瞑想

瞑想には何度となく助けられました。はじめの頃は、流派や手法にこだわって、「最適な瞑想」「一番効果のある瞑想」を探して学ぼうとしていましたが、今は、自分が心地よいやり方で、姿勢や時間にとらわれずにやっています。どんな"効果"があるかと言うと難しいのですが、自分の中を絶え間なく流れるいのちに触れられる感覚があり、とても安心します。

毎日きちんと瞑想しているか?——答えはNOです!
毎日したほうがスッキリ、心穏やかでいられますが、どうしても気が向かない日や、忘れてしまう日もあり、それを咎めないようにしています。

思うに、人生そのものが瞑想のようなもので、そんなふうに、「あれ、最近なんかうまくバランスが取れていないな」と気づいたら、戻る。気づいたら、戻る。その繰り返しなのかもしれません。

初心者の方は、ある程度、本やマインドフルネスの講座で基礎を捉えておいたほうがいいとは思いますが、大金を投資する必要はありません。まずは1分でもやってみることが大切だと思います。
英語ができる方でしたら、Insight Timerという瞑想アプリがオススメです。数は多くありませんが、日本語のガイド瞑想音声も提供されています。
私が勝手に名付けた"Sacred Yes瞑想"や、"イラストでいざなうやさしい瞑想"も、瞑想への入り口として、よければご活用ください。


臨床心理士さんとの対面カウンセリング

ネットで「○○(地名) カウンセリング」などで調べて、そこで見つけたとあるカウンセリングルームに行きました。初回の印象(心理士さんのお人柄や、使う言葉や表現、間合いなど)がとても良かったので、そのまま10回程度通ったと思います。他にも、簡単にWeb予約ができることと、立地がよく通いやすいこと、カウンセリングルームが落ち着ける空間であること等を重視しました。
今はもうお世話になっていませんが、オンラインではなく、対面で、——まさに「人との関係性」そのもの中で——安全な環境で自分の話を聞いてもらえるという経験は、癒しに繋がる大きな一歩だったと思います。

IFS(Internal Family Systems、内的家族システム)

アメリカで開発されたセラピー手法の一種です。
「人の心は、多数の副人格(サブパーソナリティー、パーツ)の集合体である」という考えを前提に、セルフ(パーツとは異なるマインドフルな視点を持った意識)と各パーツとの関係性を育んでいく中で、ヒーリングを促します。大切なのは、「All parts are welcome(すべてのパーツは歓迎)」ということです。
参考:日本IFSネットワーク

例えばわたしは最初の記事の中で「死にたい」という気持ちがあったと吐露しましたが、IFS的な観点で言えば、わたしの中に「死にたいと願うパーツ」がいるということです。このパーツも、セラピストの方のサポートの元、歓迎し、迎え入れ、対話したり、そこにいることを感じたりします。単なる「認知の歪み」と思われがちな思考であっても、自分を織りなす大切なパーツとして扱います。

強力で、素晴らしいツールですが、一般に広く浸透しているわけではないので、おそらく対面で受けられる場は少ないはずです。(間違っていたらすみません)わたしは日本人のIFSのセラピストの方に、オンラインでのIFSセラピーを受けています。静かな部屋と良好なネット環境さえあれば、全く問題ありません。もちろん、IFSのセラピストの方も様々ですので、興味があれば、ご自身でいろいろな方を調べてみてください。

NVC(非暴力コミュニケーション)

NVCを全く知らない人に、NVCが何かを伝えようとすると、いつも答えに困るのですが、なんとか自分の言葉で言うと、
「大切なものを大切にできるコミュニケーション方法」です。
他者とコミュニケーションはもちろん、自分自身とのコミュニケーションにも必要不可欠だと思っています。
NVCでは、自分の感情(Feeling)ニーズ(Need)というコンセプトが重要です。私たちは皆、"普遍的ないのちの願い"(ニーズ)を満たすために行動し、それが満たされた時に喜びや幸福を感じ、満たされなかったときに悲しみや恐れなどを感じます。

例えば、わたしが今感じている感情は、「静けさのある」「くもりない」「感謝している」「勇気づけられる」といったものです。
それは、この記事を書くことで、今わたしの中で、「命の力がよみがえる」「分かち合い」「成長」「自己表現」「目的」「クリエイティビティ」といったニーズが満たされているからです。

ニーズが満たされていても、いなくても、自らが持ついのちの願いに触れると、それだけで心に平安が訪れる気がします。
よくスピリチュアルな文脈で語られる「自分とつながる」が、
実際に「今、この場で」できる、力強い味方です。
もちろん、他者とのコミュニケーションにも適用できるので、パートナーシップや親子関係に悩んでいる人にもおすすめです。
※自分の「感情」と「ニーズ」が何かなんてわからないよ、という方、もちろん私も即座に自分の感情とニーズを推測することはできません!NVCでは「感情リスト」と「ニーズリスト」が用意されています。日本語版の公式リソースはこちら。他にも、NVCに携わる方々が独自の解釈や表現で作成されています。
参考:NVCジャパン・ネットワーク



尚、私は上記以外にもコーチングを受けたり、偉大な本に助けられたり、
何よりも、惜しみない愛を注いでくれるパートナーに支えてもらったりと、たくさんの人やモノに助けられています。わたしに手を差し伸べ、まなざしを向けててくれたすべての存在に、感謝します。


以上がメインのリソースですが、
何度か離れて結局また戻ってきたものや、
逆にここには書いていないけれど、「これいいかも!」と思って始めたけれど、何回か続けるうちに「やっぱ違うな」と思ってやめたものもありました。
何か一つに固執する必要はないし、私たちには、いつでも、自分の考えや方向性を変える権利があります。


みなさん一人一人にぴったりのリソースに出会えますように。

ドリゼラ


お読みいただき、ありがとうございました。わたしという大地で収穫した「ことばや絵」というヘンテコな農産物🍎🍏をこれからも出荷していきます。サポートという形で貿易をしてくれる方がいれば、とても嬉しいです。