ドリゼラ

「ギョッとする絵でホッとする」をメインテーマに、生きづらさやスピリチュアリティに関する…

ドリゼラ

「ギョッとする絵でホッとする」をメインテーマに、生きづらさやスピリチュアリティに関する変な絵をインスタに投稿中。いつの間にかフォロワーさん1.5万人。 https://www.instagram.com/drizella_jpn

マガジン

  • <全3回>「ありのまま」について改めて考える

  • <全4回>トラウマと私

最近の記事

【人生は自分とのデート】2024年のデートプラン(プランシート無料配布中)

長い間、 自分のこころと、身体と、生活を慈しむなんて、 身の程知らずだし、自分には似合わないことだと思っていました。 そういうのは、雑誌に出てくるようなきれいなモデルさんや、 丁寧な暮らし系インフルエンサーがやるものであって、 わたしには、そんなことをする価値はないと信じていました。 それが、セルフケアやトラウマケアに励み、 「安心しても死なない」 「自分を大切にしても怒られない」ということを学ぶにつれ、 少しずつ、自分の暮らしを大切に思えるようになりました。 そうして

    • 【5】シンデレラみたいには、なれない(スピと生きづらさとトラウマとフェミニズムの物語)

      トラウマ治療とフェミニズムについての学びのおかげで、 ハナコは少しずつ、ほんとうに少しずつ、変わっていきました。 自分の気持ちや感覚を否定したりせずに、 ただそのままに感じられるようになりました。 いちいち感情に「よい」「わるい」「波動が高い」「低い」といったラベルを貼らずに、すべてが自分のたからものだと思えるようになりました。 いい気分でも、そうじゃなくても、そのとき、そうある自分のそばにいることができるようになりました。 スピリチュアルな考え方自体は、ハナコはやっぱり

      • 【4】シンデレラみたいには、なれない(スピと生きづらさとトラウマとフェミニズムの物語)

        ハナコは、それからも自助グループに通いました。 ある日の座学で、ハナコはフェミニズムについて学びました。 それまでハナコは、フェミニストというと、 お化粧やおしゃれをせず、小さなことに目くじらを立ててはいつも怒っている男性嫌いの女性たちのことだと思っていましたが、実際は全く違いました。 フェミニズムは、女らしさ、男らしさの型に人を押し込めず、すべての人がありのままで生きられる社会の実現を目指すものでした。 ハナコは、自分がこれまで「女性」というものに対して、つまり自分自身に

        • 【3】シンデレラみたいには、なれない(スピと生きづらさとトラウマとフェミニズムの物語)

          自助グループ当日。ハナコは不安を抱えながら、村役場のすみにある小さな集会室に足を踏み入れます。キラキラした装飾もなければ、音楽もかかっていない、とてもシンプルな部屋でした。 そしてそこで、予想外の人物を見つけました。 なんと、シンデレラの、あの「意地悪な姉」がいたのです。 彼女はかつて、シンデレラをいじめた醜悪な女として、国中から悪口を言われました。 ハナコは、あの有名な「意地悪な姉」というくらいだから、不機嫌でムッとした、悪く言えばまるでおとぎ話に出てくる怪物のような女性

        【人生は自分とのデート】2024年のデートプラン(プランシート無料配布中)

        • 【5】シンデレラみたいには、なれない(スピと生きづらさとトラウマとフェミニズムの物語)

        • 【4】シンデレラみたいには、なれない(スピと生きづらさとトラウマとフェミニズムの物語)

        • 【3】シンデレラみたいには、なれない(スピと生きづらさとトラウマとフェミニズムの物語)

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        • <全3回>「ありのまま」について改めて考える
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          【2】シンデレラみたいには、なれない(スピと生きづらさとトラウマとフェミニズムの物語)

          ハナコは、自分に起きた良い変化を、村に住む、 他の悩める女性たちにも伝えたいと思いました。 それに、実を言うと、願わくば、ハナコもいつか本を出版し、 「伝える側」「教える側」の仲間入りをしたいと思いました。 ハナコは小さな商店につとめ、毎月きちんとお金を稼いでいましたが、 『ワクワクしない仕事を手放し、自分ビジネスを始めれば宇宙のサポートが入りすべてうまくいく』と学んだからです。 それに実際、いまの仕事は、特別苦しくもないけれど、 好きではありませんでしたし、自分に合ってい

          【2】シンデレラみたいには、なれない(スピと生きづらさとトラウマとフェミニズムの物語)

          【1】シンデレラみたいには、なれない(スピと生きづらさとトラウマとフェミニズムの物語)

          シンデレラが生まれた家からから少し離れた場所に、別の村がありました。 その村に、ある女性が住んでいました。彼女の名前はハナコです。 数年前、シンデレラが王子様に見初められて幸せをつかんだという話は、彼女が住む村でも大ニュースになりました。 人々はみんな、シンデレラは心優しく、美しく、そして辛い時も希望を見失わずに前向きな気持ちを忘れなかった、素晴らしい女性だと称賛しました。 シンデレラの存在は女性のロールモデルとして語られ、村の女性たちは皆、シンデレラのようになりたいと願いま

          【1】シンデレラみたいには、なれない(スピと生きづらさとトラウマとフェミニズムの物語)

          トラウマとキャリア

          「ホスピタリティ精神のある人」? 「気が利く」「相手の気持ちに立って考えられる」 「優しい」「気遣いがすごい」「礼儀正しくて丁寧」 社会に出て仕事に就いてから、 上長からもらえるフィードバックは大体そんな感じだった。 業種自体はサービス業ではないけれど、 業務の中で私は、人の関わり方や、ホスピタリティ面のことばかりが評価されていた。 だから、数ある部署の中でも、 顧客との密な関わりや、接遇が求められるチームに配属され、ずーっとそこにた。上司からすれば、 "適材適所"

          トラウマとキャリア

          おうちへ帰ろう(自分という "個" の尊重)2

          スピ疲れの日々スピリチュアルの世界に一瞬でも傾倒したことのある人にはわかると思うけれど、ジャンルが無数に存在し、しかも履修科目がべらぼうに多い。 辛酸なめ子さんの著書「スピリチュアル系のトリセツ」では、 スピリチュアル女子の分類として、「占い系、パワースポット系、白魔女系、ハワイ系、前世系、引き寄せ系、陰謀系、アセンション系、宇宙人系」などが紹介されている。(一部抜粋。まだまだある) 興味のある分野を一つ選べたとしても、学ぼう!極めよう!と思うと、えらい疲れる。しかも明確

          おうちへ帰ろう(自分という "個" の尊重)2

          おうちへ帰ろう(自分という "個" の尊重)1

          旅じまいのご提案あなたがもし、何年も、何十年も、 どこか遠くにある(と思っている)「幸せの国」に向かって旅を続けているなら、 残念ながらそんな場所には到達しないので、そろそろ、店じまいならぬ、「旅じまい」することを考えてほしい。 わたしにとって、 それは旅というより、競争だった。 「そこにいるだけでいい」と存在を肯定してもらえたのは赤ちゃんの頃だけで、 多分、5歳か6歳の時点で、「よーい、どん!」の合図を聞き、 「もっと頑張って、もっと幸せに」というレースに、知らないうち

          おうちへ帰ろう(自分という "個" の尊重)1

          なんにもならないセルフラブ

          わたしの「成果」ってなんだろう 「自分を愛する」をテーマに、もっとたくさん記事を書こうとするたび、 いつも自問する。 わたしは、いわゆる「成果」のようなものをあげているだろうか? よくインスタのフィードで流れてくるような 「自愛を極めて現実が思い通り♡」になんてなっていないし、 「自分を愛してラクラク月収7桁!」にもなっていない。 「認定スーパーハイクラスウルトラセルフラブコーチ」とかでもない。(そんなのあるんだろうか) 趣味でイラストや文章を書いていて、ふしぎで嬉しい

          なんにもならないセルフラブ

          「わたし」という大地への帰還〜自分を愛するってなに?〜

          わたしが子どもの頃、「自分に自信がある」のは、恥ずかしいことだった。 自分の存在を「なんかいい感じ」と思ったり、 自分を褒めたり、自分を愛していると言うことは、 気持ちが悪くて、バカバカしくて、 「現状に満足せずにもっと上を目指そう」という文化から強烈にはみ出た、調子に乗った愚か者の考えだった。 「自分を大切にしよう」という声を上げやすくなった今でさえ、 社会が定める「完璧」の基準に達していない自分を認め、 肯定しすることは、ものすごく勇気のいることだ。 インスタの投稿や、

          「わたし」という大地への帰還〜自分を愛するってなに?〜

          自分を愛して願望実現?

          SNSやスピリチュアルな本で目にする、 「自分を愛しましょう!」 「もっと自分を大切に!」というワード。 その通りなんだけど、言われれば言われるほど、 苦しくなったりしませんか。 「自分を愛せない自分」を責めたり、 変わらない現実を見て「まだ足りない」と焦ったり。 過去の私の姿そのものですが、同じことで苦しむ方々に向けて、書いてみました。 願望実現のファーストステップ 願いを叶えたり、 望むものを引き寄せたり、 思考を「現実化」するタイプのスピリチュアルな本には、 たい

          自分を愛して願望実現?

          「ありのまま」をもう一度考える。〜本当の願いと、2023年の目標の提案③〜

          さてさて。心から望むもの。 それが、「弱いまま、やわらかいまま、生きていくこと」や 「弱さや脆さ、不完全さ、ダメなところを持ったまま愛されること」だと分かったところで、それを実践していくのは、 とても怖くて、勇気のいることです。 ありのままの自分を生きるのは、怖い。でも…. ありのままの自分を愛してもらうためには、 ありのままの自分を、見てもらう必要があります。 不完全さや脆さを見せたところで、 相手が去っていかないという保証はないし、 望んでいたつながりが生まれないかも

          「ありのまま」をもう一度考える。〜本当の願いと、2023年の目標の提案③〜

          「ありのまま」をもう一度考える。〜本当の願いと、2023年の目標の提案②〜

          前回の続きです。 さて、新たな仮説が必要だ、というところで、 私たちが本当に切望しているものについて、もう一度考えてみましょう。 「✕や△じゃなく、 ○だから得られるつながり」って、ホントに欲しい? 前回の記事で書いたように、 私たちが心から望んでいるものは、 「つながりや愛」であることは、変わりません。 ですが、「✕や△の自分が、努力していつか ○になれば、つながりに満ちた愛に溢れる人生を獲得できる」という従来のコンセプトは、 そもそも、私たちが欲しいものを正確に表して

          「ありのまま」をもう一度考える。〜本当の願いと、2023年の目標の提案②〜

          「ありのまま」をもう一度考える。〜本当の願いと、2023年の目標の提案①〜

          2022年もいよいよ終わりを迎えようとしています。 今年1年を振り返り、来年の目標を立てている方も多いのではないでしょうか。 実を言うと、年末年始がちょっぴり苦手です。 人混みが苦手で初売りもあまり楽しめず、 何よりも、 「さあ!新しい1年だ!去年は結局何もできなかった・・・今年はこれを達成しなきゃ。完璧で、でも実践可能な目標を立てて、今年こそは変化の年にするぞ!」と、 どこかで自分を追い込んでしまいがちなところがあるからです。 今日は、今までずっと考え続けてきた大きなト

          「ありのまま」をもう一度考える。〜本当の願いと、2023年の目標の提案①〜

          ありがとう、1万人。

          いつもご覧いただいているみなさんのおかげで、 フォロワーさんが1万人を超えました。 ここでちょっとだけ、これまでの軌跡と、投稿する上でのポリシー・大切にしていることを書き残しておきたいと思います。 すべての、はじまり。 自分だけが入っているグループLINEを作り、 メモがわりに使っています。 インスタを始める前の、2021年の初めに、 わたしは、こんなことを残していました。 この頃、わたしは長年の(というか、物心ついた頃からの)生きづらさに始めて真っ正面から向き合い、 少

          ありがとう、1万人。