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採用、人事担当者必見!現代の日本採用市場の変化

◆ご挨拶

皆さま、初めまして。
株式会社DRIXの椎名と申します。
ご閲覧いただきましてありがとうございます。

本記事の筆者である私、椎名は現在IT企業を中心に採用支援をしており、
主にRPOプロジェクトを担当しております。
※RPO(Recruitment Process Outsourcing):
弊社ではエンジニア採用を中心に採用における方針の策定、
計画立案から母集団形成、応募者対応などを企業様の”バディ”として
サポートしております。

写真はクライアント先へ訪問時に撮ったものです。

今回の記事では、今まで数十社企業様を担当させていただいた中で、
非常に多くご質問頂いたことについて、ご紹介させていただければと
思います。
採用活動をされている人事の方々や採用戦略を策定している
企業経営や事業部のマネジメントをおこなっていらっしゃる方は、
ぜひご一読いただけますと幸いです。

◆本記事でわかること

近年、採用市場は労働人口の減少や働き方改革、リモートワークの普及など様々な要因により、過去にない非常に大きな変化を遂げています。
新卒・中途採用をご担当されている皆様が採用成功を導くためには、
これらの変化を理解し、柔軟に対応することが求められています。

その中で今回は特に、採用市場の現状分析から新たなトレンド、業界別の
動向まで幅広く考察し、企業様ごとの人材確保に取り組む上で必要な事前
準備としての情報をシェアできればと考えております。

本記事を参考に、採用市場の変化を捉え、企業が今後の人材確保に向けた
戦略を立てるためのヒントを得ていただけますと幸いです。


1.現在の採用市場で起きていることとは?

すでに感じられている方も多いかもしれませんが、現在の採用市場はコロナの終息をはじめとしたいくつかの要因から、日本はかつてないほど労働力
不足といわれる時代に突入しようとしております。

実際にパーソル総合研究所によると、2030年には労働需要が約7,073万人に対して、労働供給が約6,429万人で、約644万人の人手不足が予想されております。

【出典】株式会社パーソル総合研究所「労働市場の未来推計2030」

2. 人手不足が深刻化している原因とは?

2020年から2023年までに起きた事柄を踏まえ、人材不足が深刻化している原因を大きく分けて以下のようにまとめます。

■新型コロナの影響

2020年から続く新型コロナは、世界経済に大きな影響を与えました。
感染拡大のリスクを軽減するため、企業はリモートワークの導入や
オンラインでの業務遂行を迫られました。
この結果、IT分野の専門家の需要が急増しました。

その一方で、以下のエンジニアの求人倍率推移のグラフが示しているように、エンジニアの人材不足が顕著になっており、供給量は増えているものの、それ以上に需要が増しているのが現在の採用市場となっております。

【出典】一般職業紹介状況[季節調整値(除パート)](令和5年2月分)

■高齢化社会と人口減少

日本は世界で最も高齢化が進んだ国の一つであり、
その影響は労働力にも及んでいます。
それ以外にも以下のような理由から人材不足が発生していると
考えられています。

◯労働力人口の減少
高齢化社会と人口減少が進むことで、労働力人口が減少し、
経済活動に従事する人々の数が少なくなります。
これにより、企業が求める人材を確保することが難しくなり、
人手不足が深刻化しています。

◯産業構造の変化
人口減少に伴い、市場規模が縮小することで、産業構造に変化が生じます。例えば、建設業や製造業などの労働集約型産業が縮小する一方で、
ITやサービス業などの知識集約型産業が拡大する傾向があります。
これにより、一部の職種で人材の需要と供給のバランスが崩れ、
人手不足が生じています。

◯若年層のキャリア意識変化
高齢化社会と人口減少が進む中で、若年層のキャリア意識も変化して
います。安定志向が強まり、正社員を求める人々が増える一方で、
フリーランスや起業を志す人々も増加しています。
これにより、一部職種では正社員としての雇用が減少し、
人材不足が深刻化しています。
また、若年層の働き方や価値観が多様化しており、柔軟な働き方や
ワークライフバランスを重視する傾向が強まっています。
これに対応できない職種や企業では、求職者数が減少し、
人材不足がさらに深刻化しています。

【出典】総務省「令和4年版高齢社会白書(全体版)」

■人材のミスマッチ

効果的なスキルマッチングができていないことで、求職者と求人の
ミスマッチが発生し、人材不足が深刻化しています。
主な要因としては以下のように求職者と企業それぞれの抱えている課題が
原因として挙げられます。

<求職者側が持つ課題>
①スキルによるミスマッチ

技術の進歩や業界の変化に適応するため、継続的なスキル習得が求められます。しかし、十分な自己研鑽ができていない場合、企業の求めるスキルを
満たせず、ミスマッチが生じます。

②情報不足
求職者が適切な求人情報や企業情報を入手できないと、自分のスキルや
適性に合った職種・企業を見つけることが難しくなります。
その結果、ミスマッチが発生することがあります。

<企業側が持つ課題>
①採用基準の適切性

企業は、求職者の能力やポテンシャルを正確に評価することが重要です。
過去の経験に偏った採用基準では、適切な人材を見逃してしまう
可能性があります。

②求人広告の不十分さ
企業が求めるスキルや職務内容を明確に伝えることが大切です。
求人広告が不十分だと、求職者に適切な情報が伝わらず、
ミスマッチが生じることがあります。

③研修・教育の不足
企業が適切な研修・教育体制を整えることで、求職者のスキルを磨く
機会を提供し、人材不足の解消につながります。しかし、研修や教育が
不十分な場合、求職者のスキルが十分に発揮されず、ミスマッチが
生じることがあります。

3. 採用トレンド・採用戦略まとめ

これらの状況を踏まえて、現在の採用市場において重要なことは
市場の大きな変化を理解し、柔軟に対応することが新卒・中途採用の
成功に繋がります。
労働人口減少やリモートワークの普及により、企業は高いスキルを持つ
人材を獲得し、従来の採用手法を見直すことが求められています。
採用市場の変化に対応する戦略を立てることが、企業の人材確保に向けた
重要なステップとなります。

◆最後に

ここまで現在の採用市場で起きていることについて述べてきました。
皆様の企業で1人でも多く、“Driver(夢中になれる人)”な人を採用するためには、従来の採用方法を見直す必要があるかもしれません。

ぜひ、本記事をご参考にしていただきながら、企業様にあった
最適な採用戦略を選択していただけますと幸いです。
もしご質問等ございましたら
こちら からお気軽にお問い合わせくださいませ。

また今後も採用/人事系の情報を発信させていただきますので、
よろしければフォローといいねをよろしくお願いいたします!
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本記事をお読みいただき、誠にありがとうございました。

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