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プロレタリアート

#危ない読書

#堀江貴文

#佐藤優

「はたしてミスタービッグはキャリーブラッドショーにとってミスターライトだったのか?/キャンダス・ブッシュネル」


ブルーカラーのハイティー

まえにツィッターでそんなつもりではなかったけれどホワイトカラーらしき人(高学歴高収入な)に英国に行った時のティータイムについて、その人の紅茶の飲み方はイギリスではいわゆるブルーカラーの飲み方だとツィートしたら140字程度のツィッターでも怒りを感じられる憤慨をあらわにされた。

なんでもエディンバラ城を眺めながらのティータイムでその方にとっては海外での優雅な時間をすごす自分にたいしての嘲笑のように取られたのかもしれない。そんなつもりはぜんぜんなくて、ホントに熱く濃いめにいれた紅茶にたっぷりのミルクをいれる飲み方はイギリスではブルーカラー独特の飲み方なのだけど、そういうから。

サーの称号がつく「ブルーカラー」もいる英国でガーデナー(園芸家)の社会的な位置づけは日本とは比べ物にならない。アーティストみたいなモノであり、しかも美観を損なわない環境整備に貢献する役割りはお国柄とも言える。オーバーオールを着た姿がイメージされる庭師や園芸家のスタイルでマグカップに熱く濃いめにいれた紅茶にたっぷりミルクをいれて飲むティータイムはいつもチャップリンの「モダンタイムス」を思わせるシーン。私はこれはどの階層にいてもおなじ時刻にはすべてを投げ出してティータイムをとる英国人に今こそ習うなにかがあるような気がした。

ブルジョワジーの森のきのこ

ホリエモンチャンネルで最近スゴいシーンをみたけど「とにかく、ここに(ホリエモンチャンネルの番組内)いてる人たちはリモートでもなんでも大丈夫な人たちだから」とホリエモンが言ったところで私はずり落ちそうになった。炎上というSNSの世界だけの大騒ぎの現象があることもホリエモンで知ったぐらいだけど、これは大丈夫なのかな?って。

コロナ禍でなにを言っても叩かれた人にはふだんから怒りを溜め込んでいるのもわかるけど社会的な弱者や通勤を余儀なくされる一般労働者にはまた炎上しそうなひと言でこれは最近ホリエモンチャンネルを見続けている私にはそういう意味合いで言っていない事を感じた。

もっとちがうイヤミで言ったひと言。

すぐに上京したばかりの大学生だと友達いなくて孤独で辛いだろう(んなワケないだろう)、という話にしていたけれどこれはふだんからリベラルを掲げる人への完璧なオマージュだと思った。

「いかに社会的な立ち位置が違う人にその危機感など最初からわからないだろう、という意味で。/森を見て木をみない感覚」

ホリエモンのInstagramではよく美食の写真がアップされる。最近では盛りすぎな松茸が印象的。ゴージャスだと思うけど松茸の香りを思うとシンプルな土瓶蒸しでほんの数本の国産の松茸を味わった記憶が思い浮かんだ。

トリュフと並んで森の中の西洋のグルメである松茸的存在のポルチーニ茸は昔から乾燥きのこで干し椎茸みたいな感じで高級輸入食材スーパーには存在している。

20年ぐらい前は成城石井で見た時はもっと高かった気がするけどものすごく安くでカンタンに手に入りやすくなった。

ようするに、私は20年前と比べたら生活のある側面では豊かに変化しているところも現実にある。ポルチーニ茸はそのごく一部で探せば至るところにあったりする。

ゴージャスを嫉妬させるならどのぐらいゴージャスを知っているか、だと思う。

盛りだくさんならゴージャスかというとそうでもなく独自性のある感受性がホワイトカラーやブルジョワにいつもジェラシィを感じさせるのだった。

ラザニア三昧のハイティー

私は土日と現在は月曜日も休みなのでどのように過ごすかというと、ずっと外出が規制された時期だったのでほとんど家からでない。外に出るのもひと気が少ない早朝にしているし、これもまたその時間帯にしかないモノをみつけた貴重な時間。

掃除、洗濯、あとは1日中ハイティー(夜間のティータイム)に突入するための料理になる。

軽い夕食込みの延々続くティータイムということでよくラザニアを作る。

夏の間はほうれん草とズッキーニをたっぷり使った、しかも大葉でジェノバペーストを作りカットした時にぷ~んと青じその香りが立ち上るヘルシーなラザニアにした。

生の有機栽培のバナナをたっぷり使ったバナナブラウニーとともに。

秋になってポルチーニラザニアのためにスーパーで高くなりはじめたミディトマトがどっさり¥200で安売りしていたのをみつける。残っていたイタリア産ドライトマトとオレガノ、オーガニックの赤ワインでとんでもなくおいしい甘みのある自家製ミートソースをまず作った。ポルチーニ茸はその香りをリッチに味わいたくてぜんぶ水でもどす。コツは戻し汁をホワイトソースにいれるとポルチーニの香りのソースができる!レシピの量なんていつもはるかにこえたリッチ感。

20年前に通った料理教室サロンでリッチなレシピを再現してだらだら1日中好きなようにお茶と料理を味わいながら本を読んだりファイルを整理したり、こんな風に思いを書いてみたり、プチ稼ぎをしたりしながら。

まるでこれは時間など気にしないで延々と続く3月ウサギのティーパーティーのようかもしれないと。

Tuesday/closetfreak