"FLEX Park"とは？
先回の記事ではDream Onという団体についての紹介をしましたが、今回は活動のメインとなる"FLEX Park"についてご紹介します！
"FLEX Park"とは？
FLEX Parkは「Future Leaders' EXperimental Park」の略で、"次なる空飛ぶクルマ"を生み出す人を育むための、次世代イノベーター育成プログラムです。次世代層や社会人といった多様な人達が混じり合い、学び合いながら、新たな未来を生み出すことを目指しています。スポットで開催するミニ版を除き、基本的に1年に1回開催しています。
どんな内容なの？
FLEX Parkは、大きく3つのステップで構成されています。
アイディエーション
未来に関する情報を学びながら、自身のワクワクする気持ちを大切にして、未来を描いていきます。プロトタイピング
描いた未来をカタチにしていきます。モノとして見えるハードウェアや、未来の生活を仮想体験出来るVRコンテンツなどを、プロの方々と共に制作します。展示・発信
出来たものを広く社会に発信し、フィードバックを得ていきます。その過程を通じて、自分で描いた未来に対する反応を学び、次なる行動への糧としていきます。
なぜカタチにして発信することにこだわるの？
一般的な未来構想系のプログラムでは、アイデアを考えて発表するというものが多数です。一方FLEX Parkでは、カタチにして発信するところまでを行うことにこだわっています。その理由は大きく3つあります。
未来のビジョンを伝えるのに必要なため
空飛ぶクルマの開発をする中で、まだ世にないものを他の人に理解してもらうには、抽象的な考えだけでは不十分で、具体的なモノにして示す必要があることを学んできました。本プログラムでも、アイデアの発表に留まらず、実際にカタチにして伝えていくというプロセスを重視しています。
自己効力感の向上
カタチにすることで相手に伝わり、効果的なフィードバックが得られます。自分の考えを認めてもらったり、作品に対して反応をもらうことで、「自分でも新しいものを創れるんだ」という実感が得られ、次なる挑戦に対する自信を獲得することが出来ます。
社会的インパクトの創出
モノには人を惹きつける力があり、写真や動画などを通して共有してもらうことも出来ます。結果、多くの人に知ってもらうことが出来、対象に対する意見や共感してくれる仲間を集めやすくなります。それによって、実現に向けたリソースが集まり、いつの間にか一人の妄想が現実へと転換していくのです。
参加するとどんな良いことがある？
誰も挑戦していないことに挑戦し、世の中から認められることに繋がるFLEX Parkで扱うテーマは、まだ世の中で誰も挑戦していないことばかりです。よって、最初は周りの理解を得ることが難しいかもしれませんが、いつかその未来が必要とされる時がやってきます。その時までコツコツとやっていると、いつの間にかその道の第一人者として世の中から認められることになるのです。
これからの社会で必要なことが身につき、挑戦した実績をPR出来る
VUCAの時代（不確実性が高く、将来の予測が困難な時代）と言われる現代において、正解を作っていくのは他の誰でもなく自分です。そしてその力は、勉強で身につけられるものではなく、自分で色々と試してみることで身についていきます。そうして取り組んだことが貴重な経験として自分の中に残り、また対外的にもその挑戦力が武器となります。
社会で活躍する人達に触れ、アドバイスをもらいながら挑戦が出来る
正解を作る力を身につけるためには、自分で色々と試す必要があると書きましたが、似たような挑戦をしてきた人や、その挑戦に必要な知識を持った人はどこかにいます。普段の生活では出会わなかったり、情報が得られていないだけです。FLEX Parkの場には様々な分野のプロ達が集まっており、何か困ったことがあればすぐに聞ける環境があります。そのような中で、思う存分挑戦をし、失敗と成功を繰り返すことが出来ます。
今後の開催予定は？
FLEX Park 2024年は、8〜11月に愛知県豊田市で開催します。既に募集は締め切っていますが、こちらの記事から開催中の様子を見ていただくことが出来ます。
また、FLEX Park 2025は現在企画中ですが、予定では2024年末頃から東京でプログラムを開始をし、2025年9月の大阪・関西万博出展に向けて実施をしていく予定です。これから募集をする予定ですので、ぜひDream OnのHPをチェックしておいていただければと思います！