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22.大失恋とハイヤーセルフ

日常生活を送れる程度に、自分の力を抑えていた私は、年頃になりました。

大恋愛をし、結婚の約束も交わしました。

このまま幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

となるかと思っていたのですが、私の人生計画は甘くはありませんでした。

まず、彼が難病に侵されます。その影響で、聴力、視力を失う可能性が出てきました。私は福島智氏を知り、指点字でコミュニケーションをとろうと約束します。

しかし、今度は私が病気になり、妊娠が難しいことを知りました。彼の子どもを産みたいと強く願った直後の出来事でした。私の心はここで大きく壊れてしまいました。

人のことには強いのに、自分のことだと、激弱になるのも私の特徴です。

今となれば、運命のストップが全力でかかっていること気にづきます。

当時の私は、自分の人生に絶望しました。

結婚、出産し、愛する人と家庭を持つことが幸せだと思っていましたから。

あまりにも不幸が続くため、彼が氏子になっている神社を参拝した際、
「この関係の采配を任せる」と伝えました。

その後も、色々なことが積み重なり、彼とお別れすることになりました。

別れの夜、やっと一人になった私はベッドにもたれかかり、号泣しました。

未熟な私なりに、精一杯の誠意を示し続けた恋愛でした。
幸せな時間もありましたが、苦しい時間も長かったのです。
なぜ、この結末なのか、幸せになれないのか、自分の運命を呪いました。
(人生計画を立てた自分自身に、文句を言っているわけですけどね)

すると、誰かがそっと肩を抱き寄せてくれるのです。
泣いている私は、そんなことには構っていられませんでした。

それが、誰だったのか、わかりません。

当時は、ご先祖様の誰かが慰めに来た、と思っていました。

でも、どうやら違ったようでした。

大失恋をした私は、この後、仕事に生きることになりますが、仕事もうまくいかなくなり、大きな挫折を体験します。

その挫折を乗り越えた後、ある変化に気づくのでした。

I love you.

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