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21.子どもにまつわる力

思春期に、多次元チャンネルを切った私は、ごくごく平凡な人として生きていきます。

霊感も抑え、幽体離脱もせず、目の前の日常を一生懸命過ごしていました。

そんな中でも、残っていた力がありました。

それが、子どもにまつわる力でした。

どういうものかというと、

知人の顔を浮かべた時に、もうすぐ妊娠する人だと、頭の中で流れ星が見えるのです。

妊娠した後に、おなかを見ると、なんとなく性別もわかります。

一つ厄介だったのは、流産の経験には気づけないことでした。

ふと子どもの話をしてしまい、その方が不機嫌になり、後で、流産をしたばかりだったと知ることがありました。

嫌な思いをさせて申し訳なかったと思い、聞かれない限り、子どもの話をしないようにしていましたが、そうすると、今度は立ち話で偶然、聞かせてしまようなことが、何故かよく起こりました。

何人か見ていて、気づいたのは、そういう人は、その後、必ず妊娠をすることでした。そして、無事に出産もされています。

次に生まれてくる子が、私の口を借りて話しているとしか思えませんでした。

際立った力ではありませんが、ある時まで、この力は自然に使えていました。今は、もう使えません。

今も使えていたら、助産師さんになる道もあったのかもしれませんね。

I love you.

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