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76.地球ったら、私みたいじゃん!

「死ぬ前に会いたいのは、愛する人だなあ」と漠然と思っていた私。

ある時、どうにも彼に連絡しないと、おさまらない、発作のような衝動に襲われました。
メールで連絡が取れず、電話までしてしまうのですが、全く音沙汰なし。

結局、直後に地震が来て、「これかあ」と自分で納得するという始末。

地震の予知はできませんが、地震が来る前には、空ごと頭上から押しつぶされそうな圧を感じ、足元がざわざわと落ち着かなるのです。
この感覚が来ると、私の中では、「自分が死ぬ」という予感になってしまい、

「死ぬ前に彼に会いたい。せめて、声が聴きたい。」
と大慌てになっていました。

地震が来ても、彼からの連絡はありません。

どこにも行き場のない思いを抱いて、泣きながら眠りにつこうとした時、

「はっ!」と気づきます。

我慢して、限界がきて、爆発する私って、今の地球みたいじゃない???

地震は怖い。
でも、地震を止めることはできない。
だから、死ぬしかない。

と、ばかり考えて怖がっていたけど、地球の気持ちは考えていなかった。

私は、地球が、今までされてきたことを思い起こし、「私がされたとしたら・・・」と初めて想像してみたのです。

「うん。私なら、2、3回爆発してる。」

「よく地震程度で済んでるよ。」とさえ思いました。

すると、急に「地球は私なんだ。」という感覚が芽生え、地球が愛しくなってきました。
私自身が、我慢をせず生きることで、地球にとっても、無理のない生き方はできないものだろうか。

そんなことを考えるようになり、「自然との共存」という言葉がたびたび浮かぶようになります。

I love you.

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