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葬式をあげるとき注意する「5つのこと」その四

お葬式を、挙げる立場(喪主、施主)になったとき、どういう風に物事が進んでいくのかを、紹介してます…

前回紹介のおさらい。
「生前に、葬式の話をしておく」
と良いこと。

①どこで挙げたいか。
②誰(どこまで)を呼ぶのか。
 弔辞は、誰に頼むか。
③予算は、どれくらいかけるのか。
 また、誰(どこから)が出すのか
③遺影の写真は、どれを使うのか。
④宗派(檀家になっている寺)は、どこか。
⑤戒名は、どうしたいか。

今回は、④について、お話します。

皆さんは、自分の家の宗派を
ご存知でしょうか?
浄土宗、天台宗、真言宗など、
仏教にはいくつかの宗派があります。

普段はなかなか意識することは
ないのですが、
お葬式をあげるとなると、
知っておかないといろいろと、
面倒なことになります。

我が家は、天台宗でした。
両親の生まれは、岡山県で、
関西には割と多い宗派らしいのですが、
東海・関東エリアには、少ないことが
わかっていました。
また、岡山に、檀家になっている寺も
あります。
(祖父や祖母の法事で、何度か訪れた
こともありました。)

葬儀屋からは、お葬式のお経に
ついては、
①檀家の寺に依頼
②①が、難しい場合、檀家の寺に断りを
入れた上で、他の寺に依頼
(葬儀屋で斡旋可)

という説明と提案があり、
檀家の寺に、連絡をいれると
案の定、遠方かつ、都合があわず
来られない。という回答が。

そこで、選択肢②へ。

じゃあ、ということで、インターネットで
お寺探しスタート。

ところが、最寄りに天台宗がなく
かつ、同じ県内ではあるが、全く知らない寺に
いきなり電話して依頼。
(お寺はたいてい電話しかありません)
というのは、
短い時間の中では、なかなかできること
ではありません。

・また、お布施(お金)についても
 どのくらい用意すべきか。

・49日の法要や、戒名は、檀家の寺に
 依頼するかもしれない。
 (今後お世話にならない可能性がある
  なかでの依頼となる)


と考えると、とてもじゃないですが
できません!!
素直に、葬儀屋さんに依頼することが
ベターです。

ただ、葬儀屋に依頼しても、
うまいこと、宗派のお坊さんが
見つからない場合もあります。

私たちは、そうでした。
天台宗がない…
では、どうするか。

答えは、
他の宗派のお坊さんに
とりあえずお願いする。🙏
です。

一日二日、労力をつかうなら
断然、他の宗派のお坊さんに
来ていただいたほうが、
効率的です。

仏教は、宗派はわかれていますが、
もともとは、一つの宗派が派生した
ものです。
特に天台宗は、その祖ともいえる
宗派だったため。
別にいいな。で、おしまいにしました。

また、葬儀屋経由だと、
一律のお布施料なので、安心です。
(私の場合、120.000円でした。)

当日、お坊さんと、面会して。
挨拶とお布施を渡す場が設けられます。
(通夜当日に、この分の現金が必要ですよ。
 何故カードじゃ無い??)

お坊さんもビジネスなんでしょうね。
故人のことをきちんと聞いてくれて
説法をしてくれます。
また、49日の法要やお墓、檀家のこと
なども確認され、
何かあれば…相談にのりますよ。

とも言ってくれます。

宗派が違うとちょっと、難しいですが
田舎から離れて、違う土地で葬式を
あげることになっても、
こういうところから、お寺と縁が
できる仕組みがあるのだなぁと、
思いました。

無事にお経を上げていただき、
なんとか通夜と、葬儀を乗り切った
私達でした。

つづく

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