#48究極の選択。お金を貰うために頑張らないか、自分で稼ぎ続けるために頑張るかどっちを選ぶ?後者が絶対おすすめ。自立する力を失ってしまうから。(貧困幼少期からNPO代表理事までを振り返る)
鎌倉殿の13人の流れで真田丸を見ていたのですが、最終回を見終わりました。余韻が心をまだ占めています。自分の人生を選択する者としてどう生きるかを学んでいます。
お金を貰うために頑張らないか、自分で稼ぎ続けるために頑張るかどっちを選ぶ?!
児童扶養手当というお金が母子家庭には支給されます。(今もある様子)
これは何かというと、収入に応じて手当を受け取れる金額が変わります。
我が家は母が働くことを選択して過ごしていました。
実はこの児童扶養手当には所得制限があったのです。
所得制限とは、貰える金額が変わるのです。今も厚生労働省のホームページを見ると、変わるようです。
当時はここまで細かかったかわからないのですが、私の母はあまり児童扶養手当を貰えていませんでした。
支給額は所得に応じて変わるため、自立しようと頑張れば頑張る程貰える額は減ってしまうのです。
私は一人ぼっちで寂しがっていることもあり、周りの大人は言うわけです。
『そんな頑張らなくてもいいやん。児童扶養手当満額貰える程度の仕事したらどうなん?頑張っても貰える額減らされるなんて、無駄やで』
(お母さんが家にいてくれる暮らしもいいよね)と思っていました。
母はいつも
『そうやなぁ・・・確かに貰える額が減らされるってなぁ・・』と答えていました。
そんなある日私に母が聞いてくれたのです。
母は都合のいい風に子供をなだめるプロでした(笑)
『あんた、お母さんが家にいたら嬉しいか?』
「うん!嬉しい!今のまま頑張ったら、貰えるお金も減るんやろ?それやったら頑張らんくて良いやん♪頑張らずお金貰える額が増えるってめちゃくちゃ良いやん!お母さんそうしようよーー」
(お母さんは頑張らない方が良いっていうやろな♪)
我ながら何と安直な思想ですね(笑)
『・・・・・やっぱり、お母さんはこの暮らしを続ける方が良いわ』
がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
この暮らしの継続決定!!
「なんでなん??頑張らなくても貰えるお金増えるんやで?」
『あんな、今の会社は良い会社やねん。児童扶養手当を貰いたいし、辞めるのは簡単やけど、あれもなずっと貰えるわけじゃないねん。辞めた後に同じような会社見つけれるとは思わへん。』
『お母さんは児童扶養手当は貰えなくて悔しいけど、それでもそれを貰うために今の会社を辞めるのは勿体ないと思うんや』
どこまでも仕事しかないんかいッ!!と思いつつも、本音は慣れてきたけど寂しいねんで、と言いたかった。とはいえそれは飲み込んで、
「うん。わかった」と答えました。
それでも今思う事は、母子家庭が置かれる雇用環境は難しい面も沢山有って、母の選択は私達親子において間違っていなかったと思っています。
貰うために頑張らない人生を選んでいたら、その後の人生で苦労していたことがもっとあると思うからです。
自分自身楽してお金貰えるなんて良いやんって思ったことがありますが、今は時間と共に若さとチャンスを失うことになるので勿体ないと思っています。失敗はいつしても大丈夫ながらも、挑戦する気持ちになれるだけの心意気は、時間と共に出にくくなると思うからです。
選択に悩むことがあれば、自分にとってちょっと厳しいなって方を選択することを全力で薦めます!
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ささいなことで人生は変わると信じています。
それは、人生の大きな決断の手前にあるキッカケになるのではないかと。
節目を思い出すと決断の前には、ささいなキッカケがあったからです。
見て下さったあなたの何かのキッカケになればと思って綴っています。
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